ズボイミ半魚人養殖場

酒とゲームがあれば生きていける

2022年5月にプレイしたゲームの感想

『仁王』を一通りクリアしました。

『仁王2』を一通りクリアしました。

グランブルーファンタジーヴァーサス』のRPGモードでセーブデータ消えてやめました。

『10 Minutes Till Dawn』を最低限プレイしました。

『CRIMESIGHT』に着手しました。

今月はいいことがありますように。

2022年3月にプレイしたゲームの感想

  • 2022年3月31日21時00分公開
  • 本稿はツッコまれたり気づいたりして加筆・修正する可能性があります

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いやあ。いやー……。無職終了です。仕事決まりました。はい、これを書いているのが3月31日で、明日が初出勤です。長い、あまりにも長い、長すぎるモラトリアムでしたな。人間働かんと頭おかしなるで。さすがに[ピー]年間もダラダラして心壊れかけてました。タスカッタ!

youtu.be

タスカッタ!

どんだけ続くかは自分でも確信持てないし今になってもまだ心理的にフワフワしてるんですけど、やれるだけはやっていきます。もう歳やしな。

そんなわけなんでいよいよ来月からはゲーミング体験の密度を上げていかなければなりません。もうボサッとダラッとゲームすんのは終了だ終了! 気合入れていけ!

 

ELDEN RING

俺が何か意見を具申する必要性を感じませんな。もう何もかも言われ尽くしてるでしょ。99点です99点。

マイナス1点はちょっとばかり雑だったゲームバランス調整。霜踏みがイカれてるのに気づけなかった(あるいは調整する時間をとれなかった)開発、あっという間にユーザーに広まって即座に雑なナーフ、この一連の流れは美しくないですよ。基本ソロゲーだし対戦は刺し身のタンポポみたいなもんなんだから必要なかったでしょこの対応。

評価するべき部分は山程あるんだけど、どうしても一つというと俺としては「ジャンル: 握力」の完全オミットを挙げたい。俺、握力で壁に張り付くゲームは『ライオットアクト』で満足したのでもう二度とプレイしたくないの。『アサクリ』はもうダメ。なんなら『BotW』ですら握力要素のせいだけでキツいくらい。

そこにきてエルデの王は握力に頼らない。壁を経由してどうこうしない。オーセンティックな『ソウル』構文の移動。とんでもねえ場所にある屋根が正規ルートだったり、ほぼ見えない崖をショートカットに使えたり、Wrong Warpが速攻で見つかって30分くらいでクリアされたりしてるのも『ソウル』。それはいいの。俺は握力が嫌いなだけなんだ。

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ラニちゃんかわいすぎ問題。乳を盛るやつは処刑

どうしてもオープンワールドの切り口で評価・判断されがちだけれど、実態としてはオカズの増えた『ソウル』。ちゃっちゃかプレイすればすぐに周回できるし、パーフェクトセーブデータを作ろうというストレスからも解放されたりしている。いわゆる「取り返しのつかない要素」はゲームに必須のスパイスなのだなと再確認させられるということでもある。

2022年本年度、3月時点で最も優れたゲーム。おそらく今年はこれ以上の作品は出るまい。

 

うたわれるものシリーズ

前々からちょっと興味はあったのよね。Steamでセールしてたので全部入りを購入。『散りゆく者への子守唄』『偽りの仮面』『二人の白皇』をプレイしました。

結論から言うと、ちょっと泣いちゃったよ。古くせえジャパニーズスケベテキストゲームから刺激を受けることなんてないだろうって油断してたかな。『二人』を裏面含めてクリアしたとき、「ウォォォォォン!」ってなったもん。中学生かな?

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ジジイのかっこいいゲームに悪いゲームはない

『散りゆく者への子守唄』におけるテキストの品質は凡百のエッチゲームの水準を遥かに超えており、綿密な調査やある種の知性といったものを感じた。プロットも”典型的”でありながら不快感を感じず、結末も含めて「早く、早くを次をやらせてくれ!」って飢餓感が生まれた。素晴らしいことですな。ただ、SLGパートはさすがに現代の水準からすると陳腐なのはご愛嬌。マップ兵器で全部吹っ飛ばすのは楽しいけどね。

『偽りの仮面』は前情報なしでプレイしたんだけど、完全地続きだったってわかったときはオッ!?ってなりましたね(軽度のネタバレ)。気になったのはテキスト部分。ちょっとレベル下がったかな、もっといえばジャパニーズ程度低いラノベチックになっちゃったかなって印象はあった。

それでも世界観は健在だったし、SLGパートはきちっと進化して遊びごたえのあるものになっていたので、クリアまでは違和感・ストレスなし。魅力的なキャラクター群を構築して万全の「次回作に続く!!」はなかなかお目にかかれない。

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双子がスケベなゲームに悪いゲームはない

『二人の白皇』は……もう……言葉がねえな! エルデンリング以上に言葉がねえや! もういい、とにかくプレイしてくれ! 前2作はアニメで済ませるとしても、『二人』だけはプレイしてほしい。俺が言えるのはそれだけだ……

間違ってもアニメ『二人の白皇』から入らないで欲しい。人生損しますぜ。

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感動のあまりサントラをドカ買い

総括

無職を締める有意義な一ヶ月でした。エルデンもうたわれもどっちもやってほしい。いやエルデンは全人類ほっといてもプレイするだろうから、うたわれだな。うん、シリーズ全部やって60時間くらいです。やれ。

2022年2月にプレイしたゲームの感想

  • 2022年3月1日19時00分公開
  • 本稿はツッコまれたり気づいたりして加筆・修正する可能性があります

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いやあ、始まっちゃいましたね戦争。事実は小説よりもって言いますけど本当にやるボケがいるか(実際ボケているのでは?)って全『Call of Duty』プレイヤーが思ったんじゃないかな。日本だって全然対岸の火事じゃなんで、俺たちも筋トレと火炎瓶作成に今のうちから勤しみましょう。え? 火炎瓶はダメ? 知ってた~~ 圧力鍋もダメだかんな!

万が一大日本国が戦争に巻き込まれても人生は続くので就職活動は鋭意続行中です。赤紙が届いたら無職じゃなくなるのかな。

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最新ロシア情報

屍喰らいの冒険メシ

すごい、企画書が透けて見えるようだ。ついに千里眼能力を会得してしまったか? そうですね、『ダンジョン飯』をモチーフにした何かを作りましょうって話だったんでしょうね。ここまで短絡的だとある種の清々しさすら感じる。まあでも優れたコンテンツを真似るのは文化の発展に寄与する行為であり……

ゲーム部分は『ディスガイア』シリーズをベースとして『不思議のダンジョン』風ローグライクの体裁に整えられている。ゲームの進行自体はやや単調だが、メカニクスは魅力的にまとめあげられており、中毒性がある領域に到達している。ただし

それはゲームが正常に動いている間の話だ。上記のようなフリーズが「多発」ではなく「特定の状況下で確実に発生」するという、現代のデバッグならびにQA業務に真っ向から刃向かうような恐ろしい”事件”。こうなるとゲームが面白い面白くない以前の問題で、日本一狂信者の俺ですら公式Twitterクソリプを飛ばしてしまうくらいの異常事態となっていたわけですな。

ゲームの品質でここまで怒り狂ったのは直球だった『じんるい』を除けば直近20年で思い出せないくらいなんですが、さすがに制作サイドも認識していたのか(というかデイワンパッチが間に合わなかっただけだろう)、翌日には修正パッチ配信。恐る恐るプレイするもその後は一切フリーズは発生せず、無事クリアに至りました。めでたしめでたし。

あ、ちなみにプレイ時間がバグってマイナス39000時間とかになる問題は俺がプレイしてた時点では直ってませんでした。まあ、どうでもいいことだろう。

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このレベルのバグに気付かないやついる!!?

先に申し述べたとおりゲーム自体は楽しいっちゃ楽しかったんでそれはそれで良かったんですが、次のパッチで階層ごとにセーブできるようになっちゃって「ローグとは……」ってなったこともたしか。潜在的なフリーズリスクを否定しきれなかったのか、そもそも中断セーブをクラウドにあげてしまえば事実上やりなおし可能と認めたのか、真実は闇の中。

あと、これは俺がクリアしたあとなんだけど一部のアイテムのナーフが入ったりしてたのは見てるだけで不愉快だった。もともとゲームをインフレで破壊させる芸風のデベロッパーが、家ゲーかつソロゲーでそういうことしたらいかんでしょ。ゲームの奥深さを定義するのは最終的にはプレイヤーなのだから。

ゲーム制作はまず骨格から。どんだけ筋トレしてもメシ食ってなきゃダメだと教えられる一作。えっ!? 「冒険メシ」ってそんな奈良ティヴ!?

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ビスケット・オリバかな?


Sifu

PS版かPC版かで迷ったけど結局エピナチに屈した。まともな形でサントラが欲しかったの。

じつのところそれほど期待していなかった。でも「安田さんが好きそうなゲームですね」的な煽られかたをしたため購入を決意。正直ぱっとひと目見た感じのビジュアルが好みじゃなかったんだけどね。

このゲームは、全てが恐るべき完成度にまで高められていると断言することができる。あまり使いたくない表現ではあるが、神がかり的な領域に突入している。インディーでこの品質のものが作れるというのは明るい情報であり、あるいはハードルが上がったとも考えられる。

『SEKIRO』すら凌駕するシビアさの骨子にあるもの、DNAは『GODHAND』。体幹の概念は『SEKIRO』であり、見切った瞬間脳汁が溢れ出る上下段の見切りは『Viewtiful Joe』、地味な見た目の裏に潜むシビアなコンボ入力は『ベヨネッタ』等。そういった良質な3Dアクションゲームからエッセンスを抽出し、確かな作品として構成することに成功している。

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地味な絵すら味

初見での印象が悪かったグラフィックも、そのゲームの内容を引き立てるためにシンプルながら要所要所をおさえ、まさしく勘所を押さえた画作りに成功している。これは『エルシャダイ』が近いだろうか。ありがちなステージコンセプトでありながら、細かい演出とギミック、大胆な表現方法でプレイヤーを引き込んでくる。

極めて良好なプレイフィールを支えるのはそれだけではない。音楽や効果音なども充分な説得力がある。近代のゲームの風潮からすれば異常とも思える難度でありながら、何度も同じステージをプレイすることに苦痛を覚えなかったのは、こうした立役者がいたからだ。

ここ数年のレンジでみても最高峰のゲームであり、今年はまさに今からプレイしようとしている『エルデンリング』とどちらが面白いか楽しみであるという、恐るべき内容。アクションゲームが好き、ではなくゲームが好きならプレイは必須。

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フリーズが多発したのはご愛嬌

 

Ori and the Blind Forest: Definitive Edition

セールで買って積んでたやつを消化。世間の評判に疑問符がついたというのが正直なところ。

たしかにビジュアルは美しいといえば美しいが、単調でギラついているだけとも言えなくもないうえ、派手なエフェクトがゲームプレイを阻害している。メトロイドヴァニア的なマップ構成は機能不全に陥っており、『Celeste』のようなレベルデザインはブラックパックンばりの違和感ある当たり判定にてストレスを噴出させられる。

風ノ旅ビト』なんかもそうだったけど、この手の作品ってビジュアル先行型の評価がなされて肝心要の”ゲーム”部分が軽視されがちな気がするんですよね。良くないですよ、これは良くない。

5年前ならいざしらず、2022年にプレイするには厳しい一本。

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見づらい。とにかく見づらい

 

あすけん

激ヤセに成功した友人がオススメしてきたので参戦。過剰なゲーミフィケーションが俺を襲う! 今の所飽きずにおります。それにしてもこの女、いくらなんでもジャッジがシビアすぎると思うの。マゾ向けかな?

一応「ちょっと運動してるの」「タンパク質は多めに取りたいの」って設定したらアスリート向けみたいな目標を設定されてしまってつらい。かといって今更変更するのも悔しいという。

コレ、ちゃんと運動しないとスコアが伸びないのよね。よくできています。もうしばらく続けます。課金しちゃったしな。

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痩せるから! 絶対痩せるから!!

 

ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~

出たなアトリエオタク! はい、私です。

俺は実家に安心感がないタイプなんですが、やはり実家のような安心感というやつ。近代アトリエに脈々と継承されている悪しき遺伝子である「締切ナシ」は今回も健在。採取・調合要素だけが『アトリエ』であり、他は凡百のJRPGそのもの。そのへんは『ライザ』とまるで同じ。ひどい流れが続いているので期待していなかったが、やはり今回も良い意味で裏切られることはなかった。

これまたあまり変わらない話だが、品質の低さを感じる部分が散見された。顕著だったのはメッセージスキップにかかるウエイト、ゲームの進行を阻害するチュートリアル、バトルのテンポの悪さあたり。もうこういうのはどんなゲームでも「ダメだね ダメよ ダメなのよ」になる共通点なのでいい加減国際基準でも設けて是正してください。

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まったくだよ

バトル・調合のバランスはアトリエに慣れすぎた身としては雑、もしくは簡単で単調といった印象。ゲーム内容にテコ入れがなされていない以上致し方ないことかもしれない。でもぶっちゃけもう飽きてきたづら……

唯一評価できるとすれば、シナリオというかプロット。ほどよく回収された伏線と微妙に仄めかされた伏線はシリーズ展開の意欲を感じる。でもそれだけ。キャラの具体的なセリフまわしが安っぽいソシャゲみたいになってて絶望したよ。

果たしてアトリエは復活することができるのだろうか。

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この瞬間は楽しいといえば楽しい。だが閃きシステムはただひたすらにダルい

 

総括

Sifuをやれ。以上だ。

2022年1月にプレイしたゲームの感想

  • 2022年2月4日19時00分公開
  • 本稿はツッコまれたり気づいたりして加筆・修正する可能性があります

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宣言通り、1ヶ月ごとに区切ってきちんとインプレ書こうと決意しました。もうすでに2月は4日経過していますが、この理由は明白で『屍喰らいの冒険メシ』のせいです。こちらはクリアしたのが2月過ぎてからなので来月に回します。言いたいこと多すぎて今すぐに言葉が出てこないというのもある。

就職活動は鋭意継続中です。そろそろ発狂しそう。

 

ENDER LILIES

巷で妙に好評なメトロイドヴァニア。というよりは『ソルトアンドサンクチュアリ』もしくは『ホロウナイト』の系譜と表現したほうがしっくりくるか。ゲーム業界あるある怪奇現象、唐突に登場した作品のクオリティが異常に高いアレ。4日で実績コンプ余裕でした。

直接的に暴力をふるえないだけでフィジカルがムチャクチャ強カワイイ白巫女リリィちゃんの身体能力を駆使して探索したりバトルしたり。落下ダメージが無いのは英断だと思うの。それ前提のマップ設計だったりするしね、ゲーム終盤のマップ埋め作業が結構快適だった。

