真・リングフィットアドベンチャー攻略
『リングフィットアドベンチャー』、大人気ですね。極限状態の品薄で投機的価値すら発生している。転売屋まとめて死なねえかな。
それはさておき、Googleで検索してもロクな攻略情報が出てこない。歯抜けの小銭稼ぎサイトか、SNSのまとめか、「RFAすげえ!」っていう礼賛くらいだ。これでは輪っかを攻略できない。なので自分で書くことにした。
なお、文中に埋め込まれた商品へのリンクについてアフィリエイトは一切埋め込んでいない。
前置きと言い訳
まずこれを書いている人間のスペックは
- トレーニングを真面目に始めてから半年足らず
- 『RFA』をプレイし始めてから1か月足らず(クリア済み)
- これまで運動らしい運動はほとんどしてこなかった
- アラフォー
- 男性
以上である。察して欲しい。だが洞察力の低い諸兄諸姉に向けて敢えてはっきり言ってしまうと、「ある日突然筋トレに目覚めたオッサンが急に全能感に満たされた。そんな状態で輪っかに出会ってしまった」。要はそういうことだ。深く考えてくれてもかまわないが、細かいところは突っ込まないでほしい。所詮はニワカだということだ。
では『RFA』を攻略していこう。
……の前に大前提を明確にしておきたい。本作を”攻略”することに意味はあるだろうか。もっというと、アドベンチャーモードをクリアすること、スタッフロールを観ることに意味はあるだろうか? 無論、無い。それは結果に過ぎない。
死は結果だ!! pic.twitter.com/GUpLsRylsM
— 筆禍@単行本20日発売 (@hikka06) 2018年5月29日
本当にエンドロールをチェックしたいだけなら、負荷を最低にした上でジョイコンとリングコンを指でクイクイやるだけで一瞬で終わる。もしそんなことをしたい輩がいるなら別にかまわないから、さっさと終えて他の人に適正価格で売ってあげてほしい。
長くなったが、そう、あまねくプレイヤーはすべからく鍛錬のためにプレイする。であれば検討すべきこと、すなわち”真の攻略”はおのずとその輪郭をあらわにする。
課金するべき要素
大多数のプレイヤーが誤解しているが、『RFA』は買い切り型のゲームではない。多種多様な課金要素が存在している。その中でも重要度の高いものとその理由、ならびに効能について説明する。
ジム(運動習慣)
おそらく『RFA』をプレイする上で一番重要な課金要素。極端に高級なところを選ばなければ月々1万円もしない。大人の遊びとしては妥当なところだろう。エニタイムフィットネスでもコナミスポーツクラブでもゴールドジムでもでもなんでもいい。とにかく自宅から近いところを選ぶのが正解だ。あと、あるなら地元の公営スポーツ施設が安上がりだが大抵むちゃくちゃ混んでいる。
なぜジムが必要なのか。輪っかで運動しているじゃないか。そう思う人は何か勘違いしている。そもそも『RFA』は筋トレではない。運動習慣をつけるための補助輪にすぎないのだ。真の目的は自転車を乗りこなすことであって、補助輪を高速で回すことではない。
冷静に考えて欲しい。輪っか、そんな負荷ないでしょ。「いやいや! めっちゃしんどいって!」って人こそ今一度深呼吸して再考してもらいたい。あれ押し込むの、そんなしんどいですか?
無論、高齢者や女性、傷病による身体的ディスアドバンテージがある人にはその限りではなかろうが 、リングコンをあれこれする行動自体は”強度の高い運動”にはまず入らない。男性で押し込み100届かない人は何かを疑ったほうがいい。
「そんなこといってもプレイしてたらめっちゃしんどいし! 」
なるほど、たしかにしんどい。だが、『RFA』で本当にしんどい運動はほぼもれなく自重系トレーニングである。つまり極端な話をすると、別に本作がなくてもできる運動ばかりなのだ。これは人によるかも知れないが、例えば○○プッシュ系を繰り返し選んでも心拍はほぼ上がらないが、プランクやマウンテンクライマーならそれなりの数値になる(このあたりは後述する)。
ベンチプレス10kgを10回上げるのは小学生でもできるだろう。だが100kgを1回上げるのは至難だ。運動は強度・負荷が全てである、とある高名な漫画家が言っていた。
よって、「RFAだけで身体を強くするのはかなり無理がある」ということになる。では何のために本作があるのか。そう、なればこそ一つ間違いなく言える真実がある。補助輪なのだ。運動への導線なのだ。鍛錬へのモチベーションなのだ。もっとわかりやすくいうと、プレイするとテンションが上ってなんかしらんけど筋トレしたり走り出したりしたくなるのだ。
しかし現実は厳しい。自宅で淡々と自重トレーニングをしたり、毎日ジョギングしに外にでかけたりするのは鋼鉄製の高潔な精神が必要になる。そこで、ジムだ。
ジムでならば『RFA』に足りない負荷の部分は文句なしにクリアできるし、何より「カネ払ってんだから行かなきゃな……」という後ろ向きかつ強力な力学が働く。また、マッチョを見るとほとんどの人間はテンションが上がるため、トレーニングが捗る。
リングくんは言った。「運動エネルギーをエクササイズポイントに変えて」と。そう、これはすなわち『RFA』でテンション上げてジムに行けというメッセージだったのだ。
あ、ちなみになんですけどジム行きまくって筋肉つけたら攻略めっちゃ楽になります。理由? 説明しねーとわかんねーのか?
プロテイン
言わずと知れた万能薬。現代のソーマ。乳海撹拌とはソイプロテインのヨーグルト味を神々が混ぜていた事と言われている。
なわけねーだろ。プロテイン飲むだけで筋肉つくとかどんだけ甘えてんだ。PFCバランスのコントロールや、摂取タンパク質の量を意図的に増やすためのツールにすぎない。要はPFCバランスだ。詳しくは『超時空減量ブタ&ゴリラ』の第4話を読んでほしい。
実際ある程度食事を気にしだすとすぐにわかる話なのだが、タンパク質を日々適量身体に与えるのは存外難しい。そこそこの強度のトレーニングをしていると体重(kg)の値*2のタンパク質を摂れだなんて言われるが、まっとうな食事だけだと生卵を飲むハメになる。俺はそこまでストイックになれないし、なる必要も感じない。
運動後と食後1~3回、そして寝る前にプロテイン。これで一般的な成人男性がそこそこ鍛えるぶんには十分すぎる量のタンパク質が得られる。牛乳で飲むとさらに効率が上がり栄養価も高くなるがコストもかかるので財布と自分の心と摂取カロリーと相談。
どのプロテイン選んだらいいの? って知恵袋にもありそうな質問について、ぶっちゃけ俺はよくわかっていない。ので、とりあえず国産でメジャーでそれなりに安価なザバスを袋で買っている。
ココア味とヨーグルト味を俺は常備している。2種類にしているのは、単純に味に飽きないためだ。ソイだのホエイだの効果や目的が違うというが、知っちゃこっちゃない。といいつつも裏面に書かれているオススメ度表記を遵守しているので、おおむね食後はソイ・運動後と就寝前はホエイになっている。
とにもかくにも、輪っか遊びにプロテインは必須。毎日焼肉やちゃんこ鍋を食べるようなレスラー・空手家・力士ならいざしらず、普通のゲーマーが普通に身体を強くするには欠かすことのできない課金要素といえる。
ウェア
まさか街中を優雅に闊歩できるようなステキファッションで運動しようとするサイコパスはいないと信じているが、念のため挙げておく。スポーツ用のウェアは必須だ。
では何を買えばいいのか。マッチョがよく着ているパッツンパッツンのタンクトップとパンツだろうか。いいや違う。ジャージだ。『ブタ&ゴリラ』の2話ではこう記述されている。
ジャージはサイズさえわかってしまえばAmazonやら楽天やらで安く買える。3,4着買っておけば洗濯ローテが狂ってもほぼ問題ない。ただし、ジムで運動してから帰宅後さらに『RFA』という(若干イカれた)ムーブをすると1日2着は洗濯することになるので注意が必要となる。
ただひとつこれは個人の感想というやつなのだが、ジャージも万能というわけではない。春夏秋冬同じスタイルというわけにはいかないし、室内用か室外用(ジョギング等)かで変わってくる。 この点について、「室内用ならば通年で短パン半袖が良い」説を唱えたい。
イチオシ、アシックスのLIMOシリーズ。普通にAmazonとかで買える。
マッチョが肌色面積の多い服装を着ている理由は何だろうか。彼らは見せつけたいばかりではない(そればっかのやつもいるだろうけど)。つまり、汗で身体がめっちゃ冷えるのだ。
おそらく全人類が『RFA』を室内でプレイするという点をふまえると、本作の課金要素としてはどちらかといえば軽装に寄せたほうがベターだろう。間違っても裏起毛タイプのジャージなど買わないこと。暑くて死んじゃうぞ(死んだ)。
水分
言うまでもなく、水を飲まずに運動すれば人は倒れる。
水道水でOK! というストロングスタイルの方は美しいので止めはしないが、俺が観測した限りだと四捨五入して十割のマッチョが何らかのスポーツドリンクを飲んでいるので、たぶん真似したほうがいい。科学的根拠は知らん。医者に聞いて。
何を飲むかについても、やはり答えがない。しかし強いて言うならば、運動強度が相対的に低いうちはあまりハイカロリーなものは避けたほうがいいだろう。また、ボトリングされたスポーツドリンクもコンビニなどで買っていると存外高くつく。
オススメは、2リットルボトルミネラルウォーター&粉タイプのコンボだ。俺は前者をヨドバシの一番安いやつ、後者をVAAMにまかせている。
もちろん水道水でも構わないといえば構わないのだが気分の問題もあるし、何より粉を溶かすときにペットボトルがあると便利なのだ。『RFA』を遊んでいるとリットル単位で消費していくので量産しても何の支障もない。
まともに水分をとらずにプレイしていると本当に気分が悪くなるので(なった)、この手のドリンクは常備しておくにこしたことはない。というかプレイ中は常に隣に置いておくこと。俺との約束だ。
