2022年3月にプレイしたゲームの感想
- 2022年3月31日21時00分公開
- 本稿はツッコまれたり気づいたりして加筆・修正する可能性があります
いやあ。いやー……。無職終了です。仕事決まりました。はい、これを書いているのが3月31日で、明日が初出勤です。長い、あまりにも長い、長すぎるモラトリアムでしたな。人間働かんと頭おかしなるで。さすがに[ピー]年間もダラダラして心壊れかけてました。タスカッタ!
タスカッタ!
どんだけ続くかは自分でも確信持てないし今になってもまだ心理的にフワフワしてるんですけど、やれるだけはやっていきます。もう歳やしな。
そんなわけなんでいよいよ来月からはゲーミング体験の密度を上げていかなければなりません。もうボサッとダラッとゲームすんのは終了だ終了! 気合入れていけ!
ELDEN RING
俺が何か意見を具申する必要性を感じませんな。もう何もかも言われ尽くしてるでしょ。99点です99点。
マイナス1点はちょっとばかり雑だったゲームバランス調整。霜踏みがイカれてるのに気づけなかった(あるいは調整する時間をとれなかった)開発、あっという間にユーザーに広まって即座に雑なナーフ、この一連の流れは美しくないですよ。基本ソロゲーだし対戦は刺し身のタンポポみたいなもんなんだから必要なかったでしょこの対応。
評価するべき部分は山程あるんだけど、どうしても一つというと俺としては「ジャンル: 握力」の完全オミットを挙げたい。俺、握力で壁に張り付くゲームは『ライオットアクト』で満足したのでもう二度とプレイしたくないの。『アサクリ』はもうダメ。なんなら『BotW』ですら握力要素のせいだけでキツいくらい。
そこにきてエルデの王は握力に頼らない。壁を経由してどうこうしない。オーセンティックな『ソウル』構文の移動。とんでもねえ場所にある屋根が正規ルートだったり、ほぼ見えない崖をショートカットに使えたり、Wrong Warpが速攻で見つかって30分くらいでクリアされたりしてるのも『ソウル』。それはいいの。俺は握力が嫌いなだけなんだ。
どうしてもオープンワールドの切り口で評価・判断されがちだけれど、実態としてはオカズの増えた『ソウル』。ちゃっちゃかプレイすればすぐに周回できるし、パーフェクトセーブデータを作ろうというストレスからも解放されたりしている。いわゆる「取り返しのつかない要素」はゲームに必須のスパイスなのだなと再確認させられるということでもある。
2022年本年度、3月時点で最も優れたゲーム。おそらく今年はこれ以上の作品は出るまい。
うたわれるものシリーズ
前々からちょっと興味はあったのよね。Steamでセールしてたので全部入りを購入。『散りゆく者への子守唄』『偽りの仮面』『二人の白皇』をプレイしました。
結論から言うと、ちょっと泣いちゃったよ。古くせえジャパニーズスケベテキストゲームから刺激を受けることなんてないだろうって油断してたかな。『二人』を裏面含めてクリアしたとき、「ウォォォォォン!」ってなったもん。中学生かな?
『散りゆく者への子守唄』におけるテキストの品質は凡百のエッチゲームの水準を遥かに超えており、綿密な調査やある種の知性といったものを感じた。プロットも”典型的”でありながら不快感を感じず、結末も含めて「早く、早くを次をやらせてくれ!」って飢餓感が生まれた。素晴らしいことですな。ただ、SLGパートはさすがに現代の水準からすると陳腐なのはご愛嬌。マップ兵器で全部吹っ飛ばすのは楽しいけどね。
『偽りの仮面』は前情報なしでプレイしたんだけど、完全地続きだったってわかったときはオッ!?ってなりましたね(軽度のネタバレ)。気になったのはテキスト部分。ちょっとレベル下がったかな、もっといえばジャパニーズ程度低いラノベチックになっちゃったかなって印象はあった。
それでも世界観は健在だったし、SLGパートはきちっと進化して遊びごたえのあるものになっていたので、クリアまでは違和感・ストレスなし。魅力的なキャラクター群を構築して万全の「次回作に続く!!」はなかなかお目にかかれない。
『二人の白皇』は……もう……言葉がねえな! エルデンリング以上に言葉がねえや! もういい、とにかくプレイしてくれ! 前2作はアニメで済ませるとしても、『二人』だけはプレイしてほしい。俺が言えるのはそれだけだ……
間違ってもアニメ『二人の白皇』から入らないで欲しい。人生損しますぜ。
総括
無職を締める有意義な一ヶ月でした。エルデンもうたわれもどっちもやってほしい。いやエルデンは全人類ほっといてもプレイするだろうから、うたわれだな。うん、シリーズ全部やって60時間くらいです。やれ。