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ただマップが入り組んでいるのである程度記憶しておかないといけないことも確か

全体的な難度はそこそこで、クリアするだけなら『ホロウナイト』より若干難しいかな、くらい。コントローラーを投げたくなるようなボスは存在せず、真エンドまで到達するのは類似タイトルと比較しておそらく簡単な部類。正直このくらいの味付けでいいと思うんだわ。

強いていうと、この手のゲームの華であるはずのパリィがあまり機能してないのが気になったかな。一部のボスでは使うんだけど、基本的に他のアクションで処理してしまったほうが強い行動となる。まあ、これは好みの問題……。

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ストーリーテリングも秀逸

アクション・探索・トレハン・シナリオ・グラフィック・サウンド・その他諸々、総合力が極めて高い一本。ジャンル好きならマストだし、見た目が気になるくらいでも触ってよし。できますよ、株式会社Live Wireは……。次の作品が楽しみですな。

 

モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。

👺タイトルが長い

エクスペリエンス作品ですな。『黄泉ヲ裂く華』のガワのうちキャラクター部分だけをモタに変えたってのが一番近い。クソみてえなネーミングセンスはわざとやってるんでしょうけど、正直商売としてはどうやったんやろうね、覚えられんでしょこんなの。

本作の最大の特徴にして特長にして問題点は、やはりレベルキャップの存在。ダンジョン単位で上げられるレベルが定められており、それ以上に強化することはできなくなっている。それすなわち、鍛えて鍛えて俺ツエーはできないということ。ボス戦ではまず確実に最初は負ける。そうでなくても道中でもガンガン全滅する。そういう前提設計で、それ自体はよくできている。

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全滅しまくりながら進む。このプレイフィールは新しいといえば新しい

必然的にボス戦はすべて”神がかり的”なゲームバランスによる戦闘を強制される。ラスボスにいたってはほぼ詰将棋で、俺が作ったパーティーだと「もうこれしか勝ち筋ないやろ」という内容だった。これ、楽しいっちゃ楽しいんだけどダンジョンいくつも毎回それやらされるとさすがにキツいなっていう悪印象が前面に出てしまった。

いやね、やりたいことはわかるんです。よーわかる。バトルをちゃんとやれと。パラメーター上げて力技で攻略すんのはやめろと。昨今のJRPGへのアンチテーゼ、なるほど納得ですよ。でもちょっとこう……もうちょっと……手心があってもよかったんじゃないかな……。具体的に言うと、デスペナルティならぬデスボーナスがもうちょっと多くてもよかったんじゃないか、とか。

達成感はあるけど虚無感と脱力感も同時に来るゲーム。名作あるいは迷作。

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これでパッチでマイルドになっているとのこと。元の調整は正気とは思えない

 

シロナガス島への帰還

がんばりサウンドノベルですな。これで500円はちょっと安くしすぎ。何書いてもネタバレになるのがつらいところ。品質としては『レイジングループ』以来くらいの価格/内容レシオ。なかなかやるじゃん。

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わたしです

シナリオに関する詳述は避けるとして、細部に「がんばって調査して書いたんやな」という表現が見受けられるのはグッド。妄想だけで書かれてるテキスト、最近多いじゃないですか。ギリギリの綱渡りリアリティの構築に挑戦してまあまあ成功している。

ただ、急転直下のシナリオはオチを含めて「?」となる部分が多く、伏線やギミックの類もややちぐはぐだった印象は否めない。これは惜しいところ。中盤が一番盛り上がるやつね。

とはいうものの総合力は高く、またきちんとまとめられており、おまけシナリオも含めてボリュームは充分。サウンドノベルファンならプレイして損はないだろう。

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酒まわりの演出もいいセンいってます

 

ICEY

ほぼ一本道の2D横スクロールアクション。キャラクターを動かす爽快感はかなりの水準で、パリィとコンボだけで延々触っていられる。それはいい。非常にいいんです、ほんとに。

しかしこれはもう個人の感想ですねとしか言い様がないんだけど、メタ表現が絶望的に肌にあわなかった。つまらないとか面白くないとかを通り越して不快ですらあった。速攻で実績埋めてアンインストールしました。二度と起動することはあるまい。

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そういうのいいから

VALORANT

今後は酒呑みながらやるの止めます。関係各位にはご迷惑をおかけしました。

プレースメントでブロンズ2に放り込まれてチンチンがシナシナになってしまいましたが、もう一度這い上がっていこうと思います。G PRO SUPERLIGHT買ったしな。

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もうちょっとコントローラーのプールを広げたい

 

GRIME

メトロイドヴァニアですな。圧倒的にパリィの重要度が高く、敵の攻撃はまず「パリィできるかできないか」を判断するところから始まる。俺好みです。でもスタミナ管理がシビアなのはちょっとね、難しいね。ソウルライク全般いえることだけど、アクションの間の棒立ち状況があるの、好き嫌いあるのもしかたないことなの。

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ゲーム冒頭に表示されるマップ。世界観がわかる。超かっこいい

一にも二にもとにかくパリィなので、キャラクターのビルドは二の次となる。敵の攻撃は一発一発が重く、ボスだと被弾2発で沈むことすらある。ので、ちょい甘めのパリィをガツガツ成立させていくゲームというのが本作の本質ということ。もちろんダッシュで回避もできるんだけど、パリィからは基本的に逃れられない。そういうの苦手な人だとキツいかも。

探索は地味。エンダーリリィズをプレイしたあとだとどうしても比較してしまう。壁をガン見して間違い探しして素振りするのが楽しいかどうかという大いなる命題。

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店売り黄金装備が最強。なんか……既視感が……

シナリオは難解というより理解させる気がないような内容で、「そういうのが好き」な人向け。俺はその器がなかったので、途中から完全に読み飛ばしていました。輪っかのロボも言うとったやろ、「モウチョット グタイテキニ オネガイシマス」って。

ラスボスを倒した達成感はなかなかのものだったが、実績コンプしようという気にはなれない。なんとなく”ツラい"一本。

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細かく切り取ればかっこいい。全体的には意味不明

総評

今月さわった中だと、とにかく『ENDER LILIES』が際立っていた。隙のないゲームという表現がしっくりくる。万人にオススメ。ほかは基本横並びだけれど、『シロナガス』は悪くなかった。

2月も週1本ペースでゲームクリアしていきたいです。

2021年にプレイしたゲームの感想

  • 2022年1月4日11時10分公開
  • 本稿はツッコまれたり気づいたりして加筆・修正する可能性があります

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歳を食うと時が経つのが早いだなんて申しますが、まさにそのとおりでして、1年があっという間に経過した事実に戦慄し、背中に嫌な汗を感じながらこれを書こうとしています。

2021年……2021年かあ……。なんやったんやろうなあ……。そうですね、やっていたことといえば就活です。俺がこういうこと言うと「すわ反社の隠語か!?」なんて身構えられかねませんが、そんなことはありません。至極まっとうな就活に一年中挑み続け全敗しました。

もうこうなってくると人類滅びたほうがいいんじゃね? って気持ちが強く強く湧き上がり、今年の抱負は決まりました。Twitterの方にも書いたとおり、

  • 週4回のペースで朝にジムに行く
  • 週1本ペースでゲームをクリアする
  • 就職するor宇宙ごと地球を滅ぼす

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ルドラの秘宝を会得しちゃうぞ

年末までに就職決まらなかったら世界は崩壊します。今年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。できれば仕事斡旋してください。なんでもやります。ん? いまなんでも

ではなく。ゲームの話をしよう。

今年、ゲームやってた手応えが全然なかったんですよね。別のことをやっていたといえば聞こえはよく、同じことばかりやっていたといえば真理に近づく。じゃあ一体何をしてたんでしょうか。これは”俺を紐解く物語”である。

例によって、「ちょっと触ったけどまともにプレイしたとはとても……」なタイトルは除外してあります。

 

貯石

今年もなんだかんだと愚痴をたれつつモシモシゲームを色々とプレイしていました。それなりに触ったなという実感があるのは『プリコネ』『グラブル』『ロマサガRS』『ウマ娘』『FGO』といったところ。その中でも瞬間最大風速をマークしたのはやはり『ウマ娘』、逆にコンスタントに続けていたのが『プリコネ』『FGO』かな。

で、これらのゲームをやるにあたり、あるプレイングスタイルが共通していたのです。それが”貯石”、いわゆるガチャ用の通貨をチマチマ貯める行為。何が楽しいって、数字が増えるのが楽しい。あと、最低限のプレイをするのに必要なゲーム内アセットがほぼ揃ってしまって(『ウマ娘』を除く)、無課金微課金でも充分戦えるようになってしまったというのも一側面にあります。一応月額課金だけして石を回収していく、ただそれだけ。

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自制心の彼岸。超オトク石以外ほぼ課金していない

どれくらい貯めたかというと、年末時点で『グラブル』が石23万個(23万円相当)、『プリコネ』が石21万個(42万円相当)、『ロマサガRS』が石13万個(13万円相当)、『ウマ娘』が石7万個(13万円相当)、『FGO』が石1400個+単発チケット400枚(12万円相当)。……うっわ! 書いてて自分で引くわ。雑計算でも諸々含めると100万円以上のタダ石がスマホに入ってたことになりますな。

現実世界で貯金して気持ちよくなってる人がちらほらいますけど、そういう人たちの気持ちがほんの少しだけわかった気がしました。でも俺は成熟した中年男性なので、年末年始で一気にドバーッと吐きましたよ。現金換算すると30万円近くいったかもしれない。やはりガチャは悪い文明……。

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やってる当人の心理的に一番ヤバいのがコレ。呼符は400枚を超えている

ゲームとしては先程申し上げたとおり『ウマ娘』にガッツリはまっていた時期がありました。ですが、サポガチャの闇が深すぎてある時を境にスッと遊ぶのをやめてしまいましたよ。キ○サ○ブラック、テメーだよテメー。

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うまぴょい うまぴょい

フィットボクシング2

『RFA』からの流れで運動用に導入した本作。いやーハマったハマった。そりゃもう毎日のようにプレイしていました。きっちり運動着に着替えて、シューズも履いて。テレビの前は完全に『フィットボクシング2』専用の空間に。Apple Watchで心拍を管理。さらには自分のフォームをチェックする意味でもカメラを2台用意して、甘えないようにTwitchで配信・録画しながら。何ならあとから見返してました。

デイリーと「おに」2つくらいをコンスタントにこなす毎日。今年のはじめはこれと『VALORANT』くらいしかやっていなかったような。ゲーム体験としてはいかがなものか、しかし満足度が極めて高くて。あと、そこそこ真剣に取り組んでいたからプレイ後に余力が残らなかったんです。無職のくせに。

レーニングとして採用するときのコツは、ダッキングなどのオート判定を全部オンにすることが真っ先に挙げられます。ジョイコンを騙すような動きが癖になってしまうのは本当によくない。付け加えると、動きの参考にするのはゲーム内のキャラクターではなく現実のプロ。いい時代なのでYouTube漁ればなんぼでも出てきます。

かような態度で挑む日々、ある心境の変化が訪れることは至極自然な出来事だったのです。そう……「本物のボクシングをやってみたい!」。これだからオタクは。

続く。

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問題大アリだぜ

 

ボクシングジム通い

近所と表現するにはやや遠い、徒歩25分ほどのところにボクシングジムがある。そう気づくのに時間はかかりませんでした。ジムといってもプロを目指すアスリートたちが日々シバきあうような方向性ではなく、ダイエット・フィットネス志向の様子。これなら、やれる!

オンラインで見学予約し、それこそ次の日には足を運んだと記憶しています。そしてその日のうちに即入会、トレーニング開始。パンチンググローブとかバンテージとかは一式入会特典でもらえたので、別に買ったのはシューズくらいでした。

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ボクシングクラブ梅田。トレーナーのお兄ちゃんたちはイケメンばかり

適切・親切な指導、ミットやサンドバッグをブッ叩く充実感、日々上達していく満足感。1回の練習を終えると今度こそ本当にヘロヘロ。それを週に3~4回、人生で一番強烈に運動してたかもしれません。

面白く楽しかったのは、『フィットボクシング』で学んだことが通用する部分、通用しない部分が明確に分かれたこと。俺は結局のところ初心者なので詳述は避けますが、「あっ、これフィットボクシングでやったやつだ!」となる瞬間はワクワクしたし、「これは……全然違うな……」となったときは神妙な面持ちになったものです。

機嫌よくジム通いを継続し、最低限のコンビネーションブローを覚え、ディフェンスの練習中に手加減ありの12オンスグローブながらマジのジャブをもらったりしながら、半年ほど続けていました。しかし暗雲は突然やってくる。

コロナワクチン。接種しない理由はありません。1回目に結構な副反応があったので警戒して臨んだ2回目。悪い予想ばかり当たるもので、物凄い高熱に襲われてしまったのです。2~3日もの間40℃近くにまで達し、心身共に破壊されてしまいました。3回目があるならばもちろん受けますが、気分のいいものではないな。

そして平熱に戻して平常運転にしようと重い腰を上げる……上がらない。体は重く、気分も上向かない。サンドバッグを叩こうという気になれない。ミットを打ちたいと思えない。そうなってしまったらもうおしまいです。

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色で決めて買ったグローブ。正直、Winningにしとけばよかった

直前にマイグローブを買ってしまっていたこともあり2週間ほど躊躇した末に、無念の退会に至りました。学んだことはあまりにも多く、悔しさもありましたが、仕方がなかったんだ。しばらく宅トレでもするか……。俺の筋肉は終わってしまったんだ……。

続く。

 

黄泉ヲ裂ク華

俺、エクスペリエンス作品まったく触ってこなかったんですよ。『Wiz』だの『世界樹』だのに粘着してたのにね、無知は罪だよ。出たなオーガニック・ピュア・3D探索RPG! こんなゲームばっか出してんのかこのデベロッパーは。

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聖なるフーテンこと俺、東京に降臨

シリアスでダークな世界観や絵柄はやや単調なダンジョン探索やBGMと絶妙にマッチし、古典のそれを彷彿とさせるところ。バトルバランスはある程度の意図を感じるほどには均整がとれており、去年一昨年と槍玉にあげた「全体攻撃連発」のカルマからは何とか逃れられています。

全体的に色んな意味でスパルタンな仕上がりになっている本作をオススメできるのは文句なしに同ジャンルをやりこんでいるキ○ガイのみであり、それがゆえにそれを自負するような方にはおそらくジャストフィットします。興味を持ったお前がターゲットだ。

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とくにMP周りの管理がシビアで楽しい

そういやこのゲーム、RemoteLANの会場(?)でプレイしてたんですよね。およそ99%の人には無視されたけど、ごくわずかに反応されたことも事実。やっぱねー、こういう絵はねー、チンチンが反応しちゃうよねー、わかるー、男子ってこういうのが好きなんだよねー。

 

VALORANT

まだやっとんか! 同じゲームばっかりやっとるとアホになるぞ!!