ちなみにジムには保冷できる水筒持ってってます。冷たいほうが良いので。
ヨガマット&シューズ
ヨガマットはゲーム中に敵として登場するくらいには必須のアイテム。騒音問題を低減すると同時に、関節にかかる負担をやわらげてくれる。これは部屋の広さと相談になるが、大きければ大きいほど良い。
というのも、『RFA』の運動にはプランクのように縦方向に伸びるもの以外にも、英雄2のポーズのように開脚を求めてくるものがある。普通の寸法のヨガマットでは、どうしても脚を開いたときにはみ出てしまい不自然な具合になってしまう。ここは各自の環境と相談してほしい。
また、ヨガマットは商品によって厚みの差が激しい。薄いものは滑り止め程度の効果しかないが、あまりにも分厚いと今度は微妙な違和感が発生したりする。店頭で実物を見て選ぶのが望ましい。
俺は鉄人倶楽部シリーズのヨガマットを使っている。ほどよく厚みがあり、そこそこグリップもあるので満足している。開脚時は開き直ってヨガマットを横断する形。
また、余裕があるなら室内用のシューズも準備したい。マットと同じく関節へのダメージが劇的に減る。クッション性があり、かつある程度軽量のものを選ばなければ逆効果であったり、ハサミレッグなどの負荷が増えたりする点には注意。
アシックスの回し者です。
酸素&サプリ(裏技)
完全にワザップ枠であり、オススメはしない。とくに酸素缶については強烈な恩恵があるが、そもそも身体を鍛えるのが目的である。そんなものに頼る前に自分の心肺機能を高めるべきだ。
がしかし、「どうしても今日中にこのステージをクリアしたい!」。そんな状況、ゲーマーなら必ず訪れる。その手の極限状態のために1本お守り代わりに買っておいても損はないだろう。というか、スポーツをする人ならばわりと手持ちがあるものだ。酸素は裏技ではあっても恥ではない。ちなみに俺の場合物置を漁ったら10本くらい出てきた。
サプリ系は山程あるうえにおそらく大半が限りなく宗教に近いので、お好みでどうぞ。責任は持てません。俺はカルニチンとエビオスだけ採用してます。根拠はない。
ゲーム内の有効な立ち回り
ここからは、ゲーム内における強力な行動、インゲームでの攻略について述べる。要するに「こうすれば楽」である。本項を読めば負荷30強度100でも比較的簡単にクリアできる。
……。
うん、そうなんだ。すまない。さっきまで書いてたことと矛盾しているね。でも嘘をついているんじゃない、認識の違い、多面的解釈、ダブルシンクってやつだ。
なので「あァ? 攻略だァ? 筋肉デカくすりゃ楽勝だろ?」という心の底からピュアな人は読み飛ばしてほしい。俺はそこまでストイックになれなかった。攻撃スキルにプランク入れてる人ほんとに尊敬するよ。
リングコン押し込みレベリング
やるかやらないかでゲームの難易度が劇的に変わる、最大の攻略要素。これひとつでゲームクリア・RFA完了としても過言でない。上の課金がどうこうというくだりは全部忘れてくれてかまわないので、これだけは覚えておいてほしい。
アドベンチャーの道中では常にリングコン押し込みによる空気砲が撃てる。これで経験値が入ることはほぼ全員が気づいているだろうが、その経験値効率がどれくらいかを計算した人はあまりいないだろう。
かくいう俺も緻密に算出したわけではないのだが、単位時間あたりの経験値効率はレアホップ討伐を除けばおそらくぶっちぎりの1位。次点がサイレントモモ上げだ。後半ではバトルジムやボス戦も絡んでくるが、ひとまずおいておく。
ここでポイントになるのが、課金要素の項で申し述べたとおり、リングコン押し込みはチョロいという点だ。1日1時間もプレイすれば数千回は押し込めてしまう。1マップあたりおおむね1000程度のEXPが手に入る。これはとても大きい。Speedrun.comに登録しているような鉄人たちは例外なく採用している。
モモアゲも確かに経験値は大きいが、身体的負荷があまりにも大きい。とくにサイレントの方のレベリングは慣れない人がやると(というか相当に強度の高い運動習慣がある猛者でないと)確実に膝を壊すので絶対にやらないこと。
さらに、リングコン押し込みにはコツがある。認識するべきことは2つ。閾値と筋肉だ。
まず前者について。空気砲の発射は、べつにテンション0から100まで押し込みきる必要はない。これは、スムージーの作成と決定的に違う部分だ。もう一歩踏み込んで言うと、ある一定の押し込み部分を通過するように往復的に押し込めばよいということである。
具体的にはこのような操作になる。動画にあるように、他の動作との相性も良い。とりわけスクワット系はステージギミックとして手を変え品を変え配置されているので、「上半身が余っているならばとにかくリングコン押し込み」はおおむね正着手である。
そして、筋肉についても意識する必要がある。バカ正直に両手を伸ばして押し込む必要は(鋼の鍛錬という意味以外には)無い。限界まで肘を曲げ限界まで胸に近づけたほうが楽だし、あるいは左右に倒して上腕三頭筋の力で押し込んでもいい。複数の筋肉を使い分けることで、常に空気砲を撃ち続けることができる。
以上2点をふまえてプレイすれば、『RFA』は実質クリアである。お疲れさまでした。
ちなみに、大胸筋チャレンジでもほぼ同じことが言えるので、アレ全然”大胸筋へのチャレンジ”になってません。シュウォッチのスコアみたいなもん。
スムージー大活用
スムージーをただの回復アイテムと勘違いしている人はいないだろうか。それはバラモスにルカニとラリホーとマホトーンとマヌーサが通ることを知らずにプレイしている小学生のようなものだ。
スムージーで強力なものは2つに大別される。稼ぎ系と攻撃系だ。
稼ぎ系は「アイテム取得数2倍」「獲得EXP2倍」「獲得お金2倍」である。それぞれ2種類ずつ確認しているが、詳述は避ける。他にまとめている方がいらっしゃるのでそっちを参考にしてほしい。
まずアイテム取得数2倍について、これはごまスムージー一択だ。素材のうちバナナは道中で比較的多く拾える。白ごまはドロップがほとんどないが店で購入すれば良い。お金はスムージーやウェアで無駄遣いしていなければ少なくとも白ごま代に困窮するようなことはありえない。
経験値とお金についてもそれぞれ2種類ずつスムージーがあるが、これはゲームの進行度に応じて使い分けることになる。World14まではキャロットスープとかぼちゃスープを使う。素材はWorld7-1「スイングゲート」と7-2「ハシラセ橋」でまとめて手に入る。もちろん、ごまスムージーを飲みながら回す。
World15以降は15-8「ホットスポット」で柿と紅茶が同時に手に入るため、ここで柿スムージーと紅茶を量産する。紅茶葉はほかの攻撃系スムージーでも使用するため重要。
経験値&お金2倍スムージーを使うタイミングはいくつかあるが、最もわかりやすく影響が出るのがレアホップとカネホップ、次点でドラゴスタディオンとバトルジムだ。まあ、とにかくこれらのバトルでは飲んでしまえばいい。強いていうとお金2倍の恩恵が極端にデカいのはカネホップだが、だからといって他をケチっていいというわけでもない。
要となるホップの対処法は、おそらく実のところ案外限られている。
clips.twitch.tv
他にもスマートな案はあるのかもしれないが、たぶんこれが一番楽だと思います(フラグ)。バナナシェイクからのロシアンツイスト・バンザイコシフリ・スワイショウのうちからの2連撃を耐えられるホップは最終面までは出てこなかったし、この3種の技はどれも身体的負荷が低く、それゆえ精神的負担も軽い。
なお、ドロップ類に関する情報はこちらのサイトが俺が観測したかぎり最も充実していた。ただし物語的な部分でのネタバレが含まれるので参照の際は注意されたし。いや、このゲームってシナリオは刺し身のツマかと思わせて意外と重いんで。
さて、攻撃系について。こちらは端的に言うと「スムージーがぶ飲み戦略」となる。なので、素材が余り始める&レシピが解禁されはじめるゲーム後半で猛威を振るう。きちんとごまスムージーを飲んでステージをクリアしていたら、とりたてて素材集めなどしなくとも、ボスをしばき倒すぶんくらいは余裕で集まってしまうゲームバランスとなっている。
求められる効能は「連続行動確定」「ラッシュ確定」「攻撃力超アップ」「待機ターンリセット」である。これらの立ち回りを徹底すれば、回復スキルはおろか回復スムージーすらほとんど不要になる。事実、大量生産した上ルッコラスムージー(ライフ7回復)は60個以上余った。なお詳述は避ける……という書き方そのものがスポイラー臭いだが、色変えはあまり意味がない。早々に店売りにラインナップされちゃうしね。
上記3種の効果を持つスムージーは複数あるので、素材が集まり次第まとめて作ればいい。どうせごまスムージーを作るときに2枠余るのだ。適当でいい。また、連続行動についてはチアシードスムージーが買えてしまうので終盤は作る必要すらなくなる。
さて、効果が発動しましたと。よかったですね。じゃあ次は楽な行動だけ連射しようぜ! 楽勝だよな! やっぱりゲームはDPSだよ! というわけで次項に続く。
フィットスキルの強弱
どんどん身も蓋もない方向に行くが、そもそもこの記事のタイトルを読んでほしい。「攻略」だ。「攻略」なんだ。ゲームを「攻略」するためには必要なことなんだ。
まず考えるべきことは何だろうか。もちろん、自分の肉体の強さである。筋肉リソースと換言してもいいだろう。有限である。なるべく消耗したくない。そして、それらの消費の多寡を参照する要素について、ここではゲーム内の設定と区別する意味で負荷ではなく『強度』と定義することとしよう。
つまり、無粋の極みを承知で断言するが、「強度の低いフィットスキルを連発すればメチャ簡単にクリアできる」のである。無粋……あまりに無粋だ……!
