ズボイミ半魚人養殖場

酒とゲームがあれば生きていける

2022年1月にプレイしたゲームの感想

  • 2022年2月4日19時00分公開
  • 本稿はツッコまれたり気づいたりして加筆・修正する可能性があります

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宣言通り、1ヶ月ごとに区切ってきちんとインプレ書こうと決意しました。もうすでに2月は4日経過していますが、この理由は明白で『屍喰らいの冒険メシ』のせいです。こちらはクリアしたのが2月過ぎてからなので来月に回します。言いたいこと多すぎて今すぐに言葉が出てこないというのもある。

就職活動は鋭意継続中です。そろそろ発狂しそう。

 

ENDER LILIES

巷で妙に好評なメトロイドヴァニア。というよりは『ソルトアンドサンクチュアリ』もしくは『ホロウナイト』の系譜と表現したほうがしっくりくるか。ゲーム業界あるある怪奇現象、唐突に登場した作品のクオリティが異常に高いアレ。4日で実績コンプ余裕でした。

直接的に暴力をふるえないだけでフィジカルがムチャクチャ強カワイイ白巫女リリィちゃんの身体能力を駆使して探索したりバトルしたり。落下ダメージが無いのは英断だと思うの。それ前提のマップ設計だったりするしね、ゲーム終盤のマップ埋め作業が結構快適だった。

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ただマップが入り組んでいるのである程度記憶しておかないといけないことも確か

全体的な難度はそこそこで、クリアするだけなら『ホロウナイト』より若干難しいかな、くらい。コントローラーを投げたくなるようなボスは存在せず、真エンドまで到達するのは類似タイトルと比較しておそらく簡単な部類。正直このくらいの味付けでいいと思うんだわ。

強いていうと、この手のゲームの華であるはずのパリィがあまり機能してないのが気になったかな。一部のボスでは使うんだけど、基本的に他のアクションで処理してしまったほうが強い行動となる。まあ、これは好みの問題……。

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ストーリーテリングも秀逸

アクション・探索・トレハン・シナリオ・グラフィック・サウンド・その他諸々、総合力が極めて高い一本。ジャンル好きならマストだし、見た目が気になるくらいでも触ってよし。できますよ、株式会社Live Wireは……。次の作品が楽しみですな。

 

モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。

👺タイトルが長い

エクスペリエンス作品ですな。『黄泉ヲ裂く華』のガワのうちキャラクター部分だけをモタに変えたってのが一番近い。クソみてえなネーミングセンスはわざとやってるんでしょうけど、正直商売としてはどうやったんやろうね、覚えられんでしょこんなの。

本作の最大の特徴にして特長にして問題点は、やはりレベルキャップの存在。ダンジョン単位で上げられるレベルが定められており、それ以上に強化することはできなくなっている。それすなわち、鍛えて鍛えて俺ツエーはできないということ。ボス戦ではまず確実に最初は負ける。そうでなくても道中でもガンガン全滅する。そういう前提設計で、それ自体はよくできている。

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全滅しまくりながら進む。このプレイフィールは新しいといえば新しい

必然的にボス戦はすべて”神がかり的”なゲームバランスによる戦闘を強制される。ラスボスにいたってはほぼ詰将棋で、俺が作ったパーティーだと「もうこれしか勝ち筋ないやろ」という内容だった。これ、楽しいっちゃ楽しいんだけどダンジョンいくつも毎回それやらされるとさすがにキツいなっていう悪印象が前面に出てしまった。

いやね、やりたいことはわかるんです。よーわかる。バトルをちゃんとやれと。パラメーター上げて力技で攻略すんのはやめろと。昨今のJRPGへのアンチテーゼ、なるほど納得ですよ。でもちょっとこう……もうちょっと……手心があってもよかったんじゃないかな……。具体的に言うと、デスペナルティならぬデスボーナスがもうちょっと多くてもよかったんじゃないか、とか。

達成感はあるけど虚無感と脱力感も同時に来るゲーム。名作あるいは迷作。

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これでパッチでマイルドになっているとのこと。元の調整は正気とは思えない

 

シロナガス島への帰還

がんばりサウンドノベルですな。これで500円はちょっと安くしすぎ。何書いてもネタバレになるのがつらいところ。品質としては『レイジングループ』以来くらいの価格/内容レシオ。なかなかやるじゃん。

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わたしです

シナリオに関する詳述は避けるとして、細部に「がんばって調査して書いたんやな」という表現が見受けられるのはグッド。妄想だけで書かれてるテキスト、最近多いじゃないですか。ギリギリの綱渡りリアリティの構築に挑戦してまあまあ成功している。

ただ、急転直下のシナリオはオチを含めて「?」となる部分が多く、伏線やギミックの類もややちぐはぐだった印象は否めない。これは惜しいところ。中盤が一番盛り上がるやつね。

とはいうものの総合力は高く、またきちんとまとめられており、おまけシナリオも含めてボリュームは充分。サウンドノベルファンならプレイして損はないだろう。

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酒まわりの演出もいいセンいってます

 

ICEY

ほぼ一本道の2D横スクロールアクション。キャラクターを動かす爽快感はかなりの水準で、パリィとコンボだけで延々触っていられる。それはいい。非常にいいんです、ほんとに。

しかしこれはもう個人の感想ですねとしか言い様がないんだけど、メタ表現が絶望的に肌にあわなかった。つまらないとか面白くないとかを通り越して不快ですらあった。速攻で実績埋めてアンインストールしました。二度と起動することはあるまい。

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そういうのいいから

VALORANT

今後は酒呑みながらやるの止めます。関係各位にはご迷惑をおかけしました。

プレースメントでブロンズ2に放り込まれてチンチンがシナシナになってしまいましたが、もう一度這い上がっていこうと思います。G PRO SUPERLIGHT買ったしな。

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もうちょっとコントローラーのプールを広げたい

 

GRIME

メトロイドヴァニアですな。圧倒的にパリィの重要度が高く、敵の攻撃はまず「パリィできるかできないか」を判断するところから始まる。俺好みです。でもスタミナ管理がシビアなのはちょっとね、難しいね。ソウルライク全般いえることだけど、アクションの間の棒立ち状況があるの、好き嫌いあるのもしかたないことなの。

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ゲーム冒頭に表示されるマップ。世界観がわかる。超かっこいい

一にも二にもとにかくパリィなので、キャラクターのビルドは二の次となる。敵の攻撃は一発一発が重く、ボスだと被弾2発で沈むことすらある。ので、ちょい甘めのパリィをガツガツ成立させていくゲームというのが本作の本質ということ。もちろんダッシュで回避もできるんだけど、パリィからは基本的に逃れられない。そういうの苦手な人だとキツいかも。

探索は地味。エンダーリリィズをプレイしたあとだとどうしても比較してしまう。壁をガン見して間違い探しして素振りするのが楽しいかどうかという大いなる命題。

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店売り黄金装備が最強。なんか……既視感が……

シナリオは難解というより理解させる気がないような内容で、「そういうのが好き」な人向け。俺はその器がなかったので、途中から完全に読み飛ばしていました。輪っかのロボも言うとったやろ、「モウチョット グタイテキニ オネガイシマス」って。

ラスボスを倒した達成感はなかなかのものだったが、実績コンプしようという気にはなれない。なんとなく”ツラい"一本。

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細かく切り取ればかっこいい。全体的には意味不明

総評

今月さわった中だと、とにかく『ENDER LILIES』が際立っていた。隙のないゲームという表現がしっくりくる。万人にオススメ。ほかは基本横並びだけれど、『シロナガス』は悪くなかった。

2月も週1本ペースでゲームクリアしていきたいです。