酒を喰らいながら連日プレイした結果ランクは右肩下がりを続け、最終的にはブロンズ3まで下落。もはやここまでかとアンインストール手前までいったにもかかわらず、フレンドは何一つ動じずDUOキューにつきあってくれたため、なんだかんだでゴールド1まで復帰しました。

ああでもプラチナ未満って幼稚園児なんですってね? どっかのプロゲーミングチームのコーチが配信で言ってるのを聞きましたよ。いやーためになるなー、コミュニティーの成熟を感じるなー、これがオトナの対応ってやつなんだろうなー。

Breezeではギリギリ踏みとどまりましたが、Fractureがあまりにもあんまりだったのでやる気が失せています。あのHikoですら「No Fracture...」つってんだぞ。試合開始前のMap投票システムが実装されたら起こして。エージェントBANはいいや、どうせ一生JettがBANされ続けるだけになるから。

 

雀魂

まだやっとんか! 同じゲームばっかりやっとるとアホになるぞ!!

メンツがちょっと増えたこともあって身内麻雀卓がちらほらと立つ環境に。やればやったでバカスカ馬脚を現すゴミ打ちを連発し、俺は麻雀のことを何一つ理解していないことがわかりました。じゃけん毎日Mリーグ観ましょうね~(悪循環)

今年は大勝も大敗もない、絵面的に地味な麻雀が続きましたな。「俺国士無双だから」っつってリーチしたらその後に振り込まれたのが面白かったくらいかな。いやー一昨年のMJが懐かしーなー、やっぱ麻雀は失うものがないと面白くねーよなー。

鷲巣麻雀はもちろんプレイしましたが、当座の結論は「何もわからん」でした。アホを殊更に曝け出してしまったことは忘れたい。アサピンをして持ち時間が足りないと言わしめた理由、ちょっとわかった気がします。なんだよやっぱり麻雀は運ゲーじゃねえか。

今年もやっていきます。打ち手は一生募集中。

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数え役満アガれないやつは何やってもダメ定期

 

Valheim

出たな『Minecraft』ライク! 北欧世界でクラフトをしよう! 誰やこの小学生みたいな悪魔合体を考えたやつは。Iron Gate AB……スウェーデンの会社だそうです。なるほど……完璧な納得が在る……。

プレイしたのはリリース時点だったとはいえ、あまりにも未熟な内容。フレンド数名と遊んでいたからギリギリ遊べるといった水準で、あの内容のまま継続しているのなら「Minecraftやったほうがいいよ」と放言しかねません。

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それっぽい。しかしそれっぽいだけだ

基本的に、特定のバイオームで採取できるアイテムをクラフトして強化して次のバイオームへの繰り返し。ハクスラ要素はあるようでなく、クラフト要素は単調でやりこみがいに欠けます。一足飛びに上位世界に食い込むようなことも当時はできなかったはず。これ、いわゆるJRPGの悪い部分ですよね。

あ、地形の仕様を突いて鉱山を一気に破壊するのは楽しかったです。Minecraftでやれ。

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航海要素は悪くないがとにかく単調。変なリアルさ要らないんだよね



Cyberpunk2077

去年買って動作が怪しく放置していましたが、何とかプレイ。ベストエンド(?)は動画勢になってしまったものの一通りのエンディングは観たような気がする。エンディング前の強制セーブは良い文明だと思いました。

何やね、難しいね。ゲームっちゅうのは本当に難しい。難解。いやこのゲームが難解や言うとるとわけとちゃいますよ。「これをいかに評価するべきか」、その基軸が込入っとると言いたいわけです。

俺が根本的にオープンワールドアクションのテンプレートが好きじゃないってのが大いにあるんですが、それにしてもコレを秀逸なゲームとして万歳三唱する人は本当にゲームやってるのか怪しいと思います。バギーな挙動がどうとかじゃなくて、もっとこう、設計の部分の話ね。

超大作だしやってて楽しいのは疑いようもなく、それでいてなんだか複雑な気分になる作品。去年の『DEATH STRANDING』におけるノーマン・リーダスのように、キアヌに思い入れがあればもっと別の感想が浮かんだかもしれません。

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画作りには最新の魂を感じたが

 

ブレイブリーデフォルト2

ブレイブリーセカンド』の悪夢はいつのことだっただろう。もう忘れてしまいました。記憶は安っぽい本と同じだと切間創一が言っておりましたな。嫌なことは忘れよう! そう、これはナンバリングタイトル、正統な続編なんだ!

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はい

いやべつに自傷癖があるわけじゃあないですよ。だって初代めっちゃおもろかったやないですか。続編がちょっとおもんなかったくらいで見捨てるの、さすがに薄情やありまへん? なんや? お前もキャンセルカルチャーの担い手か! 燃やせ!

2021年ブラックジョークはおいておくとして、本作はかなり洗練された内容となっていました。とくに『セカンド』で突出してヒドかった部分は概ね見直されています。いやほんま、返す返すもあのシナリオなんやったんやろね。5chとかSNSとかでスクショ撮られて晒されるラノベみたいでしたけど、『セカンド』書いた人は転生したか死んだかかな?

バトルのバランスは初代を彷彿とさせる、「雑なようで繊細」「浅いようで案外深い、ただしなんとか到達可」なフィーリング。最初から最後まで楽しめました。シナリオ上の繋がりも無いし、過去作品やったことない人は『2』からプレイしたらいいんじゃないかな、精神衛生的に。

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最終形態。自力ではギリギリ辿り着けずTwitterパワーを借りた

 

ロードス島戦記-ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-

メトロイドヴァニアですな。ベータ段階のみのプレイで、一部未完成でした。完成版はやっていません。なんだか起動する気がおきなくて。

『ソルトアンドサンクチュアリ』系のような動きの重たさはなく、どちらかというと『月下』寄りのキビキビとした動きが触っていて心地よい。そういう土台の部分はしっかりしているんですよね、わりと。ディードリットが手裏剣投げまくるシュールな絵面が面白かったりもしました。

問題は骨格がいびつである点。メトロイドヴァニアで『斑鳩』をやろうとした意図は汲み取れるんですが、ゲームとして成立しているかというと難しいところ。これは組み合わせが悪いのではなくレベルデザインが未熟だからかなあと感じました。

もうひとつ、パズル要素が陳腐なのも気になった。弓矢を使ったギミックは目新しさはなく、ただただゲームの進行を阻害するだけの存在だったような。単に狙って撃つだけだからね、スキルとかほとんど絡まないし。

画竜点睛をちょっと多めに欠いた一作。狙いは悪くないので次に期待。

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いくら未完成品とはいえ3時間程度で終わるのも難だったが、今は解決しているだろう

Touhou Luna Nights

メトロイドヴァニアですな。なんか俺ってひとつゲームやって満足しきらないと同じジャンルの別作品をやる悪癖があるみたいで、何気なく買ってしまいました。『東方』、全然知らないです。音声素材のイメージしかない。ボイスドラマ企画と神社のイメージ。

ディードリット』と同じくキビキビ系のプレイフィールで、さらにアクション寄り。もうどっちかというとメトロイドヴァニアではなく画面切り替え型のアクションゲームとでも表現するべきなような。『ミッキーマウス 不思議の国の大冒険』の1面ね。もしくは『ロックマン』。

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パチュリー、ウッ!(言ってみたかっただけ)

やれることが増えていくワクワク感や、動かすだけで感じるべき爽快感は備えられており、若干チープな画作りは「そういうもの」としてきちんと成立している、全体的に地味ながらも作り込みを感じる快作。『東方』知らない俺ですら結構楽しめたのでファングッズとしてはなかなかの水準なのではないでしょうか。

強いていうと、もうちょっとボスは強くてもよかったんじゃないかな。それこそ『ロックマン』級の難しさに調整されています。無論それも意図されたものでしょうけど、ここは好みが分かれるところかもしれません。

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キャラクター群が魅力的だということは理解しました

Hollow Knight

メトロイドヴァニアですな。天丼やめろや!

世間の評価通り、どこを切り取っても秀逸な作品。ままならないアクションは次々に動きが追加されてゆき、最終的には相当な難度にまで昇華されます。同ジャンルに必要な探索要素も膨満感すらあるレベルのボリュームでありながら、プレイヤー側がコントロール不可能にはならないはっきりとした輪郭を持っているのは凄みすら感じました。

出来が良すぎてコメントに困るタイプの名作。未プレイならジャンルにアレルギーがない限りマスト。

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とかエラそうな言っておいてクリア後要素はやってない。スマンな

It takes Two

フレンドに誘われたのでタダのやつをプレイ。このためにOriginを43億2000年ぶりに起動しました。いやーOriginくんは相変わらずクソだなー、変わらねえなあ! 実家のような安心感だ!

さておき、本作はパズルアクションとして爽快感を重視しコンパクトにまとめられています。それでいて飽きないようにステージごとにルールが変更される工夫がなされています。

2人必須の画面分割マルチプレイオールドスクールのようで、存外新鮮。難度はだいぶ低め。ちょっとゲームをやったことのある人間ならばサクサク進みます。本筋とは無関係なギミックでキャッキャウフフしつつ進めても2日程度で終わるボリュームはまさに適量。全体を通してバランス感覚に優れた良いゲームです。

だがしかし、やはり本作は実際に付き合っている男女・夫婦などでプレイするべき。異常中年男性2人で消化するべきではなかった。未プレイの方はお気をつけください。

 

MTG ARENA

まだやっとんかーい。いやなに、久々に”””頂上の光景[テッペン]”””を見てみたくなってよ……。いざゆけミシックタッチチャレンジ! 俺ならイケる!

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ギガパッチはそろそろ税金をかけるか法律で禁止するかしてほしい

わりと調子よく勝ってたんですが、なぜかダイヤに入ってから異常に停滞。何が間違っているのか、デッキが弱いのか……いやそれはない、これは完コピの環境デッキのはず……ということは間違っているのは自分……。

といった風に知性の敗北に直面し、根性なしの俺は途中で撤退してしまいました。あーあ、ちょこっと課金したのに。これだから無職は何をやってもダメだな!

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立ちはだかった謎の壁。同じことを考えてるやつが多かった証左

新フォーマットが来てハチャメチャになってる様子をぼんやり外野から眺めるのは継続しています。アルケミー、ちょっとだけ興味あります。もうちょっと落ち着いたら起こして。

 

PCが壊れる

ある夜、『VALORANT』をプレイしていたときにそれは起こった。突然の再起動。ううん珍しいな、とBIOS画面を眺める。長い……これは……!!

案の定ブルースクリーンを吐き、そのままご臨終なさいました。享年2年。なので延長保証に入っていた過去の自分に感謝しつつツクモに問い合わせ、つつがなく発送。たしか2週間くらいで返ってきたかな。

念の為ストレージのデータだけある程度サルベージしたんですが、もうその作業がストレスフルなのなんの。いざというときの作業用の机がひとつ欲しくなりました。いまだと食卓でやるしかないですからね。

ちなみに死因はCPUでした。普通に直してたら7万とか8万とか取られてたみたいです。いやー保証入っててよかった。それにしても壊れるときは突然壊れるもんだ、この半導体暴騰の時代に逝ってほしくないなあ。ので、毎日パソコンに声をかけるようにしています、「毎日ありがとう」って。言霊というやつです。

 

ゼルダ無双

突然無双シリーズやりたくなったので購入。

いや……なんとなく予想はしてたよ。してたんだけど、なんていうかこう、こう、なんていうかなー、こう、ほらこう、もうちょっとこう、そのアレをこう、それしてこう、なんかこう……もっとこう……いい感じに……できたんとちゃう……?

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クリアはした。クリアしただけだ

ゲームハード論争には死ぬほど興味ないですけれど、やはりSwtichという存在そのもの、あるいはその限界について深く考えさせられる一作でした。ゼルダに関していえば任天堂ハード以外で出るわけがないからしかたがないとして、他のタイトルの横マルチがね、どうしてもね。

さらっとひどいことを言いましたが、雑に時間を潰すぶんには問題のない品質ではありました。「ゲームをやりたい!」ではなく「ヒマを潰したい!」な向きにはどうぞ。俺は二度と起動しないと思います。

 

Resident Evil 7

なんでいまさら。そう、『8』が出るからですね。いちおうナンバリングタイトルくらいは予習しとかんとならんじゃないですか。続き物だってな話も耳にしましたしね。

そもそも何故積んでいたのかというと理由は大きくふたつ。一つ、Fovの設定ができず大いに3D酔いしたから。二つ、単純に怖すぎてプレイできなかったから。小学生かな? いや、俺は14歳の美少女なのでこれは致し方ないことなのです。

ゲーム部分はさんざん語り尽くされているだろうからいいや。まあなんや、バイオは『4』が偉大すぎたんよ。

とはいうもののクリアしたらしたで結構な満足感があったので、これがバイオの今後・新機軸なんだろうなというのは理解しました。でもあんましガチめにグロいのはナシにしてね、部位欠損程度がおかわいく見えるような表現はやめてくれ!

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そういやこのヘリは墜落せんかったね

GetsuFumaDen: Undying Moon

『Dead Cells』と『月風魔伝』の悪魔合体、だそうで。この時点では前者をプレイしていなかったので、純粋に風魔の系統と認識してのプレイ。面クリア型アクションのいわゆるローグライト。

手触りはなんだかモッサリしており快適とは呼べず。この手のゲームで肝心要となるパリィ要素もなんだかフィットせず、リスクとリターンが一致しない。ハクスラ要素もなんだか雑で、成長しているんだかしてないんだかわからない。かと思ったら序盤でムチャクチャな性能の武器が手に入って「おお……ローグ……」ってなる。

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序盤に狂性能はこの手のゲームの華

武器種のバランスが取れておらず初期装備が強すぎるだとか、エフェクトが煩すぎて視認性が低いだとか、いかにもな不満点はありましたが、なんやかんやアップデートしているらしいので今だともうちょっとマシに遊べるんじゃないでしょうか。FC版好きな人はやっといて損はないですよ多分。

でも雑にシナリオをSFに寄せるのは止めろ。今すぐ止めろ。

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モチベーション的に次の難度に挑戦する気分にはなれなかった

JUDGEEYES:死神の遺言 Remastered

そうさキムタクさ。キムが如くさ。誰がなんと言ったってこれはキムタクのゲームなんだ。『龍が如く』とキムタクを混ぜたものなんや。本家がドラクエになってしもたからな、あとはキムタクに任せようや。ん? 身長? なんやお前死にたいみたいやな。

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物語冒頭のワンシーン。このゲームが”何”なのかを如実に物語っている

街中でチンピラをボコボコにし、地下カジノで荒稼ぎし、よくわかんない権力が暗躍する世界に切り込んでいく、まあ『如く』ですわ。プレイヤーの操作対象が桐生ちゃんからキムタクに替わっただけ。舞台も世界観も一緒だし。これが良いことか悪いことかでいえば「良い」ですよ。下手したら失われかねない伝統でしたからね。

弁護士設定は通奏低音として小気味よく嫌味でない程度に機能し、逆に『如く』ではできなかったであろうストーリーテリングが展開される。いやあ、こう来たかと。『スパイクアウト』の怨嗟はこの程度では晴れませんが、まあ、こういう方向性で命をつなぐことはOKでしょう。

バカでかい65インチテレビとPS5を買って最初にプレイしたのがこれだったので、俺にとっては一生モノのインパクトがあったといえます。べつにキムタクに思い入れそれほどねーけどさー、やっぱ有名人を自分でグリグリ動かすのって楽しいじゃん? ん? いまノーマン・リーダスの話してる?