一応念押ししておくと、ここでいう強度の強弱は、”それなりにきちんとしたフォームで運動したときのもの”を前提としている。スクワットで膝上げたり、そもレッグバンドを巻かないとかその手のカス行為は絶対ナシということでひとつ。他の人に見せても恥ずかしくない姿。それが俺たちの最後の無花果の葉だ。
スキルの強弱を選定する前に2点、確認しておこう。一、回復技は不要。ニ、酷使される筋肉は回避する。べつに深くもなんでもない話なのでさくっといこう。
まず回復技は不要。これは先に述べたとおり、きちんとスムージーを飲んで立ち回ればそもそもほとんどダメージを受けない、またはボーナス要素の回復でまかなえるゲーム設計になっていることに基づく。いちいちフィットスキルを1枠埋めてやることではない。
次が問題で、 酷使される筋肉の回避。この思想をゲームプレイに取り入れるか否かでフィットスキル選択は大きく左右される。つまり、アドベンチャー進行上必ず消耗させられるスキルを攻撃用に選ばないということだ。
上のロボに殺意を覚えた人はおそらく負荷30できちんとプレイしている。そう、シナリオ進行では攻略必須のフィットネスジムがあり、かつそのセットは大体地獄めいたメニューになっているのだ。美脚や体幹は本当に殺人的で、インターバル無しで全てこなせる人はそもそも『RFA』をプレイする必要がないと思われる。
こうして消去法的に判断していく。真っ先に除去すべきは自重系すべてだ。プランクやマウンテンクライマー、一部のヨガ系は繰り返しこなしていたら命がいくつあっても足りない。また、スクワット系もステージギミックで何十回、下手したら百回以上やらされるからアウト。次にリングコン押し込み系。これはレベリングで似たような筋肉を使うからだ。
さて、そろそろ結論が見えてきた賢しいマッチョもいるだろう。というわけで俺の答えはこれや。
Tier 1 :実質的な回復技
ここでいう回復とはゲーム中でのライフではなく、プレイヤー自身に対するものを指す。言い換えれば、選ぶだけで疲労が取れてしまうOPフィットネススキルだ。 君はこれを選んでもいいし選ばなくてもいい(俺は選び続けた)。
先に述べたとおり、ロシアンツイスト・スワイショウ・バンザイコシフリは黄色かつ圧倒的に楽なフィットスキルである。スワイショウの宗教性は見なかったことにするとして、ロシアンツイストは本来メディシンボールで負荷を上げたりするトレーニングなので当然といえば当然の話だ。
また、アームツイストに関しても、そもそも柔軟の側面が強く、筋肉への負荷はほぼ0に等しい。それどころか、道中のリングコン押し込みで溜まった疲れを回復する効能すら見込める。しかもシナリオ後半で手に入るⅢは攻撃力700オーバー。超強力なライフスティールと言っていい。
暴論オブ暴論でいくと、以上4つのスキルだけでクリアできるといえばできる。だが、それだけでは無粋なのでTier 2も定義しよう。
Tier 2: 疲労がほぼ0または最小限のもの
グルグルアームは真面目にやると肩の可動域が問題になってくるうえ意外に自重がキツくなってくるが、リングコン押し込み筋(仮)の回復効果が見込めるのでこの位置。
ハサミレッグは股間の柔軟性が試される。BEST判定を出すだけならばガッチガチの筋肉でも問題ない(俺とか)。ほどよいストレッチになるのもよい。腹筋にも負荷がかかるがルーチン的に強度は強くない。
モモデプッシュは、繰り返しになるがリングコンそのもののパワーが貧弱なのでトレーニングとしての強度は低い。ただし、このフィットスキルで使う内転筋は他のヤバいやつ(バトル強制バンザイスクワット等)で使うので要注意。
モモアゲアゲやアゲサゲコンボは道中で強制されるスクワットでの疲労についての回復が見込める。ただし、アゲサゲコンボの膝曲げを深くやりすぎるとダメージが残る点には注意が必要。裏技的な言い方になるが、モモアゲアゲはじつのところほとんどモモアゲをしなくてもBEST判定を取れてしまうという仕様上の欠陥もある。
椅子のポーズはひとえに真面目さに依存する。膝を深く曲げたら冗談では済まない強度になるが、ミブリさん程度の姿形ならば単なるストレッチでしかない。
リングアゲサゲは見てくれは楽勝! Tier1!のように感じられるかもしれないが、丁寧なフォームを心がけると肩まわりから腹筋、脚の付け根にかけて結構負担がかかるのでこの評価とした。
Tier 3: 得手ならば採用してもいい
www.youtube.comwww.youtube.com
ちらほらヨガ系のフィットスキルが混じってきていることから、「そもそも正しいフォームを実践するのが難しい」領域がこのあたりになってくる。いくらでもズルができてしまうということでもある。判定が甘いということでもある。バタバタレッグなんて何を判定しているのかすらわからん。
『RFA』で真っ当にトレーニングしようとするとした場合、存外おざなりになるのは体幹、もっというと腹筋系である。フッキンリーさんが泣いてるぜ。ニートゥーチェストやハサミレッグで自分を強くしていこう。……攻略とは?
地味にねじり体側のポーズは真剣にやるとかなりの柔軟性が求められること、全身に負荷がかかることなどを考慮し、このポジションとした。雑にやるならTier 1でいいですよ。
はいここまで前フリ。
Tier XXX: 選ぶあなたは美しい
一言で言えば選ぶやつがキチガ……もとい、余りにも崇高な精神の持ち主であり、眩しすぎて目もくらむ、極端に強度が高いもの、すなわちゲームの攻略という目的においては一切オススメできない最強のスキル群がこちらである。
繰り返すようだが、選ぶあなたは美しい。少なくとも俺には真似できない。強い。そう、このフィットネススキルを攻撃用に入れているあなたは最強だ。その美学を忘れないでほしい。
ここまで伏線であるかのように話題を回避してきたが、自重系でマジキツいスキルがここに入る。当然である。せっかくなので一つ一つ解説していきたい。
言わずと知れたフィットネスオブフィットネス。正しいフォームでこれが楽勝ならそもそも運動なんてする必要などない。というと言い過ぎかもしれないが、言い過ぎでないような気もする。ゲーム中何回か強制されるので注意が必要。注意……?
でもこれリングコン関係ないよね。
スクワット系は全部キツい。ステージギミックでも要求される。しかしその中で最凶のものは文句なしにこれ。画面表示では三角筋にも効くかのように定義されているが、そもそも肩周りがかなり柔らかくないと上体をきっちり上げることすら困難。「できらぁ!」って人は鏡を見てみてほしい。たぶん肘が曲がってるかリングコンが上に上がりきっていないかだ。
なお、ボスバトルで要求される回数がかなり多いのも特徴。脚系の文脈で来たら「ああ……またバンザイスクワットか……」ってなるくらい。精神に効く。健康に良い。
でもやっぱこれリングコン関係ないよね。
真面目にやったら死ぬシリーズ。ジムで何回か要求されるため、逃れることはできない。サボろうと思えばいくらでもサボれるが、真面目にやれば一瞬でヨガマットに汗が滴り落ちる至高のトレーニング。
ホンモノの山に登る人がこの程度の所作で音を上げるとは思えないが、「俺は山はやめとこ」と諦められるのでオススメ。オススメ?
でもやっぱこれどう考えてもリングコン関係ないよね。
体幹トレーニング系で最も強度が高いと思われるのがこれ。画面の表示通り呼吸すると途端に強度が上がる。また、腹筋系のトレーニングにありがちな”勢いをつけた動き”を排除すると一気につらくなる(ゲームの表示上BESTを取ることは可能)。負荷30での回数が妙に少ないことに疑問を感じた人は間違いなくフォームが間違っている。
『RFA』だけで体幹を鍛えたい! という人がもしいるならば、これとプランクだけやってたらいい。しかしそれに輪っかが本当に必要なのかといわれると……?
いやいやいやいやいや! 前提条件に無理があるから! そのカッコできねーから! ゲーマーを勝手にヨガ行者にしないでほしい。無理です無理無理。はいクソゲーはい神ゲーはいお疲れ様でしたー。片足でこんなパワー系ムーブ動きできるやつがゲームでどうこうするわけあらへんやろ……。
数回ならともかく、負荷30で要求される回数だとまず間違いなく心が折れる。折れない人はこんなゲームやってないで公園で子供にヨガとか太極拳とか北斗神拳とかを教えてあげてほしい。
やはりこれもリングコンは関係ないと思われる。
Tier ω :体に悪いから選ばないほうがいいんじゃないかな
これは一つしかない。フィットネス初心者からの戯言として受け取ってもらいたい。
そもそもリングコンの引っ張り自体が肘関節へ強度が高いが、リングアローはその性質が最も濃い。しかも悪いように出ているように思えてならない。負荷30で何十回とやっていると、おそらくほとんどのプレイヤーが上腕筋以前に肘に違和感を覚えたはずだ。
関節に自信がある人(なんだそれ)ならともかく、そうでないならこのフィットスキルを選ぶときは充分に自分の身体へ配慮すべきだ。俺は2、3回「ミシッ!」って嫌な音が左肘から聞こえてきて、あわせてじんわりとした痛みが離れなくなってから選ばなくなった。公式動画のフォームと大きく乖離しているようには思えないので、そもそもこのフィットネス自体に問題があるように感じられる。
「んなこたねーよ!」っていう肉体強者各位はその旨を根拠を添えて後進に伝えてください。俺は知らんし二度とやらん。
[2/18追記] 道中の戦闘回避
シナリオを少し進めると、リングコン下押し込みによる2段ジャンプができるようになる。これによりコインの回収やルート選択などができるようになるが、最大の特長は敵エンカウントを回避できてしまうところにある。
やりかたは複雑でもなんでもなく、ある程度加速した状態で敵シンボル前に2段ジャンプ。それだけ。空気砲を当ててしまうと判定が大きくなるのでそこだけ気をつけること。
それでは経験値が足りないのではないか? という向きについては安心してほしい。まるで問題ない。ザコ戦での成果がしょっぱすぎるし、空気砲レベリングで必要十分以上、少なくとも推奨レベルを大きく上回るくらいの経験値を獲得できるからだ。それに、そもそもザコ戦なんてやることはTier 1スキルの連射と腹筋ガードだけだ。堂々とスキップしてしまえばよい。
さらに小賢しいテクニックとして、敵シンボル消去のスムージーの活用がある。シナリオ後半にあるクエストで「特定のフィットスキルセットだけでクリアしろ」というものがあり、敵シンボルも大きいためジャンプでは回避できない。が、スムージー効果は適用されてしまうため、何事もなくクリアできてしまう。これをやるとキャラクターのセリフに激しい違和感が発生してしまうが、気にしてはならない。これは攻略だからだ。
[2/18追記] ウェアの更新タイミング
ゲーム序盤~中盤にかけて、とくにフィットスキルを埋め始めるタイミングで慢性的な金欠が発生する。また、素材集めでサブクエストを埋めなければならず、これもまた負担となる。
解決策のひとつは、トップスだけ更新し続けるというものだ。防御力に関してはクエスト報酬のものを優先し、また財布に余裕がでたときだけにする。ザコ戦が存在せず、ボス戦も先手必勝&スムージーがぶ飲みゲーという世界観においては、攻撃力こそが正義だ。暴力は全てを解決する。
ただし、あまりにも防具を更新しなさすぎるとボスの攻撃を全弾BEST腹筋ガードしても即死するという現象が発生するとのこと(伝聞)なので、2,3ワールドに1度程度は強化するのが無難だろう。
ちなみにだが、事実上の最終装備はシナリオ進行で手に入る。ゲーム終盤になって「そろそろ最強装備で大量にお金使うことなるだろうから貯金しとこ」はあまり意味がない。
究極の攻略
長かったな。俺も長かったと思うよ(ここ書くまで6時間くらいかかってる)。でもまあ、なんや、あれや。世界の真理っちゅーのは常に単純なもんでな。本当の攻略なんてものはゲームの外にも中にもあらへんでな。
つまり、『RFA』を何と、誰と、何故、プレイするのか。どうして闘うのか。何故あなたは美しいのか。ほんの僅かでも考えたら解るはずだ。
『RFA』は基本的に対人戦である。誰と戦っているのかって? そんなもん、自分自身に決まってんだろ。筋トレなんて常に自分との闘いだよ。何寝言ほざいてんだ。やってるテメーが一番エラいんだよ。卑屈になるな。繰り返す、お前が一番エラいんだ。
毎日鏡を見たらいい。自分の成長と強さを確認したらいい。それだけで気持ちいい。
だがそれだけではゲームとして、現代の娯楽として未熟だと言わざるをえない。しかるにもちろん、『RFA』にもそれに対応する機能が存在している。それがランキングだ。ローディングがちょっとばっかしクッソ長くて読み込み時間にプロテインしばいて飲み込んだり、洗い物を一通り終わらせたりしてしまえるがそれは仕様だ。気にすんな。
ランキング。これは大事だ。数字は嘘をつかない。
それが対フレンドであってもいい。生まれ年度によるソートでもいい。これを参照しながら取り組むのは強烈な動機付けになる。闇の中を文字通り無闇矢鱈をトレーニングするのとは段違いだ。
体重だとか体脂肪率だとか、ありがちな目的を設定しちゃダメだ。斬新で、画期的で、自分が、あるいは自分だけが納得できるメルクマールを決めよう。それが何だとしても何びとも否定はしないしできないしするべきではない。目的を設定することこそが肝要だ。無軌道にトレーニングしても人はすぐに力尽きる。というのは俺の実体験だ。
なお、1982年生まれリングコン押し込み世界一位を獲得した俺にはまだ明確な目標がある。それは、コイツと素手で殺し合いをして相打ちにまで持っていくことだ。べつに敵意とか恨みとかはないが、目標としてちょうどいい。みんな楽しみにしといてくれよな(宣戦布告)。
少々補記すると、この人物は俺の周りにいる人類のなかで最もフィジカルが強く、またその正体は星4サーヴァント、クラスはバーサーカーである。宝具も判明している。まともな人間なら殺し合いをしろといわれても逃げるのが普通だ。
終わりに
『リングフィットアドベンチャー』は冗談抜きに優れたゲームだ。俺の人生のオールタイムベストゲーム5位以内には入る。『SEKIRO』といい勝負をしてしまう。それくらいの内容だった。フィットネス要素を抜いてしまえば凡百以下のクソつまらないターンアクションRPGだったにもかかわらずだ。
エンディング、スタッフロールが流れているとき、俺は少し泣いていた。
我らが知るグレート・ニンテンドーは現時点すなわち2020年に至るまで、幾度となく肉体の重要性を説いてきた。その極北、ゲームとしての至高の昇華、文句なしに最高の”フィットネスゲーム”。それが本作であると断言したい。日本国は税金を東京オリンピックではなく『RFA』に投入するべきだった。
筋肉は裏切らない。
筋肉を信じろ。
筋肉が正しく導く。
2019年にプレイしたゲームの感想
ゲームにまつわる話題の日本語はもう一生書かねえ! とかなかば意固地になっていましたけど、冷静に考えたら毎日のようにTwitterでゲームの話してるし、Twitchでは(誰も観ていない)ゲーム配信してるし、結局やってんじゃねえか! って気づいたのと、やっぱ人間たまにはアウトプットせんとどんどんアホになるなって思ったので書きます。
タイトルのとおり、2019年にプレイしたゲームのインプレッションになります。基本的に並びはプレイした時系列順で、一部例外を除きほぼすべて”クリア”したものです。また、ゲーム以外でも「こいつはe-Sportsだな」ってなったイベントも含みます。画像も挿入してリッチにしたかったんだけど、いま実家に帰ってて環境が諸々クソなのでやりません。もしかしたら後日手入れするかもしれません。
前置き終わり。
セガNET麻雀MJ
いきなり e-Sports 味が強すぎる。でも実際2019年最初にプレイしたのはMJだった気がします。なんだろな、全然興味なかったんですけどね、MJ。正月に課金キャンペーンやってて。久々に麻雀やりてえなっていう思いと合身変形して1万ほど突っ込んだわけです。でハマった。
何が良いってテンポが良いんですよ。MJ後にいろんな麻雀ゲーやりましたけど、これほどテンポが良いのは他にない。雀荘でこんなスピードで打ってたら先ヅモだろっていう。これが俺のマインドにバッチリフィットしました。あと、勝てたんですよね。自分で言うのも何ですが、麻雀わりとやれる方だと自負してたんですけど、なんていうか、わりと雑に打っても期待以上に勝てた。
ここまでだったら「良かったですね」で終わるんですけど、MJの恐ろしいところ、あるいは真価は別にありました。アレ、課金要素を卓に乗っけられるんですよ。”聖晶石賭けて麻雀打てる”って表現すればその邪悪さが伝わるでしょうか。
べつに欲しいアバターがあるとかじゃなかったんですけど、まあなんせ勝てるもんで、ガンガン増やしていったわけです。初期投資1万円だったのが、最終的にチップ5万超えてたと記憶してます。半年くらいかかったかな。
オチはどないやねんとおっしゃいますとシンプルで、その5万のチップ全部溶かしました。おそらくMJに実装されている最凶のハイレート卓で。酒を呑みながら。それが7月くらいの出来事だったので、半年くらいは遊んでいたことになります。安上がりなゲームだ。
ちなみに、そのときの動画はTwitchビデオにちょっと前まで保存してあったんですが、改めて見直したところ余りにも見苦しかったので全部消去しました。
あ、麻雀自体はまだ打ちたいのでメンツ必要だったら24時間いつでも呼んでください。
グランブルーファンタジー
ほんとにやってんのか? って突っ込まれそうですが、一応まだポチポチと続けています。これは本当に運がよいというか縁があったというか、いわゆる天井人の墓場団に入れていただけたおかげで、古戦場だけちらっとやってる風のクソきくうしさまになれました。
あとからプレイ開始した人らにガンガン進行度抜かされてますけど、いいんだ。俺の空はもう灰色に染まって二度と蒼くならない。それが俺の空なんだ。古戦場とタダガチャが楽しみという終末のエンターテイメント。
そういや今やってるガチャピンじゃんけんバトル、+1で100連、グランデフェスで200連を引くという鬼引きを見せたので2回天井いけそうです(タダ石とチケット合わせたら素で3回叩けるくらいある)。
ま、マグナ2実装あたりからまともにやっとらんから強さはゴミなんだけどな! ガハハ! 水なんか未だにジェネリックヴァルナ編成やぞ! ガハハ!!
ごめんなさい、エデンあと2本追加します……
プリンセスコネクト!Re:Dive
ある意味では今年一番プレイしたゲーム。クランを転々とし、所属していたクランが爆破されたのを機会にクランを新設。新生児も受け入れてなんやかんやと4ヶ月、ようやくクランバトル1300位が見えてきました。
これは本当に賛否両論あると思いますが、最初のうちは日々クランメンバー全員の戦力を記録していました。サイコパスかな? って言われそうですけど、新規プレイヤーがモチベーションを維持できているか=継続的にプレイするかどうかってのは、引っ張り上げる上位層の意欲に関わる。やる気のないプレイヤーを放置したら最悪エース級が抜けちゃうなっていう危機感から始めたことでした。
あわせて、クランバトルでも成績表みたいなものを作っていました。加重平均なんつーと大げさですけど、ちょっとした指数みたいなもんも定義して。
したら面白いことがわかったんです。キャラクターが整っていないプレイヤーが結構な打点を叩き出してたり、逆に高戦力のプレイヤーが「は?」みたいなスコアだったり。Googleスプレッドシートで値を見比べると文字通り色濃く出る。すげえ! からナメてるやつで賞まで。
俺は思ったんですよ。数字は嘘をつかないなって。
というわけでプリコネは遊びではありません。今後ともよろしくお願いします。しばくぞ。
Fate/Grand Order
神ゲー。説明終わり。
ところで素朴な疑問なんですけど、みんなこれ本当に心底面白いと思ってプレイしてるんでしょうか。
ALTER EGO
『FGO』に登場するクラスではない。なんかいきなり出てきた雰囲気ガチ系なめこ栽培キット。文学作品がテーマになっている。ドグラマグラは高校生のころクラスメイトから誕生日プレゼントにもらった。
面白いかどうかって言われたらまあなめこ栽培キットなんですけど、世界観が大変よろしい。あと、一応きちんとゲームとしての締めが存在するのも好印象でした。
惜しいなと思ったのは課金周り。要するに課金したら広告を排除できるものの、この広告がゲームの良さ・没入感を著しくスポイルする。俺なんかは開始5分で課金しましたけど、これはどうだったのかなあ。
商業的には広告モデルとの併用が安定に決まってんだろアホかって罵倒されるのはわかってます。けど、ここまでシュッとした作品なら最初から売り切り型にしてほしかった。個人の感想です。
GRAVITY DAZE 2
存在を忘れてたけどPlusで無料きたのでやったやつ。主人公がスケベすぎるゲーム。シナリオが進むと褐色ドスケベから神聖スケベにシフトする(これネタバレです)。処女性にスケベを見出すんじゃないッ!