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キムタク、お前ほどの男が言うなら……

デキが良いとか悪いとかじゃあない。繰り返しますが、このゲームは『如く』です。それ以上でもそれ以下でもない状態にプラスアルファでキムタクが追加されたもの。そういった性質であると認識すれば清らかに楽しむことができるでしょう。皮肉じゃなくて悪くなかったですよ、ほんとに。

そういえばピエール瀧ってどうなったんでしょうね。

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暴力、正しく使おう!

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隠しきれない、滲み出る『如く』感

NKODICE

界隈で流行ったゲーム。ノーコメント。

最近の公式のスタンスは如何なものかと思います。そこ口出すところ?

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極めて奥深いゲーム性

 

Baiohazard Village

きちんと予習を終えて挑みました。んーなるほど、『7』をベースに『4』の良かった部分をちらほらと織り込んでいったと。なるほどなるほど、悪くないですね。マップ構造が全体的に直感的に認識しづらいであるとか、ガードの重要性がきわめて高いにもかかわらず説明がないとか、いかにもな粗はありましたけど、総合的には許容範囲でしょう。

やはり一番の問題は部位欠損描写。俺は「ちゃんと無くなる」方でプレイしましたけど、国内版ほんとひどいね。シナリオ上重要な要素なのに、そこを誤魔化しちゃあイカンでしょ。なんでもガードできるのとかとのつながりもあるのに。

CEROは和ゲーの敵、ハッキリしましたね。

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シナリオも良かったですよ、すくなくとも俺は嫌いじゃない



バーチャファイター eスポーツ

『FS』と同じ。見た目は現代風に小綺麗に整えられているものの、中味はエミュレーションかと疑うくらいのベタ移植。それにしても『ぷよぷよ』もそうだったけどタイトルに「eスポーツ」ってつけるのほんま何なん? センス崩壊型か?

夜な夜な酒を喰らいながらランクに潜り込む日々。まずジャッキーで錬士到達、次に鷹嵐でも錬士到達。それくらいでなんとなく満足してフェードアウトしてしまいました。なんかもうそこから先は地獄というか、指定暴力団の世界だなあと理解できたので。

いやーこれはもちろんわかっててやったことなんだろうけどさー、特殊入力の防御行動はオミットするべきだった。絶対ゲームの寿命縮めてるって。あれできるかどうかで世界が変わってくるのってどうかと思いますよ。

本作は本気で”e-Sports"として覇権を獲りにいくつもりなのならば、勇気を持って『FS』から調整を加えるべきだった。もう今となっては「やっている人だけがやっている」状態なんじゃないんですかね。英断というものがあるならば今からでもまだ間に合う。『LoL』ですら大規模な調整が入るんだ、過去の否定は恥じゃないはず。

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もうしんどい

Returnal

今年一番衝撃を受けたゲーム。こんなのゲームハードのローンチ初期に普通出すか?

面クリア型のTPSなんですが、プレイフィールとして一番近いのはGBAの『ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密』。ダッシュの無敵でいい感じに雑な弾幕を避けていく感じ、そのものです。20年ぶりのサクセサーがPS5で出たよ……ありがとうトレジャー……。

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隠しきれない何か

恐ろしいほどストイックな内容で、これにGOサインが出たこと自体がひとつの奇跡。現代の美学のあたらしいかたち。正直、世が世ならクソゲー扱いされなかねないような内容ではあります。本質に触れるまでの過程にある苦痛は看過できず、マゾヒスト向けとすらいえますな。

しかしそれを極限の集中力をもって乗り越えた者にだけ与えられる圧倒的快感、達成感、俺ツエー俺ウメーの極み、比肩するタイトルがなかなか思い浮かばない水準に達しています。いまPS5でプレイするべきゲームは本作だけかもしれない。買えたならまずやって。キレてコントローラー投げても責任は持たへんけどな。

本作唯一の瑕疵はシナリオ。詳述はネタバレになるので避けます。それにしてもヒドすぎんだろ……どうしてこうなった……。

2021年、最も画竜点睛を欠いたゲーム。96点。

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惜しい。物語さえきちんとしていたら歴史的名作として名を刻めたであろうに

カリギュラ2

真っ先に感じたのは『オーバードーズ』からの退化。ダンジョンのモデリングまわりはまあ許すとして、バトルパートが劣化したのは物悲しいものがある。テンポ・スピード感が悪化し、戦略性は絶無付近にまで凋落してしまった。強い技を振るだけの戦闘が面白いわけないじゃないですか。

シナリオは良し悪しあり。細かい台詞回しは気が利いていたりするんですが、演出が壊滅した人形劇状態なので読んでいて辛くなるなど。皆が皆『ペルソナ5』を目指せとは言いませんが、もうちょっとがんばってほしかった。

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基本棒立ち。小気味良いキャラクターが台無し

キルビルド考えるのはちょっと楽しかったかな。キャラごとの個性がほとんどないのでみんなコピペになっちゃうし、強化したところで試し斬りする機会が設けられていないので完全自己満足だけど。いや、そこは楽しかった。うん、いま思い出しましたわ。

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たとえば『ブレイブリーデフォルト2』ほどの奥深さは無い

何かと後味が悪い一本。なぜこうした退行が発生したのかを考えるのは不毛なのでやめましょう。トロフィーコンプしたけれど二度と起動することはあるまい。次回作に期待。

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このスピード感でやるなら次はバトル3倍速機能を実装してください

ラチェット&クランク パラレル・トラブル

じつは初『ラチェクラ』です。いやお恥ずかしい。なかなかやる機会がなくてね。

全編通して「なるほど、なるほど」といったプレイ感。驚くほどの楽しさはないが、堅実な作り込みがひしひしと伝わってくる。”良質なアクション”という表現は若干相応しくないが、デキは良い。

演出面はPS5ならではであることを強調していたように、たしかにインパクトがありました。でもこれ、ある程度のモニタでやらんと伝わらないかも。買おう、デカいテレビ!

この水準の品質のタイトルがPS5でポンポン出てくれたら嬉しいんですが、ほんと冬の時代よね。いつか来る春より先にハードの方が自然死しそう。もっとがんばれソニー

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PS5初のエラー落ちだった

すばらしきこのせかい

『真5』と並び、まさに今年の「期待の新作」だった一本。DSにあった独特のゲーム性を普通の据え置きハードでどう捻ってくるのかとワクワクして挑んだ本作、その正体はおそらくソシャゲ用に組み上げられたものをきっちり調整して仕上げたものでした。

いやね、最近「もとはスマホゲー向けの企画だったんだろうな」みたいなのあるじゃないですか。そんななか、『新すばせか』はだいぶ良質な部類です。シンプルすぎるように見えなくもないバトルは確かにガチャプレイが通用するものの、シビアなプレイングも有り得る。実際、メインシナリオクリア後のボスは真面目にやらんと倒せません。やるじゃん。

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バトルシーンのスクショがなかった。熱中していた証拠

シナリオは期待以上。ベタな時間遡行モノかと思わせて、前作の世界観をベースに一捻りも二捻りもしてあります。スカッとしたオチやコレクション要素でわかる裏設定なども含め、トップクラスの品質にまで達しています。ただし、初代からの完全な続き物なので、『新』だけやっても面白さが半減なのは注意。

キャラクター群も一分の隙すらなく構成されており、脇役も含めて全員が主役。続々と増えてゆく登場人物はひとりひとりに物語があり、ワクワクさせられます。前作のキャラがバァーン!って出てくるの、めっちゃ気持ちいいじゃないですか。俺だけってこたーないはず。

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キャラのセリフひとつひとつに魂がこめられている。すばらしい

クリア後のコレクション要素は若干かったるかったのでトロコンまでは及ばなかったけれど、欠点らしい欠点はそれくらい。前作をプレイ済みならマスト、未プレイならDSを引っ張り出して前作ごと全部プレイして欲しい、名作級の一本。

よくよく考えたらここまで地続きの世界だと、前作から連続して遊んだほうが楽しめるかもしれないな。一部のキャラの設定忘れてたりしたんで。やろう、『The World Ends with You』!

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ぜひぶっ通しでやっていただきたい

プリコネクラン解散

一昨年に結成したクラン。メンバーが一人欠け二人欠けしていき、そのたびにリクルートをかけるのに疲れフルオープンにしていたんですが、いわゆる寄生プレイヤーが間断なく闖入してきてクラバトでゴミスコアを叩き出しやがってそいつを蹴って、するとまた別の寄生が入ってきて……の悪しきスパイラルが発生、俺の精神が崩壊、発狂してクランを爆破しました。

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はい、私がサイコパスです

いまは野良クランで気楽にやっています。最初からこうしていたらよかったのでは?

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キメセク三姉妹は天井、正月シェフィは160連。まだ余力アリ

Hades

遅ればせながらプレイ。『ネオコントラ』と『アトムハート』と『Diablo』を全部いい感じに混ぜたキメラ。異常な完成度。プレイしないのはそれだけで罪。ただちに購入してください。

ダッシュの無敵時間が気持ちいいゲームに悪いゲームはない。世界の真理に到達している一本。

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ハデスのオヤジは萌えキャラ

Dead Cells

『Undying Moon』やった流れでプレイ。あーなるほど……これの後継だったのね……。

どちらかというと親の方がスパルタンな味付けで、一発の被弾の価値が大きいタイプ。ガッツリダッシュ、バッチリパリィ、隙を見つけてオールイン・全弾必中。去年の『サクナ』しかり、パリィが気持ちいいゲームは良いゲーム。

想像の二回りくらい上をいく難度で、酒を喰らいながらクリアできるような内容ではなかったため、まだラスボスは倒せていません。プレイ中にちょうどボスラッシュモードのベータがきて、それを使ってなんぼかトライして良いところまでは行ってるので、あとは本番あるのみ。や、そのうちちゃんとクリアするから……絶対やるから……

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私は負けない!

NO MORE HEROES 3

日本人のオープンワールド志向の悪い部分がバチクソに出まくってしまっている印象しか残っていない。移動がとにかくタルいんですよね、原因が何とは言いませんけど絵面は単調で飽きるし。ロードの地味な長さも相まって、プレイ中にスリップダメージの如くストレスが溜まっていく。良くない、良くないですよこれは。

バトルはまあいつも通り。絵が派手すぎてちょっと見づらかったかな。

シリーズファン向け。51ファングッズ。

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シナリオ周りは健在。それだけでプレイする価値はある

溶鉄のマルフーシャ

界隈で瞬間的に流行ったタイトル。ブラウザゲーでありそうな内容のシューティングアクションがきっちり一本のゲームとして仕上げられており、小粒ながら光る内容。

実績コンプまでは一瞬。やりこみ要素アリ。「ちょっとゲームしたいな」くらいの温度感のときにプレイするのがオススメ。

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サクサク埋まるエンディング。曇らせ有ります

……。

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セーブデータ引き継いで始めるべきだった

魔界戦記ディスガイア シリーズ

シリーズ未プレイでした。思うところあったのでSteamでバンドルを購入。クリアしたのは『魔界戦記ディスガイア PC』『魔界戦記ディスガイア2 PC』『魔界戦記ディスガイア4 Return』『魔界戦記ディスガイア5』、そして別途PS4版を購入した『魔界戦記ディスガイア6』。日本一の看板であることがわかりましたよ。さすがに全部良くできている。

『1』は言うまでもなく全ての原点。いまプレイすると粗い部分がたしかに目立つが、数字を増やす快感やキャラクター作りの方向性はここでもう定まっています。

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下ネタぶっぱは基本

『2』は「前作が売れたんやろなあ」とヒシヒシ伝わってくる内容。最序盤でいきなり超強敵と戦って勝利して一気にハックできるあたりは恐らく意図された設計で、なかなか唯一性を感じる爽快感がありました。

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ゲームを破壊するのはマナー

『3』が(なぜか)なくて次は『4』。かなりの近代化改修に成功しています。『6』まではこのフレームワークなんじゃないかな。シリアス寄りになったかと思わせてハチャメチャになるあたりDNAの継承は十全。

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主人公がわりと常識人

『5』はシリーズの完成形。クリア後の多種多様なやりこみ要素は全体的にコンパクトかつ快適にまとめ上げられており、段階的に進む育成は輪郭がハッキリしており自己満足度が極めて高くなっています。シリーズ未経験者がいまからやるなら『5』だけでもいいかなというくらいです。

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シミュレーションRPG禁断の全画面攻撃の果て。超気持ちいい

『6』は賛否両論のある舵取り。『5』までにあった多くの要素をオミットし、オートプレイを強く打ち出してきました。俺はこれはこれで嫌いじゃなかったんですが、シリーズの熱烈なファンがアレルギー反応起こしたのは致し方なし。俺は根っからの自動レベル上げ大好きっ子なのでメチャクチャ楽しめました。でもこれはナンバリングタイトルにするべきじゃあなかったかもしれませんな。

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そうだね

一気にやって頭イカれたんですが、達成感はとんでもなかったので余は満足じゃ。『7』、期待しています。あ、すんませんけどソシャゲの方はノーサンキューで。

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シリーズに共通すること。それは「数字がデカくなると気持ちいい」。当たり前の話だ

 

LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶

『キム2』ですな。ええ。まんまです。

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このねーちゃんは『キム』の重要なパーツ

まあ前作からほとんど変わっちゃいません。そんななか興味深かったのがミニゲームの調整。というか麻雀の地位の大幅向上。

おそらく金策の最高効率は麻雀なんですが、これがまたヤバくて、一勝すると500万円くらい賞金を獲得できちゃうんですよね。キムタクがイカれたハイローラー卓で昼間っから何本も毟り取っていく絵面だけでも最高でした。マジかよセガサミーフェニックス最低だな。

シリーズファン向け。未プレイなら前作からどうぞ。

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最近こういうの多いよね。いかがなもんでしょ

 

電脳戦機バーチャロンスターピース

例の大会に触発されて買いました。『OMG』と『オラタン』をそれぞれアーケードモードで一回クリアして満足してしまった。対戦はやりたかったけど気乗りせずフェードアウト。やはりツインスティックがないとバーチャロンにならないんだ……。

タニタが発狂することに期待します。

驚くほど身体が覚えていた

 