ゲームとしては1から変わってねーなーというか、追加するべきものが追加されるべくして追加されたな、くらいの印象。プレイフィールの地味なダルさは改善されず、操作感の微妙な悪さも据え置き。そういう作品だと考えるしかない。でも次出すならもっとキビキビした動きにしてもいいとミヤコは思うの。
バトルパートが全然楽しくなかったのと、スニーキングミッションがゲロ吐くほどつまんなかったのは、あくまで俺が下手クソなのが悪いのであって、ゲームに罪はないと信じています。これがゲーム性善説です。テストに出るので覚えてください。ゲームがつまらないんじゃあなくてテメーがつまらねえんだよ。
エースコンバット7
オッ!? 3か!? 3ネタか!?!? って期待させといて普通にただのエースパイロットだったので星1つです。
テーマはそれなりに面白かったです。自動工場が云々っていうのは後述の十三機兵とかぶっていたのも興味深い(タイミング的におそらく本当に偶然)。物書きの間で流行ってたとかなんですかね。SFシーンとか全然知らない。楽園の泉読んで以来一切触れてない気がしてきたのでなんか本でも読みますか。
ゲームの部分はよく覚えてません。機体のツリー解放していくのが楽しかったことと、最後軌道エレベーターの中を突っ切ることだけは辛うじて記憶に残ってます。なんでだろ。つまんないとも感じなかったし面白いとも感じなかったのか。あ、対戦が色んな意味でアレだったこと今思い出したわ。なんやねんアレは。
VRでプレイしたら結構よさげみたいな話は耳にするので、今年中に Oclus かなんか適当に買って Steam 版で遊んでみてオラついてみたい。で長時間起動するのは VRC と Paradise Island になるってオチまで読めた。
[2020/01/03:00 追記]
バイオハザード RE:2
いやあ面白くてビックリした。Speedrunとかはやらなかったけど、結構周回した。4が好きだったけど5は最後の左フックしか覚えてないな? 6にいたってはシェリーのおっぱいしか覚えてねえ! 7は怖すぎて無理だわ! みたいな人にオススメ。ようするに俺だ。
なんつーかこう、バイオシリーズの良いところ・エッセンスを抽出したなあと。得てしてそういうことするとちぐはぐになりがちですけど(どの作品がとは言わない)、それもない。リメイクで完成度がこのレベルで高い作品って何がございますかね、って脳を検索したらSFCのドラクエ3がヒットした。つまりはそういうこと。
ホラーゲームなのにとにかく快適。それが楽しさの根源。テンポの良し悪しなどその一端に過ぎないということを教えてくれる。だからって怖くないってわけじゃなく、なればこそ怖いという部分もある。えらい。とにかくえらい。
Twitchでもいまだに粘着してる GAIJIN が山程いるし、視聴コンテンツとしての適性も極めて高い。5名ほどフォローしておけばいつでも『RE2』のスピードランを視聴できるぞ。ここは狙ってできたことなのかはわからない。
あと、Pornhubでとんでもなく完成度の高いエッチ動画がアップロードされているのでがんばって検索して観ておいてください。
ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~
あ……ありのまま今起こった事を話すぜ! 「おれはアトリエシリーズを買っていたと思ったらシムシティをプレイしていた」な……何を言っているのかわからねーと思うが(後略)
完全にファン向け。アトリエはプレイしてないやつのほうが少ないぜ! くらいイキっていないと厳しい。個別のキャラクターの掘り下げも極めて薄味なため疎外感すらある。外野席で応援する野球ファンみたいな気持ちなんじゃないでしょうか。知らんけど。いや本当に知りません。
もともとはスマホ向けに開発してたんじゃねーの? みたいなチープさが端々から滲み出ててそこはひどいんだけれど、最終的にハードランディングでも着地しているのは見事。大破していても死人は出ていない、とでも言えばいいか。
ゲーム部分(とりわけ探索パート)で心底ひどかったりする。が、アトリエをやっていたら思わずニタニタしてしまうような演出はちりばめられているし、なにより”ものすごく時間に厳しい”というのは近代アトリエのダラダラしたプレイフィールとは一線を画するオーセンティックなものだ。たぶん初見プレイだと本当にクリアはギリギリになる。
「アトリエといえばテラフラムだろ」「金策といえばトラウアタロット」「ダメージは5桁出て当然」な連中だけはプレイしろ。ただし繰り返すけどアトリエではないから注意しろ。
Apex Legends
良いセックスのレジェンズ。言わずとしれた例のアレ。三人寄れば文殊の知恵もしくはクソヌーブ。「下がれ! 下がれって! いるって! 無理だって! あー死んだほらやっぱり」。
ルートボックスになんのタクティカルアドバンテージもない系(『Overwatch』みたいな感じ)なので、真の意味の無課金に限りなく近いプレイが可能。だからこそ民度が低くなる。人間の業。
小学生とチンパンジーで場が満たされるだけなら別に構わない。『スプラトゥーン2』だってエモートに「FUCK YOU」があったら多分一番それが使われる。んだけど、本作の場合チーターが増えすぎた。それでやめてしまった。
それにしてもなんというか、FPSで可能なチートの総集編みたいになってた。オートエイムからウォールハックはまだヌルい方で、知的レベルTier 1な連中は無敵チートとか舞空術とか使ってた。博覧会やめろ。いや笑ったけどさ。やる気はなくなるよね普通。
新シーズン開始! ってTwitchでバカスカ宣伝するのは構わない。ので、頼むからチーターへの抜本的対策をですね。どうせまだいるんでしょ? って疑念を払拭してほしい。それが無理なら有料化してくれ。それできっと全部解決すっからさ!
ドミノ・ピザ
ピンとくるか「お前は一体何を言っているんだ」かであなたの生態系がわかります。みんな大好き某掲示板でいっとき流行ってたやつ。
ご多分に漏れずあまりお外に出すべきでない話題だという自覚なので詳述は省きますが、要するに”ドミノ・ピザのクーポン周りの仕様がおかしかった”。まあバグですよバグ。俺が観測した最強の注文では100万円くらい値引きされてた。そんなの注文できるわけねえだろ! ピザ屋でデバッグしてんじゃねえ!
さすがに値引き何万円とかは店舗でストップが入っただろうけど、数千円程度なら普通にオーダーが通ってしまっていた。2019年の一時期ドミノ・ピザばっか食ってた連中は少なからずいると推察されます。不健康だなあ。
一瞬だけイタチごっこが発生し、カードゲームのデッキ構築のような様相を呈していたのでゲーム認定です。いやあ e-Sports でしたよ。
キャサリン・フルボディ
アトラスのテトリス。のリメイク。追加シナリオとオンライン対戦を引っさげて堂々登場。細々と調整が入っているので、前作プレイ済みでも問題なく楽しめるし、むしろ感心できるだろう。酒のトリビア周りの強化はオッ! ってなった。キャサリン、酒がすすみます。
これはもう該当するクラスタで散々議論されたであろう(観測してない)話題として、追加シナリオの内容の是非。俺の感想としては、忖度なのか変化球なのかわかんないし、真面目にやってるのか笑いを取りにいってるのかもわかんないので、もうちょっと直球でもよかったんじゃないかな、ってな具合です。でも嫌いじゃないよ。いいじゃねえか、ドラゴンカーセックスだって一般性癖だ。
実を言うとオンライン対戦ほとんどやってなくて現状は知りません。知らない人向けに念のため説明しておくと、本作は言葉遊びではなくガチめに e-Sports 認定されている。多分どうぶつタワーバトルくらいには e-Sports。でもパズルゲーのネット対戦って絶対魔界化するよね。怖いよね。戸締まりしましょう。
そういや Gamebryo の試験っていうお話はどこいったんでしょう。どうでもいいか。
APE OUT
ゴリラ・JAZZ。以上。『Jazzpunk』と合わせてプレイしたい。嘘です。
これで大体説明できちゃうからなあ。
ニューヨーク旅行
思うところあったので2週間ほど東海岸に行ってまして。お上りさんムーブで色々立ち寄りました。けどそれはゲームではないのでおいておきましょう。
マンハッタンの中心部のバジェットホテル(それでも結構なお値段する)とってウロウロする日々。そして毎日のように欠かさず通ったのが Dave & Busters。どんなとこかというと、ゲームセンターとレストランとバーが合体したようなもの。日本だと風営法その他諸々で無理なやつ。
日本で言うところのビデオゲームは一切なく、いわゆる大型筐体とプライズマシンだけ。プレイはプリペイドカードにチャージする方式が採用されている。
そして日本との最大の違いが、ゲームのスコアに従ってチケットが配られる台が存在する点(これもカードで一元管理される)。であるから、見た目こそゲームゲームしてますけど、つまるところ子供向けカジノですわ。
でも俺はアラフォーのオッサンなので可愛げのないプレイングをしまくりました。まず、どのゲームが効率よく稼げるかを研究しました。で、結論として2つのゲームを見出しました。よかったですね。
よくねえ。本当に重要なのは「ハイスコアボーナス」だったんです。そのハイスコアってのがオールタイムではなく、日々リセットされるというのがキモ。もうおわかりですね? 開店直後に入っていって該当する台すべてでハイスコア取る例のアレです。アレってなんだ?
わざわざニューヨークまで行って何やってんだと思われそうだし自分でもそう思いますけど、Dave & Busters のロゴ入りグッズを山のようにゲットできたので余は満足じゃ。交換所のスタッフには「またお前か」みたいに言われました。そりゃそうだ。
ちなみにバーは全体的にすごくレベルが高かったです。
ルルアのアトリエ
ホウ、アトリエで4作目ですか。見事なものですね。たしかトロコンまではやった。
「最近のアトリエでしたよねー」ぐらいの感想しか思い浮かばないのは何故かと記憶の糸をたどってもプツリと途絶えている。もしかしたら思い出してはならない忌まわしい何かを無意識のうちに封印したのかもしれない。
ので攻略サイトを閲覧しながら強引に記憶の扉をあけた。ああ、そういやこんなゲームもやりましたね。ええ、今思い出しましたとも! なんかえらい簡単に時空超えとったな! おうおうそうやそうや、おっちゃん最近物忘れが激しくてな! 歳のせいかもな!
ロロナの娘! っていう触れ込みで切り込んでたはずなのにオチが最低だったんだよ。それ忘れたくて忘れてたんだ。俺の脳は都合良くできている。なのでもう一度忘れることにします。
あ、賢者の石でカレー作ってたのは笑ったのでそこだけ覚えておくことにします。
SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
このゲームが2019年で最高のゲームだったことは論を俟たない。アクションゲームとしてここ20年くらいで幅とって比べてもトップクラスなのも疑いようもない。『スパイクアウトFE』の次くらいじゃない? これ対話の余地ある?
正直、「2019年はSEKIROが一番だった!」って言うの、他に何もゲームやってないっていう主張とほぼ同義なんじゃないかとすら思う。殿堂枠。
こんな不気味なくらいデキの良いゲームを俎上に載せて「日本のゲームが!」とか主語デカくすんの心底気持ち悪いからやめてね。
それはそうとしてDLC楽しみですね。次の弦一郎くんはきっとうまくやってくれるでしょう。
殺人探偵ジャック・ザ・リッパー
再確認しておきますが、俺は日本一ソフトウェアに全幅の信頼をおいています。無論裏切られない保証があるわけではありません。つーか2:8くらいで裏切られてる。格ゲーのダイアグラムでいえばクソマッチですよ。共依存かな?
なまじ『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』のシナリオが良かっただけに、テキストアドベンチャーでもワンチャンあるやろという信条のもと購入。結果は8の方だった。知ってた。
文章の全体的な調子が終始ラノベチックというか中二ノリなんだけど、日本一に粘着してるようなのは俺みたいなオッサンくらいのもんじゃないだろうか。ミスマッチではなかろうか。……いや……最近のゲームではよくあることか……
ゲーム部分はオールドスクールすぎてコメントに困るんだけど、一部のエンディングが突拍子なくて笑えたのは覚えてます。『ラジアントヒストリア』みたいな。評価できるのはそれくらい。
十三機兵防衛圏 プロローグ
もう本編出ちゃってるから何ともないんですけど、これプレイした当時はビビりましたね。「えっ!? このノリで延々とアドベンチャーやるの!?」って。やっぱバトルパートの有無は大事なんやなあって今ならハッキリとわかります。でもアドベンチャーがダラダラしてんのは本編も変わらんかった。
本作のポイントはやっぱり有料で売ったこと。悪くない前例だと思いますよ俺は。Steam でなんぼでもあるα版商法が正しいとは言いませんけど、家ゲーでもそういうのもっとあってもいいじゃない。
追放選挙
殺人探偵ゲオで売ってその金使ってその場で買った。共依存かな?
いやもうノーコメントだよノーコメント! ナメてんのか! テーマがゲームに落とし込まれてなくて単なるダラダラしたノベルゲーだし、オチも「はい」って真顔になるやつだった。
次の日本一ソフトウェアはきっとうまくやってくれるでしょう(次が無いことを知るのは数カ月後)。
不明熱発症
これは完全に e-Sports なんですが、4月末にすごい高熱がいきなり出まして。すわ季節外れのインフルかと救急かかったんですけど「まあなんともねえな」で帰されて。やっぱ病院ってクソゲーだわって呻きながらGWを過ごしてたわけです。
なんとか熱引いたかなー、って普通に出勤したけど妙にだるい。急に寒気がしたり意識が飛びそうになったり。睡眠時間はきちんととってるから、酒の呑みすぎかなあとか下手の考えを続けた。けどさすがにどっかのタイミングで気づいた。「熱出てるじゃねえか!」
最初は風邪ぶりかえしたんかなと思って有給とって休んだりしてみたものの全然治る気配がない。38度オーバーの熱が出たり引っ込んだりを繰り返す。なんだこれ。俺平熱35度台だからクッソしんどいんですけど。
でもまあ人体は万能なのでそのうち治るやろ、と出勤続けてたら諸々悪循環が発生し、上の方に報告したら「検査しろ、休め、治してから出てこい」とお達しを受けました。ホワイト……ホワイトだ……DTP に使うモニタの解像度が iPhone 以下だけどホワイトだった……
しかし問題なのはここから。北野病院で精密検査を受け、いくつかの病気の可能性を模索するもヒットせず。人によっては「詐病だろテメー」って罵ってくれそうですけど、白血球の値はガツンと上がるときに上がるんですよ。なにこれ。
結果、ついた病名は「不明熱」。身も蓋もねえ! でもれっきとした病気らしく、傾向はいろいろあるけど”そういうこともある”っていう結論に達しました。そしてまだ治ってません。しんどい。
さすがに6月ごろよりはだいぶ発熱の頻度は下がってきてるものの、あいもかわらずちょくちょく37度台の発熱してて、だいぶ e-Sports 感出てきました。
ちなみに今も発熱してます。ていうか発熱したから振り返り記事書くことに決めました。あ、いまのオチです。ご査収ください。
ベヨネッタ2
ええ、ええ。今更ですとも。借りる機会があったので。
おーベヨネッタじゃん、この移動が微妙にダルいあたりもベヨネッタじゃん、とか感じたけど「そういやベヨネッタってどんなゲームだったっけ」と自問自答することになった。ダッヂオフセット以外のすべての記憶が失われていたのだ。
続編出す気満々な終わり方してましたけど進捗いかがでしょうか。『Viewtiful Joe 3』、心よりお待ち申し上げております。会社が違う? そうだっけ?
それなりに楽しめたけど、もうなにはなくとも『SEKIRO』のあとにプレイするべきではなかった。星のめぐり合わせが悪かった。次のベヨネッタはきっとうまくやってくれるでしょう。
Observation
プレイヤーがAIとなり、宇宙船に設置されたカメラを視点にして様々なアクシデントを解決したりなんやかんやしたりするアドベンチャーゲーム。
今の説明で「あー宇宙の旅ね、完全に理解した」って方、おおむね正解です。HALになろう! んー、じゃあどうなるかもだいたいワカっちゃいますよね。うん、そうなんだ、すまない。
マジでそのままやるやつがいるか! という点で、『このオチがひどい 2019』のゴールドアワードを受賞しかねないやつです。パ……オマ……インスパ……スピリチュアルサクセ……
どうでもいいようでどうでもよくない問題として、クライマックスのシーンでOoBできちゃったこと。結構ゲッソリしたんですけど、さすがに今のバージョンでは直っているでしょう。直ってるよね?
グランブルーファンタジー ヴァーサス β
アーク格ゲーなんて1ミリもまともにプレイできない勢だけど、グラブルと聞いて黙ってはいられなかったんだ。そういう人、結構いたでしょうね。先に言っときますが、製品版はシリアルコード目的購入勢の影響のため一瞬で値下がりすると思われるので、ソシャゲの方に興味ない人は購入ワンテンポ置いたほうが良いです。
ゲームは……うん、わかんねえな! グランが動く! フェリちゃんが動く! ボタン連打! コンボ! ワーイ! やったぜ俺は未就学児童だ。
正直に申し上げて深い読み合いとかが発生するゲームには思えなかったんだけど、アーク勢にとっては違ったんでしょう。そう考えると間口が広いのか。
正式リリースが楽しみですね。ローアイン使って無限に騎馬戦パなす予定です。
Bloodborne
PS Plusフリプでダウンロードするだけして放置してたやつ。『SEKIRO』で意識が極限まで高まったから消化した。
いやーいいですね。ラブクラフト全集途中で読むの止まってるけど再開したくなる抜群の世界観。狂気の描写はピカイチ。でも内部データから考察を深めるのはちと無粋だと思うの。ゴモリー、お前のことやぞ。
ゲームもえげつないほどムズいってわけでもなく、それなりにスムーズに進められた(簡単だったという意味では決してない)。『ダークソウル2』が絶望的に肌に合わなくて『3』もやってないんだけど、今なら楽しめる気がする。人は環境の生き物である。
あと、一部のクラスタで「グッとやったらメロンソーダが出てくる」っていうミームが流行っていた[要出典]のの元ネタが輸血液だとわかっただけでも満足です。誤解かもしれません。
Bloodstained: Ritual of the Night
死ぬほど久々ですねメトロイドヴァニア。なんか東方シーンとか海外フォロワーではちょくちょくクローンあったみたい(っていうかあった)ですけど、こういう形でIGAゲー出るのって何年ぶりざんしょ。『奪われた刻印』以来か? あ、一応『Harmony of Despair』があったか。でもあれはちょっと違うしなあ。
ともあれ個人的には10年くらい間が空いてしまったジャンルであり、かつそこそこ思い入れのあるジャンルでもあるわけで。ずっと楽しみにしてました。
蓋を開けてみれば……期待通りだこれ! なんというか、顧客が本当に必要だったものの大部分が入ってる感じ。大変具合がよろしい。メインシナリオ進行に必須のアイテムがだいぶ理不尽な場所に配置されたりもしたけど、昔風のゲームってことで俺は許すよ。
それゆえ、すっげえ気になったのが一点。日本語が変だったのよ。もうそりゃあきらかに変。シナリオの原文が英語でそれを日本語堪能な外国人が翻訳したのかな? みたいな強烈な違和感。改行とかも怪しい。合わせ技で声優の演技も怪しい。「ぶっ殺しておくれー!」じゃねえよ。それのせいかどうかはわからないけど、登場人物のキャラクターにブレを感じた。
2019年で一番画竜点睛を欠いたゲーム。
Muse Dash
スケベな音ゲーと聞いて黙っていられなかったんだ。やってみたら健全系エロだった。健全系とは。ようするに『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』ですよ。あれを健全と主張していきますよ俺は。
ゲームはうん、太鼓の達人ですね。曲は教養低めのシャレオツでゴキゲンなやつがズラッと。最近の音ゲーって収録曲多すぎてウッってなっちゃうんですけど、やっぱ歳かな。
Spotifyにだいたいの曲があるが、本当に聞きたいナンバーは数曲しかない。
マジカミ
いわく「ブラウザゲーム史上最高制作費12億円」。いわく「新世代型アーバンポップ魔法少女RPG」。いわく「ダイナミックなHシーン」。触った瞬間に伝わってくる”カネかかってるぜ”感はたしかに唯一無二。
『まどマギ』やら『ペルソナ5』やら『スプラトゥーン』やら『グラブル』やら、もうなにがなんでもパクれるもんは全部パクったれやという強い意志を感じるのもポイントが高い。それでいて根っこの部分は完全にDMMのブラウザエロゲーであり、そこからは脱却しない(できない)という世界の真理を背負っている。
グリグリ動くスケベシーンは「ふーん、エッチじゃん」ってなるんだけど、いざ”使用”してみると動きの単調さが強調されて少々不思議な気分になった。これが不気味の谷ってやつか。違いますね。あと、最近は静止画が増えてるっぽい。
なんで「最近は」って言うかというともちろんプレイをやめちゃったからですね。なんだろ、ヤバいくらい底が浅いんですよ。少なくとも止めた時点ではそうだった。イベントはオート放置するだけの虚無ゲーだし、それができるかどうかはガチャ運次第だし、対人要素はまさに札束バトル。これはいかんでしょ。
どんだけリソース注ぎ込んでもゲームがちゃんとしてないとダメやな、と学べる教育的素材。土台は良いので今からでも大改修してほしいけど厳しいでしょうね。これだからガチャは……
じんるいのみなさまへ
[直球でいきます]
今年のGotY。PS4史上最低のゲーム。それどころか、この四半世紀で最悪の一本である。
ゲーム云々以前で、当然のように商品として成立しておらず、ジャンルをあえて定義するなら「詐欺」もしくは「犯罪」。
Steam でリリースされてる100円ゲーを買い漁って虚無だなんだと叫ぶのがどれだけ虚しい行為か痛感できる。俺これ発売日に限定版をフルプライスで買ったからね。
何がダメってもういちいち挙げてったら2021年が来ちゃうので、Amazonのレビューか「じんるいのみなさまへ クソ」の検索結果あたりを参照してください。やべーぞ(ゲームという文化に対する)レイプだ!