Factorio

去年の雪辱を晴らしました。途中まではフレンドを連行していたんですが、なんかやってて辛そうだったので誘うのが申し訳なくなってしまい、後半はソロでプレイ。

やりましたよ、最終的に発射したよロケット。とんでもなく頭悪そうなサーキットを構築して強引に。ええねん何事も結果が伴えば。

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俺の知性の限界

 

モナーク

スマホ向けだったのかな? なタイトルの一つ。発売前からわかっていたことですがビジュアルのクオリティはPS2級。シナリオはベタな上に一部破綻しており、パズルはオールドスクールというより単に古臭い。バトルはクリアするだけなら作業。ダンジョン探索は単調で抑揚がなく、ストレスもしくは障害の域を超えていません。

にもかかわらず無性にプレイしてしまう不思議な魅力があったことも事実。その価値は、部分的に切り取れば魅力的なキャラクターたちと、異様に耳に残るBGM、そしてハクスラが始まると作業が気持ちよくなるバトルパートによって成されたと思います。

ブツクサ文句を垂れながらもトロコンまでやってしまう、そういうゲームは一年に1本までなら遊んだほうが健康に良いとされています。でも次はもうちょっと丁寧にゲーム創ってくださいね。

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全体的に「あと一声」なクオリティ。惜しいといえば惜しい、赤点といえば赤点

 

Age of Empires IV

世界の終わりを告げる鐘の音が聞こえる……。『AoE』で勝利に必要なもの、それは戦術でもミクロ操作でもない、”殺意”だ。回線の向こうの対戦相手を殺すという気概こそが勝利を導く。お前を、ココス。

リリース初期しかやっていません。モンゴルが壊れていたりだとかアップデートしたらアッバース朝が壊れたりだとかは目撃しました。とにかく手触りがよくない。というか『3』や『2』から劣化している部分が目立ってつらい。予約入力のときにSEが鳴らなくなったのほんとに何なの……。

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3v3野良やるくらいまではやった。途中までは連戦連勝

欠点が明確なので、逆に言うと改善されるのも時間の問題でしょう。一年くらい寝かせたらいい感じに熟成されてまろみが出るはずなので、そっから本格的に遊ぶことにします。

 

ゴールドジム入会

宅トレのモチベーションなんて保てるわけないじゃないですか。おっしゃジム行くか! そういえば近所にゴールドジムがあったはず、たしかあそこってサンドバッグもあったよな!! やるぞ!!! 筋肉起動!!!!

その日のうちからトレーニングするつもりで完全武装の入会手続き。俺はなぁ……サンドバッグを叩きにきたんだよ……という俺のイキりの息の根を一瞬で止めたのは「音」。

もうなんつーの、ジムに入った瞬間から音がするのよ。マッチョの鼓動が。ていうか建物揺れてるしな。比喩じゃないんですよ、ほんとに揺れてるんです。ドォン! ガシャァン! って。お化け屋敷かよ。お化け屋敷ですね。ゴールドジムは妖怪だらけだ!

最近ちょっと体調がすぐれないのでペースは落ちていますが、できるかぎり通えるようがんばっています。一通り初心者講習も受けたしね。やっぱり運動すると頭がスッキリするよ、いらんこと考えなくなる。ジムとサウナで人間生きていけるんや。

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タンパク質摂取はトレーニングの一環

 

真・女神転生V

ダメだった部分だけ書きます。心象が悪かった順に

  • レスポンスの悪さ(カーソルまわり)
  • 壊滅的なマップデザイン
  • 薄味のフィールドBGM
  • 微妙に薄い世界観
  • 一部”ズレ”のあるキャラクター

ほかは良かったです。

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真5のR-18タグのほとんどはナホビノ受けってマジ?

 

Inscryption

Twitter経由で評判が流れ込んできたので購入。なるほど……マイルドなMTG。デッキビルディング要素は限定的で、どちらかというと「カードゲーマーでなくても楽しめる」を念頭において設計されている気がしました。良く言えば間口が広い、悪く言えば底が浅い。そんな方向性。

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即座に気づいた永久コンボ。ゲーム全体を破壊するとはこの時点では思ってもいなかった

ストーリーが興味深いのはたしかなんですけれど、いわゆる「隠し要素」があまりにも隠されすぎていて普通にプレイするだけではまず辿り着けないのは俺好みではないです。『PAYDAY2』のラストのギミックみたいなのがあちこちに埋め込まれている、といった具合。

各種考察を読んでも全体像がハッキリするわけではなく、この作者のサーガを感じ取るだけ。『エヴァンゲリオン』チックだよね、こういうの。好みが分かれるところでしょうな。

ただし、骨子となるカードゲームについてはシンプルがゆえに明確なシルエットであるため、純粋にゲームを楽しむのならばかなりイケてるんじゃないでしょうか。それこそSpeedrunとかは結構楽しめそう。ヒマでヒマでしかたがなかったらそのうち挑戦します。

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何を貼ってもネタバレになるスクリーンショット群が残った

 

 

ステップワゴン売却

車を売りました。毎月3万円程度流血するのがアホらしくて。嫌な意味での思い入れもありますしね。いちおう小銭にはなった一方、さして不便になったわけではなく。無駄金使ってたなあ。

 

メガネ買い替え

メガネを買い替えました。前のメガネは5年以上使っていました。増永眼鏡がちょっとブランドの方向性が変わったと教えられたので次はシャルマンです。これはいいものだ。

 

Deep Rock Galactic

なにかの弾みでプレイ開始。いやはや楽しいじゃないですか。こりゃもう実質『PAYDAY』ですな。

週イチで更新されるミッションがプレイヤーに対するモチベーションであると同時に抑制剤としても機能している。延々プレイするんじゃなくて、週末にちょいちょいと2,3時間こなせば報酬はほぼ獲得可能。もちろん無限に遊ぶこともできて、それはそれで数字が増えていくので気持ちいい。

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レベルカンスト後の「昇進」要素。なにひとつタクティカルアドバンテージはない。
だがそれがいい

ゲーム内容自体はそれほど入り組んでおらず、シンプルな部類。それこそ『PAYDAY』に『Minecraft』を混ぜたな、程度。それでありながら、根源的なプレイフィールの良さがゆえにいくらでも遊べてしまう。何事も基本が大事だなと教えてくれる。

2022年も継続して遊ぶと思います。ので、できればチーター対策してほしいなー。無理かなー。いやーチーターは癌だぜ。最難関実績をチーターに解除されたの一生恨むからな。いやボーッとしてた俺が悪いんですけど。

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このゲーム4人用なんですけど

総括

今年ぜんぜんゲームしてなかったとか思ってたんですが、そんなこたーなかった。まあまあやっとるやんけ。毎年これ書き出すのいい加減苦痛なんで、今年からは1ヶ月ごと、悪くても3ヶ月ごとに投稿することにします。歳のせいか時間経過でゲームの内容忘れる割合がデカくなってるしな。

GotY。粒揃いだったので選ぶの難しいです。でも、どれか一本となるとやっぱり『Returnal』かな。シナリオの難点を加味しても唯一無二のものがありました。万人に勧められる性質でないあたりもGotYといえるでしょう。運良くPS5を入手できたゲーマー各位にあられましては、ある程度の覚悟をもって購入するのを推奨します。

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ゲームばっかやってると頭おかしなるで

今年の抱負は冒頭に述べたとおり。まあ、ひとまず「同じゲームをしない」「継続的にトレーニングする」くらいはきちっとこなしていきたいかな。もう歳やけん、油断すると本格的なデブになってしまうんや。

2022年末にはとんでもねえバケモノマッチョになった肉体をお披露目する予定です。乞うご期待。

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筋肉は裏切らない

 

2020年にプレイしたゲームの感想

  • 2021年1月4日22時50分公開
  • 本稿はツッコまれたり気づいたりして加筆・修正する可能性があります

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終わりましたね、2020年。個人的には大変ひどい一年で、何をやっていたか? というと文句なしに「無」でして。ただ漫然と時間を空費する毎日だったわけですな。

そんな生きているかどうかも怪しい状態だったにもかかわらず、やっぱりゲームはそれなりにプレイしていました。だいたい30本ほどでしょうか。一月に2本ペース?それなりとはいったい。

そう……2020年は筋トレとゲーム以外なにもしていなかったのである!!

俺の足跡は以下の通り。おおむね時系列順。

 

Fate/Grand Order

いえーいもしもしオーダーしてるー? 神ゲーだよー? みんなやってるよー? えーやってないのー、ダッサーい! イケてなーい!! カッコワルーい!!!

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運などというものはない

そう、俺はかように信心深いプレイヤーであるからして、福袋、一点狙いの葛飾北斎が来た。楊貴妃も一発ツモだった。だが1年後の己の表情を当然俺は知らなかった……

で、「ジャンル:同調圧力」みたいな部分が大いにある本作ですが、まあそれはそれとしてプレイを完全に遮断するほどに不出来でもなく、また手持ちのアセットが飽和しつつあるからいわゆる周回行為もさほどハードにする必要もなくなり、珍妙な距離感をともなった快適さが生まれているのも事実。

ただ、イベントシナリオは一切読まなくなった。もう、つらいんだ。

 

プリンセスコネクト!Re:Dive

新年早々やったことといえばクランメンバーのリクルート。当時はなんか真面目にTwitterでいちいち検索して個別に勧誘してました。それはもう毎月のように。

でもそれはもうやはり毎月のように一人二人と欠けてゆく。そんであるときキレて「ああもうオープン設定にしたれや、変なの来たらそんとき蹴ればええやろ」でエイヤッと御開帳したら、概ね機能してしまった。俺の努力は無駄、仕事のための仕事だったのだ。愚鈍。

ゲームの部分については、もはや何も言うことがない&言いたくないニャルの実装とクラバトの崩壊で、俺たちのモチベーションが泥のようになったことだけは忘れないようにしたい。なんか最近忘れがちじゃない? あのキャラ、文句なしにクソだからね?

あとは恒例のアリーナ・プリーナリセットのアレな。 

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やれるところまでは……やったんだ……

NPCチーターっていうギャグを引っさげての颯爽登場、プレイヤーたちは発狂しながら登っていったといわれています。冗談じゃねーぞ。いや、一回こっきりの環境だから冗談ですませていいのか。めでたしめでたし。

あ、あと石が天井4回分貯まりました。あんま課金してないのに。不思議だね。

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四天人

 

グランブルーファンタジー

もはや全空の顔と化したガチャピンとムックのオジキらにゲタを壮大に履かせてもらい、新春下駄天井。

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天井は叩けるうちが華じゃぞ

そしてそのままあまりプレイせず、クランイベントですらゆるやかにしていた。このまま引退かな、と思っていた年末のグランデフェスで200連が当たり、急にモチベーションが復活。

とはいうものの、マグナ2から放置し続けたツケは大きすぎる。アーカルムは全部簡易探索していた大罪を背負うことになったし、いまさら支配の天秤目当てでアヌビスを連戦するのはつらい。アルバハはNもHLも誰かが吹き飛ばしてくれるくらいにインフレしてて気楽なのは良い。

なんだか今年は多少お空のお世話になりそうな気がしている。やっていくぜ。 

 

ジム通い

去年から引き続き、コツコツとジム通いは継続していました。もちろん場所はエニタイム梅田東。いつ行っても高確率で化け物みたいなマッチョとエンカウントできるので、妖怪ウォッチを持ってる人は一度チェックしにいってみてほしい。とんでもないオバケを捕獲できるかもしれないぞ。

膝を痛めたり足の裏を痛めたりもしたけれど、きっちり病院に通って治してはまた筋肉道へ。甘えるんじゃねえ、治せるものは治すんだよ!

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最大最強の相棒

フィットネスを管理するためにApple Watchを愛用してきた。特化したスマートウォッチでもいいんだろうけど、どうせiPhone使ってるんでね。使用感も抜群。最近はフレンドとワークアウト情報を共有するようにして、筋肉相互監視社会が構築されつつある。

 

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課金アイテム。ちょうつよい

そんなこんなで地道に続けてて、マシンの負荷も徐々に上昇して気持ちよくなってきてたんだけど、さすがにコロナ騒動が収まらないにもほどがあり、感染リスクの多寡はともかく「取るべきでないリスク」にカテゴリされてしまうなと判断したので、遺憾ながらジムは休会しました。来月あたり解約しちゃうかも。

じゃあお前はデブになるだけなの? というとそんなはずはなく……(自宅トレ編へ続く)

 

幻影異聞録 FE Encore

ふぁーーいあーーーえーーんぶれーーーむ まーもりたいものーがあるー

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織部つばさ、18歳!

元々が薄味なゲームだから台詞回しなんかもほとんど忘れてて、それが功を奏したか、存外新鮮な気持ちでプレイすることができた。良いことなのか悪いことなのか……

ゲーム内容としてはビックリするくらいのほぼベタ移植で、部分的な改修とダンジョンの追加に留まる。どうせならアマラ深界みたいなのがほしかった。オラオラどうした『真・女神転生 meets ファイアーエムブレム(仮)』! 腰が引けてっぞ!

あ、ちなみに光の戯曲もベタ移植でした。そこは変えないでヨシ!!

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今年はこのマインドを見習いたいと思います



リングフィットアドベンチャー

客人がお試しにと持ってきてくれたのを触って「これや!」と開眼。意地でも手に入れくなるも、転売屋が跳梁跋扈する魔界と化していた。

しかし、どこからか「ヨドバシには定期的に入荷している」という情報を入手。その後、「ヨドバシ 梅田 リングフィット」でしつこくツイッターを検索し続ける毎日。その怪しげな努力は結実し、入荷の翌日の朝にゲームコーナーへダッシュする俺がいた。

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それどころではなくなるのはまた後の話

何をやってたかとか、そういった詳細は記事のほうで。ひとまず3周クリアして一旦輪っかを使ったエクササイズは終了しています。ゲームで現状採用しているのは『フィットボクシング2』(後述)。ゲームでトレーニングするのって、やっぱ良いですよ。明るいし、にぎやかだし。ジジイか俺は。

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最近ではTwitchでフィットネスゲームをプレイしている人を観察しがち

輪っかにしろフィットボにしろ、Twitchで配信している人がほとんどいないのが難点。いてもカメラ無しでガッカリしたりとか。ガッカリとは? 

カメラ有りで配信してる人らは、痩せるかどうかはわからんが強くなれるだろうとは思います。よう知らんけど2020年は強くなれる理由をみんな知りたがってたんでしょ?

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筋トレは愛。これは常識

 

ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ

アトラス×コーエーテクモゲームス送り込んできた刺客。『ペルソナ』と『無双』のコラボ……じつに安直なカップだ……という俺の予想を遥か上空を行く内容。無双シリーズ最近全然やってなかったんだけど、こんな楽しいもんだっけ? ってなった。

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このようなテキストのキレも

『P5R』がそれなりにズバッと終わっちゃったから、こっから先は何をやっても蛇足だろって予想してたんだけど、そんな浅い読みにはバッチリ対応。キャラの掘り下げや発散が成されており、世界観がより魅力的になった。ただ、どちらかといえばコミカルでキャッチーな性質を帯びたのは好みが分かれるかもしれない。

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セックスシンボル

なお、『P5R』追加シナリオの主要キャラクターは一切登場しない。発売スケジュールの問題とはいえ、寂寥感があったのも事実だ。あんな後輩、怪盗団にいなかったんだよ…… 

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やたらかっこいいオッサン。強くて頼りにもなる

アクションパートは、なにせ無双に全然触れてない(まともにやったのは3が最後とかそんなの)からコメントするのはどうかという感じなんだが、あら無双、無双じゃない! お楽しいわ! クソ爽快感ございますわ!

もちろん骨子はいい意味で雑なんだけれど、詰めようとすればいろいろな角度から詰められる。トロコンまで飽きずに遊ぶには十分な密度を誇っているといえる。

ちなみに、ラスボス前に流れる曲がやたらかっこいい。一時期(数カ月間)こればっか聞いてた。いちおうネタバレ注意。

 

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耳が痛くてもげそう

本作最大の弱点はロード時間。最初、PS4版のメディアを買っていたのだが、あまりに画面遷移がチンタラしていて、売るかどうかってところまでいった。が、「SSD導入したらだいぶ改善される」って書き込みを見つけて。ほうほう、とバッファローの外付けSSDをぶっ刺してインストールしたらロード時間 1/4くらいになった。これ公式でアナウンスしといたほうがいいと思います。

総じて良いゲームなので、ペルソナファンならやっといて損なし。ただしSSDだけは忘れるなよ、半魚人との約束だぞ。

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飲食店の仕込み

www.twitch.tv

ボス敵に即死が効かないなどというナイーブな考え方は捨てろ。

 

MTG ARENA

ある日、一人の男がメンコに誘われた……[物語導入部]

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まず最初にやったこと

ゲーマーを自称しているくせに恥ずかしながら俺はこの歳までギャザにほとんど触れてこなかったんです。カードゲームといえば『乖離性ミリオンアーサー』かな、くらいの浅さ。浅瀬も浅瀬、足首に水がつからないレベル。稲もキレるレベル。

しかしある日休眠地帯先生が俺を魔界へと誘ってきた。当時どんな展開だったかもうよく覚えてないんだけど、とにかく「アリーナやろうぜ、初心者でもワカりやすいからよ」くらいの流れだったような気がする。うっすらと。

で、配られるカードであれやこれややれるぜ! っていう先達の教えにいきなり牙を剥いて「うるせえ! 最強のデッキだ!!」つって即座に課金。それが冒頭の画像の出来事だ。俺らしいよね。じゃあ何組むの?

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赤単こそ最強、アグロ以外は甘え

そう、赤単だ。白単で鷹が殴って猫がデカくなるデッキをオススメされたり、青白コントロールが最強だぜって情報に手をかけたりしたが、赤単なんだ。赤単はいい。悩むことが少ない。ゲームスピードが速い。シンプルイズベストだ。

えてしてそういう強さというのは早々に頭打ちになりがちなものだけれど、幸いなことにテーロスのスタンダードではわりと勝てた。もちろんトップメタではないから、勝てば勝つほどに多種多様なデッキとぶち当たったものの、それでも勝率5割をキープできてしまった。カードゲームは強さを押し付けるものだよキミぃ。

どこまでいけるんでしょうね、ゴールド? いやいやプラチナ? ダイヤまでいけるか? もっと俺は戦える……などとやっていると

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誇張表現や比喩ではなく泣いた

いやー感動的でしたね。絶叫とガッツポーズと、多少の涙。MTGはアホでもプレイできると証明してのけたわけだから、俺は人類史に残るし、下手したら英霊として召喚される恐れすらある。クラスはアルターエゴかな。その後? ミシックで勝ち抜けるわけねーだろワカってて聞いてんのか?

で、気持ちよくプレイを続けてたんだけど、イコリアで「?」ってなって、2020で「???」ってなって、無事フェードアウトしました。やはりコントロールデッキは悪。打ち消し呪文延々構えてるやつは精神的童貞だよバーカバーカ。

またそのうち復活する予定です。ワイルドカード山程貯まってるしな。

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ガイガーーーン!!

 

雀魂

チンにゃ! ポーにゃ! ダブルチンポにゃ! チンチンチンチンチンポにゃ!!

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四暗刻などアガって当然

2020年って何気に相当麻雀人口増えた年だったんじゃないでしょうか。どことは言いませんがデカいクラスタで大流行してたし。プレイヤーが増えることはいいことです。雀魂というプラットフォーム自体も(いくつかツッコミどころはあるけれど)捨てたものではない。この調子で人気が保たれるのならそりゃ素晴らしいことだ。

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槍槓狙い撃ちはマナー

俺は俺でそこそこ遊んでたんですが、いかんせん酒を呑みながらのソロプレイなので全体的に雑なプレイングとなり、昇格は地味なところでストップ。アバター目当てのプレイも目当てのワン次郎があっさり手に入ってしまったので、やる気が激減。仲間内の麻雀意欲も低く、そのままフェードアウト。残念。

俺のモチベーションはまるで枯れてないので、頭数必要ならいつでも呼んでください。え? 黒川基準? あれ結局違法って話じゃなかったっけ?

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お前が出てきてくれたからやめることができた(7月の出来事)

 

GOD OF WAR

覚えてねえ……何もかも……。……なぜだ……。

いや嘘々、覚えてるよ、全部とはいわないけど。クレイトスがえらい丸くなっちゃってるとか、それでも父親失格な発言を連発してたりとか、変な全身もんもんのにーちゃんに付け狙われたりだとか、母親の遺灰をばらまきに山登りしたりとか、空中でマウントとったりとか……うん、だいたい覚えてるな!

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拭いきれない違和感

個人的には、良質なアクションゲームかと聞かれたら答えにつまるし、物語や演出もただただ壮大でリッチな”だけ”で魅力をそれほど感じなかった。広々とした舞台特有のダラッとしたフィーリングや、微妙にもっさりとしたバトルの感触は記憶に残っている。よろしくはない。

既存のタイトルは別物と考えればよろしいとはいうものの、物語のアウトラインを知らないとしたらそれはそれで致命的な問題になりそうだし、悩ましいところだ。本作をプレイするには純粋の心が求められる。

クレイトスの息子って、そういう意味? え? じゃああのオチは?

 

あつまれ どうぶつの森

やってきたぜ、カブの時期がよ。スローライフ? ぬかせ、世の中ゼニじゃ。あのタヌキ野郎がほざいとることは何一つ間違うちょらんけんの、この世で信用できるのは筋肉とカネだけじゃ、よう覚えとけ!

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性的なメタファーやめろ

そのつもりでプレイ開始。最初は素直に地道に魚釣りだ。投資の頭金を作るには魚釣りとシリーズの相場と現実の遠洋漁業が示している。……ん? 孤島でタランチュラ狩り? えらいゲームになってしもたのお、でもおじさんそういうの嫌いやあらへんで、大好きなカブのためにならゲームチックな仕様は存分に活用してしかるのちにカブにオールインしてガッポガッポしてワッハワッハになるんやタヌキに札束ビンタかまし

「DUPEバグあるやで」

 ……。

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やめなよ、そういうの

まあ、見ての通りですな。くだんのバグは修正済みです。そりゃそうだ。

そんなもんなわけで、我がケオイミ島は島中が王冠だらけという、死と退廃に満ちた異界と化したわけです。瘴気を吸うと死んでしまうので、もうプレイしてません。完全に自己責任じゃねえか! アホかな?

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感動的なシーンが台無し……いやそうでもないか

実際に耳揃えて返す瞬間は楽しかったです。

 

FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE

すげえ。何一つ覚えてねえ。面白いゲームだったんだけど覚えてねえ。やっぱゲームのインプレってのはプレイして直後に書かなきゃダメだな。年始一発目の気づきがそれか? 俺もうアラフォーなんだけど。不惑とか昔のやつはホラ吹きすぎ。

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これ手に入れるのにマラソンしたことは覚えている

ああ、あとデバッグ用? みたいな武器を乱数表利用して手に入れてゲームを無茶苦茶にしたのも思い出した。真面目にプレイしてねえじゃねえか、だから内容覚えてないんだよ。真理だ!(気づき2つ目)

 

Helltaker

界隈で流行ったコンテンツ。知らないゲーマーはいないとされている。パズルゲーのガワをかぶった全年齢対応のエロゲー。精通導入ツール。パズルでシコるな。

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全員セックスしたいじゃん

今なおコンテンツは尽きていない。二次創作もちらほら。それくらいエロい。おわかりいただけるだろうか。そう、この世の中にはエロいパズルゲームが3つある。『テトリス』『ぷよぷよ』『Helltaker』だ。

 

おまけん2 ーお前が再び最強の剣士になるんだよー 

ブラウザで遊ぶUnity製ゲームなやつたちのひとつ。ゲームのコンセプトとしてはちらほら似たようなものを見かけるタイプで、目新しさはそんなになかったんだけども、プレイフィールがほどよく小気味よくて長々プレイしてしまった。良きファイターです。

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ここからが本当の戦いのはずだったが……

ただ、クリア後の純ハクスラ要素の調整がいまいち肌にあわず止む無く撤退。ビルドの方向性の幅が狭すぎるような気がしたんだ。あとドロップが渋すぎるとか。そのへんはもう調整されてるかな、チェックしてないから知らない。

いずれにせよ10時間以上は遊んだし、この手合の作品としては頭一つ抜けている印象はある。一発ネタで終わらないクオリティなので、『Diablo』あたりが好きな人はぜひ一度さわってみてほしい。

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男子ってこういうのが好きなんでしょ?

 

龍が如く7

一体……

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まったくだよ

シリーズほとんど全部やってますけどね、ほんと「一体何があったんだ」としか表現できない。すごいよ、こんだけの舵取り。衝撃で舵とれちゃうんじゃないか。バイオの『3』から『4』のミューテーションと同規模。ひとつの生命の終焉と創造すら感じる。

いやね、根っこの部分は文句なしに『如く』なんですよ。

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およそ最悪に近いマウンティング

こういうフレーズがバンバン出てくるし、 

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作中屈指の名言

 しょうもないシーンで衝撃発言が飛び出したり、

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ポリティカル・コレクトネス!!

 問題発言も当然あり、

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お前ほどの男が言うなら……

 何もかもわからない絵面が飛び出たり。

そういうところはいつもの、あるいはそれ以上の『如く』。山盛りで膨満感を感じるミニゲームの山もいつもの『如く』。演出まわりに関しては桐生一馬という足かせを取っ払ったぶん、より自由に・パワフルになったように感じる。

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地味におもしろい経営パート。ゲーム攻略上重要でもある

じゃあ根っこじゃない、変わった部分は。もうみなさんご存知、バトルパート。これもう一兆人くらいが言及してるだろうし、いまさら俺の口から説明するようなこともないので詳述は避けますが、「スパイクアウトドラクエになった」ってことです。わかりやすいですね。わかんねえ! 別ゲーじゃねえか!

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突っ込まなかったプレイヤーはいないとされている

挑戦一発目にしてはゲームの骨子に組み込んだ『ドラクエ』マインドを十全に発揮しており、かなりの品質に達している。微妙にテンポが悪かったりするけれど、事実上の処女作としては及第点でしょう。そもテンポの改善については定評があるシリーズだし、『8』が楽しみだ。次はFFか?

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ここFF

 

Outer Wilds

巷が盛り上がった作品のひとつ。太陽を中心とした星々を巡って散らばったヒントをかき集め、真理に辿り着こう。つまりは『MYST』の系譜。さらなるご先祖様なんぼでもおるんやろうけどワシはよう知らんわ、『ナゾラー少年探偵団』とかか?

これまた某所で長文が大発表されてバズってたので詳述はパス。もういいでしょ、細かい話は。うんうん、良いゲームでしたねー、すばらしい世界でしたねー、はいはいこの話はこれでおしまい!

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この手のギミックはおもしろかった

個人的には、このゲームを手放しで大絶賛する人間は信用しないことにしてる。

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ラストの演出、よかったですね

 

Slay the Spire

俺: 「なんか、すれいざすぱいあ? ってゲームがあるらしいじゃないですか」(大意)

直後、

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なんでだよ!!

そう来られちゃあ……やらねえわけには……いかねえよな! 俺だって元ミリオンアーサーの民、今年はギャザだって始めちまったんだ! ミシックタッチした男だぞ! こんな『FTL』みてえなカードゲームには絶対に負けカチカチチカチカチ

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……

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

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………

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカカチカチカ

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…………

長い時が流れた……

www.twitch.tv

いやーシャレになってねーなー。中毒性とか脳に与える影響とか考えるなら酒タバコ大麻を規制する前に本作をどうにかしたほうがいい。危険なゲーム。

デッキ構築型のゲームなんて今じゃ珍しくもなんともないし、『スレスパ』自体が新しいゲームじゃないからいまさらなにをって突っ込まれたら反論の余地はない。しかしそれでもなお、「未プレイならマスト」と断言したい、名作中の名作。

広すぎるくらい広い懐、深すぎて深奥が闇の中の闇になっているゲーム性、これ以上は無理だろうというほど快適なプレイフィール、最低限な描写ながらも想像力が励起させられる世界観、どれをとっても極めて高い完成度に到達している。

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スマンなアセンションはやってない

家庭用版のローカライズはトンチキなことになっているので、プレイするならSteam版がオススメ。有志による翻訳って取り扱いが難しいなと考えさせられる一例でもあった。

 

VALORANT

世界最新の殺人ゲーム。5対5で殺し合え。勝敗を決するのはエイム力でも知性でも戦略でもない。殺意だ。より純粋で強い殺意を持つプレイヤーが勝者となるのだ。

ようするにCSGOの後続。ご先祖さまの系譜と比べたら比較的ノイズやまぎれの比重が高く、カジュアル路線といえなくもない。が、根幹がどうしても殺伐ゲームのそれであるため、誰にでもプレイできるような内容では決してない。負けたときの捨て台詞は「はーつまんね[任意のゲーム名 (例: スプラトゥーン)]やるわ」である。

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定期

プレイ時間だけでいえば2020年最も長く、面白さ・楽しさは当然のように伴っている。環境といっていい。リリースからそこそこ経っているにもかかわらず、仲間内だけで2~5人プリメイドでコンペティティブに行ける。こんなゲーム、そうそうないよ。

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この画像が7月のもの。もう半年近くコンスタントに遊んでいる

レーティングは乱高下を続けており、ブロンズ3からゴールド3まで行ったり来たりしている。歳食ったからだなんて言い訳をするつもりはない。ただただ真剣さの問題でございますな。酒を呑みながらFPSをプレイするんじゃないッ! それは公害だ!