昔、専門学校の卒業作品の取材をしたことがあるんですけど、冗談抜きでそれ未満。どうなってるんだ? これ本当に人類が制作したのか? じつは Google のゲーム制作AIの実験的タイトルだったりしない? ”じんるいのみなさまへ”ってそういう?
本作と例の増資、レガリア発売延期のジェットストリームアタックをもってして「日本一ソフトウェアは死んだ」と認識することとします。俺なんか間違ったこと言ってる? や、間違ってたらすぐにでも訂正します。マジで。
そんなにほざくなら何がどうヒドかったんか具体的に説明してみいやっていう向きもあるかなと思いましたが、書いたらただの罵倒では済まなくなるので、もし興味ある方いらっしゃいましたら個人的にお伝えしようと思います。核戦争の災禍を忘れるな的な意味合いで。
いやあスゴかったぜ。死ね。
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
誘われたので始めた。こんなもんイチからプレイするほど余命残されてないので、がっつりジャンポ買いましたとも。記憶の捏造なかなか難しかったので、公式でなんか適当に動画作ってくださいよ。強くてニューゲームじゃあダメなんだ(ダルいから)。
まあそんなひどい状態でプレイしたけれど、メインシナリオとても良かったです。エメトセルクかっけー。ヒカセンかっけー。双子がエロいッ!
パッチワークみたいなお使いクエストを連射してくるのはさすがに気になったんですが、様式美ってことを歴史から学んだんで、そこはそういうものなんでしょう。でもぶっちゃけオミットしたほうが……あ、ごめんなさい新参者が生意気な口をきいてしまいました。
MMORPGとしては、エデン零式装備一式そろえてIL470にするくらいまではわりとガッツリ楽しめていました。で、絶やるか! ってなって2週間ほどやって「なるほど俺には向いていない」と確信に至り、リテイナーを回すだけのゲームに成り果てました。次のエデン来たら本気出す。
同じゲームをずっとやってたら精神衛生によくないしね!
ファイアーエムブレム 風花雪月
2019年の頂点のタイトルの候補のひとつ。おそらく『SEKIRO』を選ばなければこちらになる。
何が素晴らしかったかはとうの昔に語り尽くされてるし、数少ない問題点も同様だろう。もう今さら特別言うことねーかな……。
プレイフィールとしては『外伝』または『エコーズ』が一番近かった気がする。でもそこまで大味じゃない。でもターン巻き戻しは『エコーズ』からよね、うん。神速とワープで速攻するゲームになるのは『FE』だから仕方のないことなんだ。そういうシリーズなんだ。
年末に配布されてた先生の衣装、どう見ても亀甲縛りでSMしている怖い人なんですけど、あれは意図的なものだったんでしょうか。先生! 先生!! おぬし!!!
アストラルチェイン
良くも悪くも「最近のプラゲだなー」ってなる作品。幽波紋を使ったチェインアクションはある程度成立しているが、革新的な領域には至らず、”良質だけどさほど魅力はないアクションゲーム”止まり。やり込む人は結構な物好きだと思われます。
『ベヨネッタ』のアフターバーナーなんかがよく指摘されますけど、本作もとにかく不要なものが多い。制作陣の悪癖のようなものなのかもしれない。いやどう考えても捜査パートいらんでしょ。面白いわけないじゃん。コナーです。なんならアイテムドロップ要素もいらなかったんじゃないかな……。
ちょっとした特徴として、楽曲数が少なく、それがプラスに働いていることが挙げられる。限定版のサントラに収録されてる曲のほぼすべてが耳に残ってる。これは最近のゲームではわりとめずらしい現象じゃなかろうか。
次のチェインアクションゲーは『パンドラの塔』っぽいやつでお願いします。
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
先に述べてしまいますと、「常闇の女王」要素と「ばいばい、アトリエ」要素、まったくないです。いやあるけど最後だけだよ! ラスボスとエンディングの話じゃねえか! トレイラー詐欺やめろや!
ルルアからエンジン一新しました的なことを言ってたような気がするがほぼ変わらず。伝統と格式のゼログラビティジャンプやムーンウォークには変化ありません。気のせいだったんだろうか。
アトリエシリーズとしては、良くいえばかなりソリッドに、悪くいえば単純になった印象。例によって例のごとく締め切りルールは失われているので緊張感は存在しない。ダラダラと採取しダラダラとレベリングしダラダラと強化する、普通のJRPG。バトルのシステムも新しいようで古く、根っこの部分では昔ながらのATB。もう少しプレイヤーが技術的に介入できるようにすれば一気に変わったかもしれないだけに惜しい。
調合パートは先に述べたとおりシンプルなんだけれど、強いアイテムを作る際に一気にアイテムを突っ込んでいくのは結構気持ちよかった。
あと、散々ネタにされたライザの太腿、俺すっげえ良いと思うんです。よくある華奢な女の子が旅する表現について「その肉体で冒険は無理があるでしょ」って、どうしてもうがった見方をしてしまうんだ。そこにきてあの太さ、説得力の塊だよ。フィジカルを感じる。
念の為に最後にもう一度繰り返すけど、トレイラー詐欺やめてね。二度としないでね。
グノーシア
人狼ゲームをテーマにした作品。まず大前提として、俺は人狼が嫌いです。ゲームとしてまったく受け入れられない。破綻しているとすら考えています。
で、それをふまえて「人狼のクソさ」をきっちりゲームに落とし込んでるのが本作のミソです。搦手できた『レイジングループ』とは別のアプローチ、つまりわりと真正面からゲーム化している。
人狼なのにプレイヤーのパラメータ振りやレベルアップの概念があったり、スキルがあったり、結構無茶苦茶やってるのに「まあ人狼ってこんなもんだよな」って謎の納得感がある。議論パートは実質は無なんだけど、そもそも人狼が無だからそこもOK。
メインシナリオの進行を議論パートの条件クリアにフラグ設定したのも実に賢い。「これならまあそうなるよな」って思える。議論の内容を想像する理由も必要もない。よくできてんな。
しょうもないもんをテーマにしながらそこそこ面白く仕上げてきた怪作。残された謎は、本作が Vita でしかリリースされていないことだけだ。
Unrailed
パズルアクションだ! 素材を集めて線路を作ろう! 列車の進行上にレールがなくなったらゲームオーバーだ! 以上!
幼稚園児でもプレイできそうなくらいシンプルなルールだけど中毒性がある。進行に応じてステージギミックが追加されていくのでダレない。気づくと2時間くらいプレイしていたりする。
本作の真価は3人以上で、かつボイスチャットしながらでのプレイで発揮される。言外の連携が決まるととても気持ちよくなれる。逆に、2人以下でやるとちょっと寂しい。プレイするときは友達にギフトを贈ろう(もらった側の言い分)
Hunt:Showdown
ちょっと昔の世界観でやる『Apex Legends』。説明めんどくせえ。
3人のプリメイドチームかつボイスチャットありが大前提のソーシャルな設計は、古典的とみるか先鋭的と見るか難しいところ。普通にゲームをプレイするまでのハードルが高い。
面白いのはボスの存在。先手必勝で倒せばいいというものではなく、漁夫の利狙いなどの駆け引きが発生する。とても厄介。エイムおばけかチーターかわからんようなやつがゴロゴロしている。
ほぼプレイしなくなってしまったが、原因は明白。先述の通り、そもそもメンツを集めるのが難しすぎるのだ。正直設計ミスだと思うんだけどなあ……。シングルそんなに楽しくないし……。
レティクルが画面中央にないのは許しません。
極限脱出ADV 善人シボウデス
続きモンなら先にそう言えや。言ってなかったですよね? どうだっけ……。
『999』をやっていないとまったくシナリオを理解できない設計。でもそんなもん完全に忘れとるわ! 何年前やと思っとるねん! わしはおっちゃんやぞ! 記憶力には自信あらへんねや!
2012年かあ。Joystiq jpで記事書いた記憶あるんすけどね。もう8年前? マジで?