最近はレーティングを下げる行為を”減量”と呼ぶようになりました。スマーフって言葉、強いじゃないですか。これからのFPS世界のマナーにしようぜ。

メンツは慢性的に足りてないのでなんぼでも募集中。

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いつものメンバー全員がプラチナになったらゲームクリアってことでいい

 

Ghost of Tsushima

チンポは浜で死にました(ED)。

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デジタルデラックス版の馬!

内容についてはもうなんていうか、みんなとっくに言いたい放題言い切ったよね系だから俺の方からはとくになにも……やたら頑丈な馬とか、どこにでもあるハシゴとか、誰が手入れしてるのかわからない地理にある社とか、全員神エイムのモンゴル人とか、一騎打ちのフェイントがかわいいとか、対馬流ガバガバ戦術理論とか、乾いてないアスファルトに押し当てたような足跡とか、あちこちに湧いてる温泉とか、尻とか、めっちゃ燃える火矢とか、めっちゃ即死する毒とか、モンゴル超兵器ロケット花火弾幕とか、やたらしつこいオジキとか……まあ、覚えてるのはその程度のことですよ……(追記予定)

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ジャンル: 尻

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尻(夕暮れ)

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尻(Another Ver.)

Fall Guys

なにがガイズやふざけるな。令和最新の相撲ゲーム。やっぱ時代はバトルロイヤルものだよ、相撲もh2h形式から抜け出すべきだね。

絶対この流行続かねーだろうなーってぼやきながら一応購入。Steam版はマイナンバー制が厳しく敷かれ、また、チーターはVALORANTのスマーフ野郎より多い。はっきり言って、真面目に取り組むに値しない空気だった。

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空中ジャンプを繰り返す者。もはや隠す気0

チートの手法がやたらバリエーション豊かなのはある種楽しかった。一瞬で飛んでいくやつはおかわいいほうで、面倒なやつだと勝敗が決するギリギリのフェーズで二段ジャンプしたりしてた。去年『Apex Legends』がチート博覧会になっていたが、今年は本作がその枠にあたる。

まだやってるプレイヤーは誠実なタイプである蓋然性が高い。

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いつかチーターが駆逐されたらまた呼んでね

 

DEATH STRANDING

「ジャンル: ノーマン・リーダス」。ノーマン・リーダスの陰茎は観測されず、量子的に揺蕩っているが、その存在は確実視されている。サム、MODDINGハードマンだ

なんちゅーか、評価に困るタイトル。奥深いゲーム性! とかそういう概念とは距離をおいているスタンスでありそうなのに、プレイし始めるとやることが山盛り。動かして美麗なビジュアルは、写真撮影的センスがない素人が一枚を切り出すと急にショボくなる。「ほぼ宅配・一部TPS」なだけだが、猛烈な緩急があるゲームといえるか。

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F12を連射するだけで楽しいゲームともいえる。5000枚て

細かい部分をあれこれ指摘するのは容易だけどそれは他の誰かがすでにやっているとして、なにはなくとも「ノーマン・リーダスを動かしてウキウキするゲーム」である。この感覚を共有していただくためだけにドラマ『Walking Dead』シリーズを数十時間ほど 視聴してもらう必要があるほどだ。

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刮目せよ! これがノーマン・リーダスの腹だ!!

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そしてこれが尻だ!

全体を通して、やることはいたってシンプル。でも手段は多種多様。目的もシンプル。でもアプローチの手法は十人十色。ノーマン・リーダスをロールプレイするにあたって必要な下地が本作には備わっている。

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ノーマン・リーダスのボディに執着するのもひとつのプレイスタイル

これはHIDEO KOJIMAであれば言うまでもないことかもしれないが、シナリオの魅力もすばらしい。ただ目標を達成していくだけなのにジェットコースターのような味わいが含まれている。

総評としては、「ノーマン・リーダスのファンならマスト」。それ以外なら……「良質な何かをダラダラプレイしたい人向け」ってところか。

 

ワールドフリッパー

いろいろあってちょっと触ってました。今後プレイすることはおそらく二度とない。

 

Orangeblood

ハクスラ風味を濃くしたJRPGサクセサー。ドット絵は高水準にまとまっている。世界観は典型的なKAWAIIに見た目を置換した『ブラック・ラグーン』。典型的なようで存外めずらしいような。オチもふくめてオッ?となるものを感じさせる。

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台詞回しも軽快で惹かれるものがある

本作最大の難点は、個性でもあるハクスラ要素の調整が雑すぎるところにある。いきなり強い装備が手に入ってしまうことは構わないにしても、そもそもアイテムの強弱がわかりづらく、トレハンの心地よさが大きくスポイルされてしまっている。惜しいところだ。

また、去年も同じことを書いたが、この手のRPGのバトルがしょうもなくなる理由の大半は「雑魚戦全部全体攻撃」であり、残念ながら本作もそのカルマから逃れられていない。最初から最後までとにかくバフをかけて全体攻撃だ。これが面白いかといわれるとさすがにノー。

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とにかく惜しい。画竜点睛を欠いたゲーム

バトルバランス以外は総合力が高かっただけに、次に期待。

 

Among Us

界隈で流行ったゲームそのn。しばしば「宇宙人狼」などと表現されているが、防衛側のロールやスキルなどが存在しないため、あまり適切な表現ではないと思う。 無根拠な言葉で殴り合う点では共通している。

面白い面白くない以前に、メンツを集めきるのが至難というのが本作の課題。野良でやってもビタイチ楽しくないだけに、ボイスチャットができるようなプレイヤーを集める必要があるのだが、それが2人や3人じゃまず足りず、どう甘く見積もっても7人はほしいところ。その点をクリアできるコミュニティに所属しているゲーマーだけが本作をプレイする権利を有する。

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野良だと発言した瞬間に追放投票入れるムードなあたりもかなりアレ

なんとか頭数をそろえようと勧誘しまくるも、「お前とはプレイしたくない(要約)」などと言われ、無念のフェードアウト。誰か遊んでください。ひたすら追放されるだけでもいいので。

 

Vigil: The Longest Night

メトロイドヴァニアですね、ええ。ああ、この表現使うと怒る人がいるんだっけ? えー、横スクロール探索型アクションRPG? めんどくせーからメトロイドヴァニアで構わん?

このゲームまるで観測してなかったのでぽっといきなり出てきたように思えたんだけど、全然そんなこたーねーのね。おっちゃん知らんかったわ。大Steam様の大サジェストに大登壇してるのをみてなんとなく買った。

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導入部。わけがわからないが、周回するとわかるようになる

とにかく、メトロイドヴァニアとしての品質がやたら高い作品となっている。アクションの触り心地や奥深さ、探索への渇望感、引き込まれるシナリオ、耳に残る音楽等など。欠陥らしい欠陥がめずらしいほどに少ない。

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装備品などのインターフェースは見ての通り『ソウル』ライク

メトロイドヴァニアファンならプレイ必須といえるが、俺がプレイした時点で本作は2つの重大な問題をかかえていた。ひとつは装備のバランス、もうひとつはバグだ。

前者はいたってシンプルで、最強装備のビルドがわかりやすすぎたのだ。しかもそれが店売りアイテムだったからさらによくない。これはフォーラムでも指摘があった。

後者はこれまたプレイ当時の話であるが、真ENDに到達できないという致命的なバグがあった。さすがにどうなんだと怒るべきところだが、それでも複数周回した満足感が消えることはなかった。

まあ、発売からそこそこ時間が経過してるし、諸々解決されているだろうということにして、とりあえずはオススメの一作ということにしたい。

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アクションの難度は普通にプレイすればやや緩め。気軽に遊べる

 

One Step From Eden

人間、急にスイッチが入ることってあるじゃないですか。こいつをプレイした動機があるとすれば、そう説明するほかない。セールしていたわけでもなく、『ロックマンエグゼ』に愛着があるわけでもなく、誰かに勧められたわけでもなく。でもなぜだか無性にプレイしたくなって買う。えてしてそうやって触れたゲームには満足できるものだ。

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はー二度とやらんわこんなクソゲー

『スレスパ』と同じくデッキ構築型。なのだが、ゲームスピードが速すぎて結局一周クリアするまではスキルをコントロール下におくことはできず、ただひたすらに連射するだけだった。それでもクリアできるし、楽しい。無論、上級者たちはあらゆるデッキを使いこなし、とんでもないプレイングをしている。

どこを切り取っても濃厚な作品で、隙がまるでない。強いていうと、あまりにもその濃すぎる内容がゆえにプレイまでの心理的なハードルがやや高い。軽々と腰を上げられるころには初心者卒業ということなのかもしれない。

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ドットグラフィックもふくめ、絵作りもなかなかのもの

「ゲームに挑戦したい」といった欲求とサガを抱えている悩ましいゲーマーはトライするべきだろう。ゲーム基礎能力の測定にもよさそうだ。

 

Factorio

フレンドがプレイしているのを見かけて「ほーん、そういやそがなゲームもございましたなあ」と思いストアページを開き、”セールをする予定はない”といった主旨の記述を読み、なるほどと即購入。

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試される知性。進捗ダメです

ごめんよ、じつはまだロケット飛ばすところまではいってないんだ。でもこのゲームのことは……ちょっとだけ理解した! 理系向けのゲームだ!! プログラマとかがメッチャ複雑なサーキット作って喜んでるんでしょ! キーッ! くやしい!

『One Step from Eden』とは真逆で随分とまったりとした感触のゲームだが、その実態は掘れば底の無い沼である。攻略サイトを開いても何をやっているのかわからなかったりする。真に知力が問われるので、そうした遊びが嫌いな人には向かないだろう。だが、本作は疑いようのない時間泥棒だ。

なお、マルチプレイも楽しいという点も強調しておきたい。いつの間にかわけのわからないラインが建造されてたり、勝手に資材パクるベルトコンベアを設置したりとか。そのへんの自由さは『Minecraft』が近しい。

 

自宅トレーニン

嫌なご時世ですねえ。

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累積デバフ。有効ターン数は不明

百数十回通ったジムも、ちょっとなと。先に述べたとおり「取るべきでないリスク」は取らないのがまともな人間だし、何より俺の両親はどっちも高齢かつ病弱である。ならもー、ジムは遺憾ながら休会するしかねえなと。ならどうするのと。

レーニングに、場所は関係ないんだぜ。オラッ! 自宅で追い込め! でも全部自重は味気ないの、俺はワガママなオッサンだからトレーニングもオシャレに

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これを使って……

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自宅でBIG3、ヨシ!

ベンチとダンベルとシャフトがあれば全部できるの。あとスクワットやりながらボクササイズごっこしてたら身体は音を上げるの。おっちゃんもうアラフォーやけん、そんな無理するこたーねーなと自問自答するわけですが、しばしば強引に自己洗脳してトレーニングに勤しんでおります。やっぱ運動はいいよな、あらゆる悩みから解放される。気持ちは晴れやかになるし、なにより体調が……あんまよくないな……

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うるせー

すぐさま痩せたりしないのは1年継続的にやっててわかってる話なので、「これをやってなければ今頃俺は脂肪の塊」と言い聞かせて続けています。これが不健全なことだとは俺は思わないね。

あと、単純に筋力は強くなったね、あきらかに。重いもの持つのとか格段にラクになった。あと息切れしなくなった。この調子であと35年鍛え続けてそのまま老衰で死ぬ予定です。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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俺たちの戦いは始まったばかりだ

 

真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER

11月を中心に展開された2020年の超弩級ゲームラッシュは、真・女神転生Ⅲで幕を開けた。

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でも時代が時代だから途中で難易度変更は可能なの

そもそもオリジナルの『真3』のデキが極限にまで高められているから、おのずと本作は比較される宿命にある。そうなると本来であればとられないであろう揚げ足までもっていかれるのは致し方ないことだ。

それにしてもなんやね、正直、「完成度低いな―」って愚痴らざるをえない内容だったよ。もう言い尽くされているけど念押ししておくと、SD画質のままのムービー・レスポンスの悪くなったUI・オリジナルより長いローディング・邪教の館のロード問題・不快なDLC・珍奇にセンタリングされたテキスト、あたりかな。

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いくらなんでもひどすぎる。ここくらいは作り直してほしかった

ゲームバランスの細かいところまでは、率直にいってよくわからない。海外勢がたまに走ったりしているから悪くはなさそう。また、最近のアップデートでスキル継承を任意に選択できるようになったとのことで、これはゲーム性に劇的な影響を与えていそうだ。

わりかしボロクソに書いたが、なにせ元々が限りなく満点に近いゲームである。PS2版未プレイなら必須級だし、プレイ済みでも遊ぶ価値は十分にある。そこのところは履き違えてはならない。真の敵は別にいる。

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そうね……

 

神獄塔 メアリスケルターFinale

あるゲーマーが言った。「コンパイルハートに何を期待しとるんや」と。そう、本作を象徴する言葉だ。何を期待しとったんやろね俺は。

これはまさしく無の金太郎飴みたいなゲーム。どこをどう切っても虚空が溢れ出てくる。狂気の象徴のような仕上がりだ。プレイすると体調が悪くなるくらいにひどい。

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片鱗を感じろ

どこもかしこも”ありえない”ので全部を語り尽くすと千夜一夜物語になってしまう。3つにポイントを絞ろう。

1、壊滅的なダンジョン探索。ダンジョンの設計が本当にひどい。それはまるで小学生が書いた方眼紙の迷路である。そこまでか? って疑義を呈する人にお伝えしたい。このゲームのダンジョン、俺が小学校のころに自分のノートに書いてたやつにそっくりなのよ。恐ろしい話だ。

あれをデザインした人は、なにゆえ古くは『Wizardry』が、現代では『世界樹の迷宮』が優れた3Dダンジョン探索型RPGとして礼賛されているのか、論理的に研究したほうがいい。

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この段階でもうキツくなるほど難のあるダンジョン

2、絶望的なテキストセンス。電撃が噛んでる時点でラノベチックになるのは全体の方向性としては理解するが、品質が低すぎる。ラノベというのは低レベルな日本語で書かれた小説を指すわけではない。

抑揚のない物語、似たような発言を繰り返すキャラクター、見栄えの良くないただただ露悪的な表現、エトセトラ。これに魅力を感じるのはマインドが中学生か、本物の中学生か、よほど人生経験が不足しているか、いずれかだ。

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しつこい

3、終わっているバトルシステム。ゲームメカニクス全体が瓦解しているが、とりわけバトルはひどい。先に述べた「とにかく全体攻撃」の要素は当然含まれており、コストの見合わないスキルや強弱の極端な装備、あからさまで不快感に富むデスエンカ等々、文字通り枚挙にいとまがない。

このゲームのバトルを突き詰めている暇があったらドラクエ3RTAをがんばったほうが絶対にいい。人生のためになるはずだ。

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状況と運次第であっさり詰む。何考えてんだ

今年一番つまらなく最もひどかったタイトルはオンリーワン、『神獄塔 メアリスケルターFinale』だと断言する。今年のGotYはこいつでキマリだな……。だが、この世界にはもっと昏く深い闇があることに気付かされるのはすぐあと……。

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一応ちゃんとクリアはしたよ? クリアしただけだけど

 

天穂のサクナヒメ

プレイ前、「うーん、マーベラスパブリッシュのアクションかー劣化朧村正ってところやろうなー」などと疑っていました。ごめんなさい。できますよこのゲームは……。

”リアル”な稲作がどうこうと話題にあがりがちな本作だが、その価値はもっともっと根源的な、作品としての品質の高さにある。たとえば「2Dアクションゲームとして」判断したとしても、2020年で最も素晴らしかったと俺は判断する。

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アクション性・戦術性・爽快感、全部盛り。

パリィが気持ち良いゲームに悪いゲームは無い

絵作りや世界観も唯一無二だ。適度にデフォルメされたキャラクターは入念に作り込まれた背景に違和感なく溶け込み、シナリオは”手に汗握る”と表現しても誇張ではあるまい。

そしてやはり抜群なのは主人公サクナ姫のかわいらしさ。いわゆるロリババアのカテゴリに入っておきながら、抜けきらない幼さと、それがゆえに成立する成長譚がプレイヤーの心を心地よく刺激する。

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あざとい、かわいい

全体的に気楽に取り組める仕様となっているが、クリア後の要素やキャラ育成などは一筋縄ではいかない。たっぷり50時間は遊べる、2020年の快作。よほどのアレルギー持ちでなければマスト。これを創ってのけたえーでるわいすの次回作が楽しみだ。

 

ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団

………………。

……………。

…………。

………。

……。

ハッ! 失礼、ガレリアのこと思い出して一瞬気を失っていました。いや失敬。はい、先に申し述べますと、本年度GotYはこいつです。ええ、文句なしに。文句……文句かあ……文句ってなにかなあ……。おっちゃん歳のせいか、もう日本語がようわからんくなっててなあ……。

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いいえ10点です(『ホワイトラピッドプロジェクト』より)

なんかいきなり正気を失ってるけど、そんくらい期待してたタイトルだってくらいです。いやだって去年のゴタゴタ眺めて「あーもうこれ一生発売されねーんだろうなー」って諦めてたくらいですよ。『ルフラン』がスゴかっただけに惜しいな、と。

ソシャゲの畑を耕して、そのうちPS5あたりで出てくれたら嬉しいな―とか薄らぼんやり期待してたところに、なんだか普通にリリースされそうなムード。俺のテンションはMAXまで高まっていた。

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諦めの先に

スイとお出しされたものは、まさしく『ルフラン』の続編、期待していたもの、そのものだった。完璧、完璧な仕事だ。俺はこれを待ち望んでいた。この内容なら俺は延期も納得する。

キャラのビルドの自由さと奥深さ、シンプルでありながら爽快感と戦略性に満ちたバトル。緊張感あふれるダンジョン探索。何より、そう、何よりも、研ぎ澄まされた、カリスマさえ感じるキャラクターたちとシナリオ。今年のGotYは間違いなくコイツだ! 誰が何と言おうとコイツにキマリだ! 俺は確信した。

はずだった。

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このテンションが続くのは15時間程度

前作をプレイ済みならば、『ガレリア』にもいわゆるラスボスのような、シナリオ上きわめて重要なボスが数体いる、段階的なシナリオになることは予想できていただろう。そして、陶酔しながらプレイできたのは1体目までだった。

倒したぞラスボス(1体目)! かかってこい裏ダンジョン! 今の俺に踏破できない迷路などない!

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べつにそれはええんやけど

さあ唐突に始まる急展開。やはりこれだ、『ルフラン』の続編ならばこうでなければ! とワクワクしているところに突きつけられたのはまさかのランダム生成ダンジョン。嘘だろ? これやんの? もしかして延期の理由ってこういうの作ろうとしてたからだったりする?

自動生成されたレベルはごくごく単調なデザインで、定期的にチェックポイントのように出てくる固定マップだけが意識を保てるギリギリの手かがりだった。

ヒイヒイ言いながら登る……登る……ただひたすらに。バトルはおもしろい、シナリオへの期待感は高まったまま、ただただ単調な塔を登る。そう、この苦痛の果てには衝撃的な何かが待ち受けているはずなんだ。この頃、まだ俺は正常だった。

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アー……イイ……

よーし登りきったぜ百と数十階! 出てこいラスボス(2体目)!! 鍛え鍛えた我が魔女の旅団がテメエを軽々とのしてやるウッワ弱っちょっと鍛えすぎたか? まあいいや、エンディングエンディング、っと……

…………。

………。

もういちどのぼってこれるかー?

あああああ!!!!!

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なるほど延期の遠因じゃねーの

いや……。ぶっちゃけ、なんとなく予感はあったよ。そう、なんとなく、とりたてて根拠があるわけじゃないんだけど、なんかこー、もうちょっとあるかなー、みたいなさ。そういった僅かな空気の変動を俺は読み取ってたからよ。大丈夫大丈夫、まだ慌てない慌てない。

よーし登りきったぜ百と数階! 出てこいラスボス(3体目)!! 鍛え鍛えた我が魔女の旅団がテメエを軽々とのしてやるウッワ弱っちょっと鍛えすぎたか? まあいいや、エンディングエンディング、っと……

…………。

………。

ラストダンジョンをどうぞ

あああああああああ!!!!!!!!!!

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代弁すんな

いや……。ぶっちゃけ、なんとなく予感はあったよ。そう、なんとなく、とりたてて根拠があるわけじゃないんだけど、なんかこー、もうちょっとあるかなー、みたいなさ。ランダムダンジョンの最後がラストダンジョンだと微妙に締まらないでしょ? わかるわかる、作り手のコダワリってやつがよ。

いやいいじゃんいいじゃん、ラストダンジョンって感じ! ウヲー攻略するゾー、出てこいラスボス(4体目)!! ンッ、なかなか強い! このラスボスは本物だ!(ルフラン/ガレリア構文)。ウオオオオキャラ育成! 装備更新! イケイケドンドン!! オッシャ倒した! エンディングエンディング、っと!

もう少しだけ、失せもの探しを続けますか?

あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!

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お前の直感ガバガバじゃねーか

いや……。ぶっちゃけ、なんとなく予感はあったよ。そう、なんとなく、とりたてて根拠があるわけじゃないんだけど、なんかこー、もうちょっとあるかなー、みたいなさ。このままじゃヒロインの片割れがあまりにも救われなさすぎるし、身も蓋もないこといえば重要アイテム手に入れてからラスボス倒したら新展開ってチラッとどっかで読んじゃってたからよ……。

行くか……! 本当に最後の、最後の戦いへ!! オオオオッ、いかにもな構造のダンジョン! 本当にこれが最後だと俺の本能(どちらかというと生存本能)が語りかけてくるぜ! 踏破! 踏破! 踏破! 圧倒的踏破! 踏破に次ぐ踏破! 前人未到の大踏破!!

……。あれ? ラスボスいないの?

ランダムダンジョンおかわりです

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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しばくぞ

 よかろう(Very well)。トロフィーの残り的にも本当に最後の戦いがコレだろう。しょうもないランダムダンジョンならもう200階以上登らされてんだ。何より俺には『メアリスケルター Finale』をクリアしたという実績がある。多少のことならへこたれねえぞ。やってやる、やってやるぞ。かかってこいクソダンジョン。

そして登り始めたラストダンジョン(5個目くらい)、登れども登れどもゴールがみえない。なんならチェックポイントすらロクにない。これもしかして終わりがないのが終わり的なオチだったりする? マジかよ日本一ソフトウェア最低だな即売ってくるわ。

1000Fくらい登ったところで違和感は臨界点に達し、無力感・虚脱感・脱力感とともに5chのスレをぼんやりと眺めていた。そもそもそこまでプレイしている人がいない、当然のことだった。しかし、スレを眺めることおよそ数分、衝撃の書き込みを目の当たりにする。

「3651階で終わり」

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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そのときの気持ちの抽象的表現

俺は膝をついた。ゲームに屈した。心が漆黒の感情で塗りつぶされる感触に満たされる。このゲームはク……ク………クs……ク……so…………!

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たったの3651F? (『エンバンメイズ』より)

そうだね。遺憾ながら他人の力を借りた形だけれど、真の意味での終わりは見えたんだ。この戦い、俺の勝ちだ! やればできる、あとはやるかやらざるかだ。引くな俺、うろたえるな俺、戸惑うな俺、躊躇うな俺。迷えば敗れるって剣聖が言っとったやろ。

さらに登る……登る……。心を殺して、ひたすらに。だがその実、おそろしいことにこの真・ラストダンジョンは存外シビアな調整になっており、気を抜いたら普通に全滅してしまう設計なのである。泥酔しながらプレイして数百階ロールバックするハメになったことすらあった。真剣、深刻に、淡々と。これはゲームなのか?

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現実……現実って……何だ……?

俺は、俺は、俺は、本当に生きているのか? 生とは何か? 死とは何か? 無とは何か? 宇宙とは、世界とは……? 神は実在するのか……? 

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当時の心境

3651Fを登りきり、真のラスボス(メッチャ弱い)を打倒し、エンディングを観ているとき、なぜだか涙が止まらなかった。感動には様々な種類があるんだ。ただ、その虹色の感情のうちのひとつが「怒り」だったことだけは疑いようがない。

物語としては完膚なきまでに完結し、ゲームシステムも飽和したところでちょうど終わったので、これはそれなりにコントロールされたものだと考えられる。そうだ、我々はこうした作品を表現する言葉を知っている。”神ゲー”だ。

いやー、令和になって『スペクトラルタワー』を遊べるとは思わなかったな―。

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言葉にできない

 

ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜

『ガレリア』が衝撃的すぎたので心身ともに満身創痍の状態で挑むことになった。

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もうなんでもいいや 適当で

無難、とにかく無難。何もかもが無難なデキ。アトリエシリーズとしては、ロロナあたりから延々継承されてたゼログラビティジャンプがオミットされたこと、調合時などのモーションがやたら凝ってたことなどが特筆に値するか。

調合やバトルは近代アトリエの延長線上で順当に進化してるからよしとして、問題はダンジョンのフラグ管理。ただひたすらにうろつく以外に正解はなく、そのような時間を空費しているヒマは現代人にないので、おのずと攻略サイトをガン見することになる。この事態を予見していなかったというのなら、関係各位は猛省してほしい。

ライザちゃんの尻はよかったですよ。まあ俺は乳派なんですが。

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狙うな

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狙うな 2

 

フィットボクシング/フィットボクシング2

自宅トレーニングの一環として導入。有酸素枠になればいいかな、くらいの期待感だったが、いざやってみるとそれどころではなく、プレイした次の日は全身筋肉痛に陥った。ボクササイズとしての要点を的確にピックアップしているのではなかろうか。

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おねえちゃんはいつだって残酷

本作のキモは、真剣に取り組むかどうか。その一点に尽きる。真面目にやらなければ盆踊りにも満たない負荷だが、目の前に殺したいやつを思い浮かべてプレイすると身体中が悲鳴を上げる。『フィットボクシング』を甘く見ている人は、プロの格闘家やアスリートを除けばおそらくプレイスタイルが雑なだけだ。

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おっちゃん、それ以上やったら死んでまうで

判定が怪しかったり、ゲームとしてモチベーションを保つ導線が細かったりするが、純粋に鍛錬という側面だけで評価するならば、『リングフィットアドベンチャー』以上のポテンシャルを秘めている。トレーニング魂に着火済みの人はぜひともプレイしてみてほしい。

少し気になるのが、プレイ時のジョイコンへの負荷。すでにひとつプレイ中に故障している。ジョイコンがジャブやストレートの動きを想定した設計になっているのかいないのか。さりとて繊細な動きで扱えばトレーニングにならない。悩ましいところだ。

 

Cyberpunk 2077

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はい

まだちゃんとクリアしてないので、覚えてたら来年書きます。

ロマンシング サガ リ・ユニバース

無料600連だかなんだかの喧伝に引き寄せられプレイ。蛾か俺は。でも生粋のサガっ子だしよ、しゃーねーよな、オッサンなんだもん。これ以上ソシャゲ増やす気もないし、とりあえず無料分だけ回したるか!

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とんでもない面々(1/4時点)

どれとは言わないけれど、そのへんのやつと比べてガチャにおける最高レアの出現率が高く(5%)、それの高低問わず妥当性は問わないが、とにかく気持ちいいことだけは確かだ。あんまりバカスカSSR出るかついちょっと課金しちまったじゃねえか。術中だ……。

思った以上にゲームの骨子がしっかりしていたため、現状プレイ継続中。サガシリーズの曲やビジュアルを使い回されるだけでも若干反則的なのに、それにそこそこ遊びがいのある設計を持ち込まれたらたまったもんじゃない。しかし、凡百のソシャゲと同じく、やたらと周回を強要してくる罪業はそのまま。その点を見直せば本当に素晴らしいファンアイテムになるんじゃなかろうか。

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周回、してますかー!

 

総括

全体的に、クオリティの高いゲームばかり遊んでいた一年だった。本能的に低質なゲームを早々に見切ってしまうようになっただけな気もするが、いずれにせよ人生のリソースは有限なのだから、それはしかたのないことだ。

本年度のGotY、次点は『VALORANT』だ。これは誰に対しても胸を張って言い放てる、充分に根拠のある事柄ではなかろうか。これほどまでにカジュアルかつシリアスに遊べるゲームはここ5年ほどなかった気がする。いまからでも遅くはない、まだ触っていない人はぜひとも挑戦してみてほしい。この世すべての悪がそこにある。

さて、2020年度の優勝は……。もうさっき言いましたよね。『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』だ。あー文句なし文句なし、間違いなし。え? 去年は『じんるい』が0点でGotYだったって? うんうんそうだね、キミはワカってるフレンズだね。

『ガレリア』は……そう。0点にして、100点の存在なんだ。

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俺は何でも食べるぞ

ありとあらゆる期待に応え、それでいながらなんぼか裏切り、そしてとてつもない殺人的ビーンボールでもある。これほど起伏に富むゲームは少なくとも2020年には類を見なかったし、おそらく今後数年は出てこないし出てこないでもらえると俺の循環器系が助かるかな。心臓に悪いゲームだったよ。

ちゃんと読んでくれた方に対しては言うまでもないけれど、『ガレリア』は一切オススメできないタイトルだ。万物に対する覚悟が完了している限界ゲーマーだけがトライする権利を有する。たまにはそんなゲームがあってもいいし、それが今年最高のゲームだったってことにしても、いいじゃないですか。

2021年はもっとえげつないゲームが出ますように。

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零点すなわち満点 (『衛府の七忍』より)