しかたなく『999』のシナリオを検索したら『シボウデス』のネタバレを力強く食らって、思わずガッツポーズしちゃったね。あれ書いた人はわざとやってると思う。いいセンスだ。
アドベンチャーパートは古き良きという趣で、つまるところ結構難しい。ぼさっとプレイしてクリアできるような内容ではない。一方でシナリオ分岐周りは刺身のタンポポみたいなフラグ管理しかない。演出周りはダルい。
物語は完結せず、『999』のような驚きもないまま『刻のジレンマ』に続くわけだが、そっちがあまりにもダルくて積んでしまったので結論はまだ出せない。ん? いまダルいって
ジム通い
2019年の裏 GotY であり、最強最大の e-Sports。まだ3ヶ月足らずだけど目に見えて筋肉がついてきていて、とてつもないゲーム性を感じる。そら『リングフィットアドベンチャー』売れるわ。筋肉は正義。筋肉は裏切らない。筋肉が正しく導く。
決め手は超近所(徒歩1分)のところにエニタイムフィットネスがあったこと。人間、意識しなきゃ無視してしまうもので、興味をピクチリ感じてこず、去年ジムにちらほら行ってたときもわざわざ徒歩15分のコナミスポーツクラブまで行っていた。べつにプールとか使わないのにさ。
じゃあなんで唐突に? というと、やっぱり不明熱の影響でね。なんとかいろんなアプローチで改善できねーかなと。きっかけはそんなところ。継続できた最大の理由は”マッチョが多いこと”。人間は筋肉を見るとテンションが上がるように創られている。神は偉大だ。神もきっとマッチョに違いない。
それはさておき、近いってのは本当にバカでかいアドバンテージで、ジャージで突撃して思いっきり汗かいてそのまま帰宅してシャワー。完。これが贅沢なムーブだということは理解していますが、もしジムに興味ある人いたら「家から近いところにしろ」と強く主張していきたい。徒歩10分超えたら鉄の意志が必要になるよたぶん。俺には無理だ。
ちなみにエニタイムには別にいろいろ良いところがある。マシンしかないからストイック系マッチョしかいない=わりとマナーがいい(コナミスポーツクラブ梅田茶屋町の客層は限りなく老人ホームに近い)・マシン拭き上げにアルコールティッシュを用意してくれているので清潔(コナミスポーツクラブ梅田茶屋町は小学校で10年くらい使われてるような雑巾しかない)・スタッフがニュートラルかつ親切(コナミスポーツクラブ梅田茶屋町は常連と雑談していることなど日常茶飯事)・24時間営業だからいつでも行けるという安心感がある(コナミスポーツクラブ梅田茶屋町はすぐ閉まるし年末年始は営業していない)・比較的安価(コナミスポーツクラブ梅田茶屋町はやたらと料金プランが実装されてる上に地味に高い)・土足OK(コナミスポーツクラブ梅田茶屋町はわざわざ靴を履き替えなければならない)・トイレがきれい(コナミスポーツクラブ梅田茶屋町は10年くらい前の御堂筋線の便所みたい)など、書き始めたらきりがない。
まあ、その、なんだ。あれだ。「運動を するんだよ」。
GTFO
プリメイドチーム&ボイスチャット前提ゲーを今年は何本かやった気がするが、『GTFO』はその性質が一番濃い。もはや4人揃えないとゲームにならないとすらいえる(いや、ならなくはないんだけどさ)。
残念ながら、現状のデキでは『Payday』と比べることはできない。2019年内に無理やり間に合わすためにひとまず出したんじゃないかと邪推してしまう。武器のビルドパターンは貧弱で、やることは近接スニークキルばかり。ドンパチ状況がほぼペナルティのような扱いで(Rundown C1除く)、撃つカタルシスはあまりない。無論、そういう世界観であることは理解する。だが同意はできない。もう少しやりようがあったはずだ。
演出や世界観は抜群で、ダイナミックなホラーまたはミステリー、そしてSFになっている。ゲームを起動するだけで鳥肌がたったものだ。が、それも現段階で実装されているパターンは少なく、肝心要の探索マップが代わり映えしないのは残念だ。ある種のリアリティなのかもしれないけど。
いずれにせよいまのところ未完成品で、「今後に期待」のパターン。それでも現段階で結構ワイワイ楽しめるんで、素材は良いと思いますよ。それこそ2020年におもしろくなるんじゃないだろうか。なるだろうか。なったらいいな。俺は好きなんで。
ペルソナ5 ザ・ロイヤル
ここまで変えたらほとんどリメイクだよ。快作です。無印プレイ済みなら逆にマスト。『キャサリン』もそうだけど、アトラスはもしかしてリメイク上手夫(うまお)か?
キャラのセリフはちょくちょく追加変更されてるし、ゲームパートは細々と改修されている。全体的にとにかく快適になったが、その最大の要因はロード時間の短縮にある。で、テンポが良くなったぶん、バトルが楽しくなった。やはり後方互換は悪。でもついでなんだからカレンダーにナイフ刺すやつもテンポ良くしてほしかったかな……。
3学期シナリオは良かった。ラスボスの動機もまあ、悪くはない。けど、とにかく新キャラの女の子が意味不明なくらい薄味だったのと、エンディングが投げっぱなしなのは良くなかった。このへんはもう語り尽くされてるから俺からは以上です。
『P5S』、楽しみですね。
ポケットモンスター ソード・シールド
仮性包茎なのでシールド買いました。
厨ポケ雑に吟味して終わりました。
メタモン厳選には至りませんでした。
図鑑は100超えたあたりで「ヨシ!」してました。
現状、どっちかというと例の掲示板の例の画像群のほうがメインコンテンツです。
最近ブームが落ち着いてしまってて悲しいペコ。
十三機兵防衛圏
ちょっと突貫工事したんやろなと感じる荒削りさがある(クリア後のおまけコンテンツでも制作者の愚痴のようなものが書かれていたりする)が、それを補ってあまりある魅力があるアドベンチャー&SLG。
具体的にどんなゲームかというと、ロマンシングマザー吾輩はシム熱血硬派 I SSSS彼方のウルトラガンパレードシュタインズマクロスメタルギアキラー428異聞録エレクトロスフィアクラウン逆襲のオルタナティヴフォートレス2HOTELアンノウンの旅コパスアンズえもんマギカ8フォーマーズトミッション2です。ネタバレ終わり。
バトルパートほんと最高ですよ。ファンネルぱなしまくってセントリーがっつり設置して放置すんの。いやー気持ちいい。こういうのでいいんだよこういうので。ちなみにラスボスには通用しません。
総じて良いゲームなので、上記暗号は解読せずに一度プレイしてみてくれよな!
Virgo Vs The Zodiac
『マリオRPG』とか『マザー』に影響されましたって公言してるゲーム。それだけで不安感を感じるゲーマーはだいぶ訓練度が高いです。
動くドット絵風のグラフィックはいまひとつ説得力に欠き(皆がメタルスラッグを目指せとは言わんが)、シビアなはずのバトルは結局ワンパターンになる。詰めが甘い。
この手のRPGを何十本もやってて気づいたんだけど、「なんか微妙だな……」ってなる作品にはあるとてつもない共通点がある。それは、”最終的に全体攻撃を連発する戦術になる”というもの。これ、真理の種です。持って帰ってください。
別角度の問題点として、いちいち台詞回しが拙いのがかなり気になった。これは英語そのものがイカれてるのかローカライズがポンコツだったのかはわからない。マルチエンドなのにNG+ないし、もっかい英語で周回するほど優れた作品とは思えないので、真実は闇に放り込まれたままです。
Salt and Sanctuary
今更です。いやなに、ずっとやってみたかったんですけどね。せきろとブラボで啓蒙が極限まで高まったものでね。
すんません、3体目くらいのボスでキレて思いっきり Glitch 使ってエンディング見たのでクリアしたとは言えません。これじゃあ無双シリーズだよぉ~~[アイリスアウト]
いやッ! それでも充分楽しかったッ! 俺が楽しかったといえば楽しかったんだッ! 人間たまには俺つえーやらんとダメになりますよ。
ワールドフリッパー
サイピンことサイゲのピンボール。その実態はピンボールのガワをかぶった激アツカードバトルゲーム。現段階で実装されてる最強のボスが8秒で倒されたりしてる。大丈夫か?
あんまり人気出ない前提だったのかもしれませんが、運営はもうちょっとコンテンツ設計しっかりしてくださいね。あとガチャの昇格失敗演出は今消せすぐに消せ。
総括
2019年、驚くべきことに満点のゲームが2本も世に解き放たれた。『SEKIRO』と『じんるいのみなさまへ』だ。前者は100点、後者は0点である。見方を変えればどちらも満点だ。これは皮肉ではない。
100点。
200点。
0点。
そこで熟考すべき点がひとつある。個人だろうがまとめブログだろうが商業メディアだろうが、GotYはあれだこれだと騒ぎ立てたところで、結局のところゲームに対するスタンス・面白さや楽しさの見出し方は個々人によって違いすぎる。ゆえに共通的な見解の軸を定義しえないということだ。
ならば、いっそのこと「俺のなかで今年一番印象に残ったゲーム」をピックアップして紹介するのが一番誠実なのではないか。なまじ「一番優れていたゲームはこれだ!」なんて言い放つからモヤモヤするのだ。
で、あれば、これは残念なことなのだが、今年一番印象に残ったゲームは『じんるいのみなさまへ』だったと俺は断言する。ゲームという文化・商業・信頼の敗北。プレイしたときの衝撃は、陳腐な表現で恐縮だが、本当に筆舌に尽くし難かった。怒り、悲しみ、絶望、諦観、その他諸々。猛烈に揺さぶられる感情。
『じんるい』を怖いもの見たさや興味本位でプレイすることは、それだけで罪だ。このゲームは存在そのものがなかったことにならなければならない。手にとってはいけない。妖怪や怪異の類、もしくは邪教の経典や異界の核のようなものに近い。冗談抜きの話として、絶対にプレイしてはいけない。これは笑い話ではないのだ。
余談だが、さてでは前向きな方で次点はどれか? となると粒ぞろい、豊作の年だった。パッと思いつくものだけでも『RE2』『風花雪月』『Bloodstained』『キャサリン・フルボディ』『P5R』『十三機兵防衛圏』あたりは自信をもってオススメしたい。つまんねー! って言われたら「それは残念ですね、見解の相違というやつです」で済ませる自負がある。ただ、普通の人間そんなにゲームやってらんねえよと怒られそうだ。
個人的に激動の一年だった。人生を否定するようなこと言い放たれたりしたし(e-Sports認定はしない)。でも、『SEKIRO』と『じんるい』を中心に、秀逸なタイトルをたくさん触れたので、ゲーミングエクスペリエンスとしては豊かだったと確信しています。
2020年は……なんかまあ、うん、スゴいゲームが出るだろ! きっと!